ライブの熱狂が生まれるアニメ;『プリパラ』を見てください!

プリパラ』というアニメを見たことがあるだろうか。このアニメは「プリティーシリーズ」という女の子向けアニメシリーズの作品の一つでありながら幅広い層の人気を集め、続編を含めて4年間放送された。今回私は『プリパラ』が人気を集める理由の一つとして、この作品のライブシーンの魅力を紹介しようと思う。『プリパラ』のライブシーンはファンが熱狂できるよう巧妙に作られている。この記事を読んで興味を持った方には是非とも『プリパラ』を視聴してもらいたい。

『プリパラ』とは

プリパラ』はプリティーリズム作品の後継として放送された「プリティーシリーズ」のアニメ作品だ。シリーズを受け継ぎながらもプリティーリズムとは大きく内容が変わっている。『プリパラ』ではプリティーリズムの中心であったプリズムショーが無くなって、代わりに登場人物たちが歌うライブが毎週描かれている。

プリパラ』の大まかなストーリーを紹介しよう。
 誰でもアイドルになれる空間「プリパラ」。そこへの招待状であるプリチケを手に入れた小学6年生の真中らぁらは、アイドルチームメイトを探していた南みれぃと出会う。憧れていたプリパラの世界でデビューを果たしたらぁらとみれぃはアイドルの頂点「神アイドル」を目指して友情を深めていく。
 らぁらとみれぃは天才アイドルと称される北条そふぃと出会い、三人は固い絆で結ばれたチーム「SoLaMi Smile」を結成する。そこに「Dressing Pafé」を名乗るライバルチームが登場し、2つのチームは競い合い、互いを高め合っていく。
 らぁらたちは仲間のチームやライバルたちと力を合わせて校長先生の『プリパラ』禁止令を乗り越えたり、不思議な存在「ボーカルドール」と出会ったりする中で友情を深めていく。そして次々に出会うアイドルたちと競い、友情を交わしながら「神アイドル」を目指すのだった。

『プリパラ』のストーリーの特徴は、ファンタジーに満ちた舞台設定にある。誰もがアイドルになれるプリパラという空間は現実世界とは隔離されており、例えて言うならなんでもできるVR空間のように描かれている。この世界の女の子はプリパラに入場するとき自分の好きな衣装を着て(体型を自分好みに変えることもできる)アイドルに変身するのだ。

アイドルたちはプリパラの中で思い思いに過ごしている。プリパラの中にはおしゃれなショップが並び、スイーツやグルメも提供されている。しかし、プリパラアイドルの一番の醍醐味はステージに立ってライブをすることだ。
プリパラの世界で描かれるライブは、この作品の最も大きな魅力の一つだ。今回の記事では『プリパラ』のライブがなぜ魅力的なのかを中心に紹介したい。

『プリパラ』のライブ

『プリパラ』のライブは私たちファンの心を掴んで離さない。永遠のライバルDressing Paféがデビューした時の力強いロックナンバー「No D&D Code」の衝撃は今でも忘れられない。アロマゲドンの定番曲「でび&えん Reversible-Ring」のパフォーマンスは何回見ても新鮮だ。エレクトロサウンドを取り入れたTRiANGLEの「かりすま〜とGIRL☆ Yeah!」の完成度は随一だと私は思っている。そして主人公らぁらたちがチームを結成するまでをじっくり復習した後に見る「Pretty Prism Paradise!!!」のライブは格別に感慨深い。

これらのライブはどうしてこんなにも魅力的なのだろうか。第一に言えるのはライブを製作する技術が非常に高いということだ。『プリパラ』のライブ映像は全て3DCGで作られているのだが、このCG動きが非常に滑らかでダイナミックなダンスも難なくこなしている。キャラクターのモデルはどの角度から見ても不自然なところがなく、何種類もある衣装も非常に細かいところまで作り込まれている。背景のCGも隅々まで手が込んでおり、ライブシーンはどこを見ても飽きない映像になっているのだ。

次に注目すべきなのは、この高い製作技術によって私たちに親和性の高い「リアルな」エンターテイメント性が追求されているということだ。プリパラのライブステージは現実さながらに客席と向かい合っており、客席のファンはペンライトを振って声援を送るところまで再現されている。ライブ途中ではアイドルたちのイメージ映像が流れる「メイキングドラマ」というパートが挟まれるが、この演出も現実のアーティストが作るミュージックビデオそのものに近い。つまり、プリパラのライブは私たちがよく知っているエンターテインメントの形式を再現しており、より多くの人が楽しめるものになっているのだ

ライブに熱狂が生まれる

プリパラ』のライブでは「リアルさ」が再現されている。しかし私はその前に、ファンタジーに満ちた設定が『プリパラ』の特徴だとも言っている。これは矛盾しているようだが、実際には「リアルさ」の取捨選択をすることで『プリパラ』を魅力的にしているのだと私は考えている。

単純に「リアルさ」を追求することは、情報量を増やすことにつながる。リアルな人物画を描くために皮膚の皺や髪の毛一本一本の線を増やしていくように。しかし情報量が増えることによって、見る人の視点も同様に増えてしまう。だからアイドルに視点を集中させたい場合、映像の中に細かい機材やバックミュージシャンを描き出す必要は無い。
つまり見せたいものに集中させるため「リアルさ」の取捨選択が行われているのだ。『プリパラ』の場合集中して見せたいものはアイドルの動きと、エンターテイメントだ。それ以外の情報に目を向けなくて良い演出によって、私たち視聴者はライブに夢中になることができる。『プリパラ』のライブに夢中になる瞬間、それはまさに熱狂と言える感覚だ。

ライブから『プリパラ』に触れよう

『プリパラ』はファンタジーな世界にリアルな熱狂を生み出す作品だ。それは高い技術に支えられたライブがあってこそだ。ライブに熱狂することがプリパラを体験することに他ならないと言っても過言ではない。
そこで『プリパラ』を見ていない人たちに勧めたいのは、ライブの魅力を存分に味わえる作品から触れることだ。全部視聴するか迷っている人でも今から紹介する作品で『プリパラ』のライブを見ればきっと『プリパラ』が好きになるはずだ。

まずお勧めしたいのは、『映画プリパラ み〜んなのあこがれ♪ レッツゴー☆プリパリ』だ。これは『プリパラ』2年目に公開された映画で、製作技術が成熟したライブを楽しむことができる。特にアロマゲドンがステージに上がるシーンは臨場感たっぷりでライブの醍醐味を十分に味わうことができる。さらにこの映画は内容が異なる3つのコースに別れており、『親衛隊のコース』ではセクシー系アイドル鍋島ちゃん子が金網デスマッチでライブデビューするという衝撃的な展開を見ることができる。ちゃん子のライブも非常に完成度が高く夢中になること間違いなしだ。この映画はネット配信をしているサービスが少ないため、近くのレンタルショップで借りるのが良いだろう。

こちらは映画公開当時の『親衛隊のコース』の内容を紹介するニュース記事。

よりライブに特化して楽しみたいという人には、『プリパラ LIVE COLLECTION』を見るという選択肢もある。これはレンタルや配信がされていないBD・DVD作品だが現在は3,000円前後で入手できる。最初から最後までライブシーンだけを集めた映像作品で、『プリパラ』の多彩なアイドルと楽曲を楽しむことができる。この作品でお気に入りのアイドルを見つけたり、好きな曲を何度も視聴すると良いだろう。

もちろん『プリパラ』の本編から見始めるのも大歓迎だ。作品中のライブは本編のストーリーに大きく関わっているので、ぜひ両方とも楽しんで欲しい。本編も気になるが、試しにライブを先に見たいという人にはプリパラの各シーズン序盤を見て欲しい。『プリパラ』は1st、2nd、3rdシーズン(そして続編の『アイドルタイムプリパラ』もある)に分かれているが、各シーズンごとに新しいアイドルが登場して鮮烈なライブを披露してくれる。最初から見るより先にお気に入りのアイドルを見つければ話数の多い本編を見るのが苦ではなくなるだろう。ただし、各シーズンの後半はストーリーのネタバレになるので先に見るのをおすすめできない。

さて、この記事では『プリパラ』のライブを中心に紹介したが、これは『プリパラ』の魅力の一部にすぎない。ここでは語り尽くせないほどの魅了が『プリパラ』というアニメには詰まっている。今後も少しずつその魅力を紹介していきたいが、ここまで読んでくれた人たちは是非とも実際にプリパラを見て欲しいと思う。

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加世田山デビ

名前は かせださん と読みます。 自動車期間工からライターになろうとする28歳。

アニメ「プリティーシリーズ」を見てください!

2011年に始まった私の大好きなアニメ、そして2018年の今ますます盛り上がりを見せるアニメ、「プリティーシリーズ」を紹介する記事です。
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