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SPECで育ったドラマオタク兼西畑大吾のオタクのノキドア感想

※このノートはノッキンオン・ロックドドア(ドラマ版)のネタバレを含みます※

あとめっちゃ長いのですることなくて本当に暇な方だけ読んでください。

2023年7月29日(土)23時
ノッキンオン・ロックドドア第1話が放送された。
主演:松村北斗(SixTONES)
        西畑大吾(なにわ男子)
監督:堤幸彦

私がドラマオタクになったきっかけはドラマ「SPEC」
同時に私はなにわ男子のオタクでもあり
西畑大吾担である。
(これに関してはまだファン歴1年のド新参)

まあ、そうなるとこのドラマを見ない理由がない。
原作も履修済みである。原作は言わずもがなミステリーとしてとても面白く正直映像化としては個人的にはアニメの方が映えそうな感じもした。
そこまでしといてなんだが原作ありの映像化は不安もあり(どうしても役者が叩かれやすい傾向あり)、見る前の私は「過剰に期待しすぎるとなぁ〜…」などと思っており(最低)とりあえず自担のドラマを楽しみに待っていた。

見る前の私に言う。

ノッキンオン・ロックドドアめちゃくちゃ面白いぞ!!!!!!!!!
下記 ただただノキドアの感想です。


1.ドラマオタクとしての感想

自担関係なしのドラマオタクとしての感想。

①堤監督イズム多すぎる(好き)
私はSPECが相当好きだったので(特にドラマ放送版)単純に事件解決ものの堤監督の作品が見れるのは嬉しかったし、今回はバディのやり取りから小ネタの入れ方から全てSPEC・トリックを思わせる堤監督の演出だった…好き………
(まじで何故マグカップ愛媛Loveと長野Love?)
最初のタイトルコールでノックに合わせた画面切り替えもオシャレで好き。
特に好きだったのは2人の「対照的」や「凸凹コンビ」で片付けられない関係性の写し方。
最初のインパクトでは倒理を下からのアングルで映し「傍若無人」ぶりをアピールさせ、それを注意する氷雨の「常識人」ぶりを最初の5分で印象づけてて良い。これだけだといわゆる凸凹コンビである。
でもこの2人はそれだけじゃないよ〜ってなる銭湯のシーン。堤監督は画角をかなり意識して撮ってる印象があるので倒理と氷雨の顔半分ずつのカットで語られる人間の気持ちが一番難しいというくだり。そして氷雨が倒理の首に触れるシーン。音楽が止まり倒理は全く氷雨を振り返らない。その前のシーンでの氷雨を映すシーンで物陰から覗いてるようなカット。これがめちゃくちゃ良い。「ああ この2人にしか分からない事情があるんだな…」と覗き見しているような気分になり2人の関係性がいわゆる凸凹コンビで片付けられないのが分かりやすかった。
びっくり仰天した美影の目だけ見えるカットも好きだった。怪しさ500%。あれで視聴者は何か得体の知れないこの美影(しかも早乙女太一)とこの2人は対峙していくんだなと思わせる。おもしろ…。
トリック解明のシーンではキーアイテムを目立たせて色を変える演出がおしゃれでわかりやすかった。こういうドラマならではの謎解き解明までのシーンはドラムロールをBGMにしてよりしゃれた感じが好き。て言うか音楽めちゃくちゃおしゃれ。 
あと倒理が画商と初対面のシーンで白い粉が服に付いてるのを見逃さない時の描写で瞳に「袖につく白い粉」が写っている演出めちゃくちゃ好き。これはどれでもそうだけその人の見た目・表情とかを見ただけでその日の行動を推理する探偵ならではのシーン、かっこいい!ノキドアは原作でもそういうシーンが多いのもあってか堤監督の演出はその推理シーンをこれでもかと目立たせているので今後も存分にやってほしい。かっこいいし好みです!

②役者陣の演技すごすぎ
主演2人についてはどうしてもファンとしての目線が入り理性を失うので分けて語ることにします…。
下記 皆さん素晴らしかったけど特に目を引いた役者さんたち。

■四ノ宮竜也(望月歩)
すごい。すごすぎる。もう計3回見てるけど最後の虚ろな目で涙を流すシーン。何回みても鳥肌が立ちます。あれが演技とは、、
望月さんはたぶん初見はアンナチュラルだけどその時から一見普通の子だけど実は闇を抱えるみたいな役が多い印象がある。
堤監督の演出ももちろんあるけれども絶望の中のシュートを決めようとする侘しい背中やそのあとの思わず出た笑みまで最初からそうあったようにしか見えない…。演技レベル鬼すぎるな…と思いました。望月さんは私が好きな野木脚本や塚田監督作品にも多く出ているので好きな役者さんです!個人的に好きだったのはコタキ兄弟の時だったな。話逸れた。
身長がとてもお高くいらっしゃるのに今回のゲスト回では何だか小さく見えたのがすごかった。改めて見てみると台詞がそんなに多くは無いのに「竜也が何故犯行に及んだか」という短い説明の中にギュギュッと詰められててすごい役者だと改めて感じた四ノ宮竜也の演技だった。

■四ノ宮由紀子(高畑淳子)
大名女優なので私なんかが言うのは恐れ多いけどほんと、すごかった………。
まず冒頭の探偵2人と対峙するシーン。
冒頭5分だけ公開されていた時から「高畑淳子さんにしてはなんか泣いてるところ大根くさい演技だな〜…」と失礼なことを考えてた。
が、本当に演技だった。四ノ宮由紀子としての。これ他のやつでも思うんだけど役者さんの演技下手演技すごくない!?
原作では画家の妻自体はあまり干渉しない。夫に保険金がかけられてる以上の動機がないキャラである。(読み込み浅すぎるので確か、だけど)ドラマ版では息子の犯行を止めなかった理由として最後の最後で物語としての自分の芸術の価値を上げるために利用したという動機があったという事にするとは…!これは脚本も良くできてたけど高畑さんの夫を亡くして悲しむ演技をするシーンとあっけらかんとした飄々とした態度の演技と氷雨が言った息子を想う涙を流すシーン。ギャップの塊の演技すぎて開いた口が塞がらなかったな演技だった…。

これからレギュラーメンバー準レギュラーメンバーになる神保さんと薬子ちゃんもとても良かった…!薬子ちゃんはとにかく可愛いながらも掴めなくて全体的に白い衣装なのに天使ではなく小悪魔っぽく見えるから不思議…!とかくかわいい!神保さんの胡散臭さ成分100%の感じも良かったな〜!今後も楽しみです!

2.原作と映像化にあたって

しがない西畑担のオタクなので恥ずかしながら原作は西畑大吾がW主演するよ!って時に買った。なので読み込みがめちゃくちゃ浅い。申し訳ない。でも面白かったです!(浅い)
映像化するにあたりもう小説と映像化の場合は別物だと考えてるけど、やっぱり原作ありきだと原作のどの部分を出してどの部分が映像化に向けて省略もしくは変更があるのかは見ておきたい。
首のくだりをどの辺で出してくるかな〜と思いつつ流石堤監督。伏線大好きマンなだけあって1話からモリッモリ!
1話目だけで言うと大きく違うのはやっぱり犯行に至る動機の部分と画家の妻のくだり。
妻を問い詰めるシーンはオリジナルなので台詞で追加されてて好きだった倒理のセリフ。

所詮家族とは個と個の集合体に過ぎない。
それどころか時に家族ってやつは生活という檻の中で過ごした長さに比例して淀み、腐る。

ノッキンオン・ロックドドア 第1話より

このセリフこの歪になった状態の家族関係をより一層引き立てていて良かった。というか、個人的にこういう家族に関しての綺麗ごとの台詞を否定する感じ好きです。そのあとの皮肉たっぷりのおめでとうも好き。
そして銭湯のシーンで氷雨が四ノ宮由紀子が泣いていたことに気づいてた氷雨も良かった。人の心象や感情を理解しようとするところを得意分野としてる氷雨が気付いてるという場面はとても良い…。
そして今回シークレットキャストとして用意されていた糸切美影。正直ここが一番原作との乖離が不安だった。だってあの美影の雰囲気を用意できる役者がそうそういるだろうか…。極端に目立ちすぎずかといって普通の人間からは浮世離れしていて2人を翻弄しそうな雰囲気の美しいと称される人物…。
早乙女太一さんは正直大正解かなと思いました。ビジュアルは結構違うけど落ち着いたトーンの声となんといってもあの目つき。得体の知れなさが底知れないほどあってゾッとした。

ちょっと見たかった!っ言うのもあり、Twitterでも見かけたけど穿地さんの駄菓子シーンまだ諦められない!めっちゃ可愛くて好きな設定なのでもしご都合が合えばよろしくお願いします!

3.自担への理性なし感想

※※ここからは西畑担の理性がないオタクの感想なのでただドラマの感想が見たい人はここで戻ってください※※


西畑さん、、、、
氷雨の演技する自担エグすぎて顔が良すぎて何回か目逸らしてしまう所だったよ、、まぁ面白かったから逸らしてないけどね、、、好き、、、
西畑さんの演技で好きなところはセリフだけでの抑揚だけでなく映像作品ならではの視線の演技。瞳の可動域エグない?????どうなってんの?自由自在すぎんか???目薬程よくさしなね?????
最初の照れながら事務所名言う時の演技好きすぎ。あのシーン動きは大きくないのに視線と態度だけでちょっと小っ恥ずかしいのが伝わってくる。なんかこれ言わなきゃだめ?みたいな感じかわいい…天才最高天最高じゃん…。
ていうか普通眼鏡なんかしてると表情わかりにくくなりそうなもんじゃん?西畑さんってばそれが全然ないのがすごい…そう、これは一番好きな表情の話の前ふりです!!!!!!!
おそらく僕の担当でもあるよのところのニヤッとしつつ勝ち誇った相棒を前に得意げな表情のところです!!!!!!!!!かっっこ?良すぎ………………
あっでもここからは僕のターンの所も好き!!!!!!は!?全部好きだよ!!!!!!!!!!!!(大激怒祭)(大感謝祭)
好きなシーンで言うと最後の体育館のシーンでネクタイを緩める時色っぽすぎて一瞬本当で気失うかと思った。真面目に。いや本当に。オタク嘘つかない。
ああいうシーンがある時はご一報ください。オタクはすぐ気を失います。

倒理との絡みも天才かわいい。。。競い合ってお互いの粗探しみたいな構図になってるのかわいい〜〜〜〜!!助手に間違えられた時のニヤニヤしてる倒理もとい北斗くんとてもいいですね、、、北斗くんはあれだけ傍若無人さを発揮してるのに堂々とした自然な演技で説得力があるからか全くわざとらしさがない!!!すごい!!!あと顔が良い!!!髪型超似合ってる!!!!!!タートルネック本当暑そうだけど鬼似合ってる!!!!!!!!!料理シーンのエプロンとヘアバンドめちゃくちゃかわいいのでお金を払うので毎回やってくださいお願いします………!!足癖が悪いっぽい役だけど足がお長いので存分に足の長さを発揮してどんどん足癖悪いところ見たいな!
あと自分のターンじゃない時の不服そうな顔がかわいい。
CMでやってた髪わしゃわしゃしてるの早く見たい。可愛すぎる。

堤監督が再三インタビューとかで言っていたけど今回のドラマは倒理と氷雨の関係性にも注目してほしいと仰っていて確かに如実に二人を見ろ!!!!!!!と言うのが伝わってくる演出だなぁ〜と思ったわい……
特に1話は銭湯シーンが二人の関係性を出しててすんごい良い……。
語彙力がないのでそれしか言えないけどもうすごい良い…。
銭湯のシーンの会話全てが最終回への前振りでただただ氷雨が倒理に振り回されている関係ではないという事がわかるシーンになってる。
銭湯のシーンは西畑さんの演技・北斗くんの演技・堤監督の演出・原作での二人の関係の良さと伏線の全てが詰まっているシーンだなぁ…
銭湯シーンで倒理の首に手を伸ばす前の西畑さんの隣を伺うような監視するような何を考えているかわからない視線を倒理に向けてる時の演技毎回魅入ってしまう。
それに対して咎めることも答えることもせずその伸ばした手を無視してるのかはたまた状況を受け入れているのかどっちともつかない演技をしてる北斗くん。その首に触れる瞬間に止まる音楽も全部良い…。

これからも楽しみです!3か月も見れると思うと嬉しい〜です!ロスやばそう。
ともかくめちゃくちゃ暑いのでスタッフさん・キャストさんたちが健康第一で続けられますように…!

ここまで読んくれた稀有な方ありがとうございます。
以下はテンション上がって作った動画です。
読まないでこれだけでも見るのも良いかも!
 ※端末によっては動画(GIF)になってない可能性あり。

それではありがとうございました。
今日も2話楽しみです。

#ノッキンオン・ロックドドア


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