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生鮮クロマグロ水揚げ日本一・塩釜魚市場で架空名義取引、税務署調査で確認、漁獲報告漏れを指摘する情報も

 宮城県塩釜市の水産卸売市場営会社「みなと塩釜魚市場」が架空の名義による水産業者からの出荷を受け付け、販売していたことが明らかになった。税務署による税務調査で発覚し、実在しない業者の名義で出荷した地元の大手魚問屋も税務署から事情を聴かれているもようだ。

  塩釜は生鮮クロマグロの水揚げ量が日本一の漁港で、水産庁は今年3月、クロマグロ漁獲報告体制が適切かどうか現地を調査したことがある。かねてうわさされていた実在しない業者名での取引が判明したことで、水産庁は塩釜市場でヤミの水揚げや販売が行われていないか、改めて調査する必要に迫られそうだ。

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