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ニューキャリアにて23年間を棚卸

【転職するきっかけ】

なぜ、転職しようと考えたのか。ありがちな理由だが、1つは現職の残業や休日出勤が多く、「ワークライフバランスが考慮されていない」ともう一つは北野唯我著の「転職の思考法」を読み、このまま現職にて仕事を続けてある程度の地位になったとしても、「一人で稼いでいける資格や実績はあるのだろうか」という漠然とした将来の不安からである。                 時代錯誤的な企業と業界に身を置いていた私は、そんな生活が普通だと仕方のないことだと自分に言い聞かせて社会人生活を送ってきた。しかし、様々な業種の人との交流会やビジネス書を読むとそれは「仕方のないこと」ではなく、「自分の視野が極端に狭かっただけ」だと分かった。「会社が変わらないのなら、自分が変わればいい」そう思った時には転職活動を進めていた。

【最初の一カ月間】

在職を続けながら転職活動を1ヶ月ほど続けていた私は、エージェントから莫大な求人情報を送られて処理が追い付かず、「ただ他の会社を探していた」だけだった。それっぽい志望動機を並べ、それっぽい書類を色んな企業に送っていた。今思い返すと私は「今より福利厚生がいい。楽な企業に行きたい」わけではなく、「自分が納得できる企業」に行きたくてもがいていたのだ。

【ニューキャリアとの出会い】

かなり疲弊していた。朝4:00に起き、IT業界にいくなら基礎知識くらいは持っていないとと考え、ITパスポートの勉強を行い、夜は履歴書や職務経歴書、企業研究を行っていた。新卒の時よりも時間を費やしたと思う。しかし、結果には全く反映されず、本当に「時間を費やした」だけだった。「このままこの会社に所属していたほうが楽」と考える私と「この業界から抜け出したい」と考える私がずっと戦っていた。そんな時、TwitterのTLに川畑さんのツイートが流れてきた。誰かがいいね!を押したツイートだったと思う。プロフを見ると、「ニューキャリア」という「キャリアアドバイザー」を行っているらしい。「エージェント」と「キャリアアドバイザー」、、。何が違うのか?それでも、エージェントにうんざりしていた私は、話を聞いてもらいたくてキャリアアドバイザーの川畑さんにお話を聞いてもらった。

【ニューキャリアを使った理由】

深夜に登録して次の日に面談を予約した。川畑さんに転職活動について近況をお話したところ、「その方法でそのまま続けたら折れちゃいそうですね。」第三者から改めて言われると心に刺さるものがある。それでも、本当のことだった。転職活動をしていて、現実を叩きつけてくれたのは川畑さんしかいなかったので、逆に際立って見えた。私の直感的に「この人にキャリアアドバイザーになってもらいたい。」そう思った瞬間だった。そして、川畑さんに助言を貰いながら、私の「自分が納得できる企業探し」が始まったのだ。

【ライフ分析】

▼目的
自分の人生曲線に沿って「価値観」「ポジティブ/ネガティブな癖」「理想の状態」を整理する。

▼実施内容
人生曲線を参考にしながら
・なぜモチベーションが上がった(下がった)のか?
・なぜその行動をした(しなかった)のか?
・挫折をどう乗り越えたのか?
・人生を俯瞰してみて「価値観」として大事にしていることは何なのか?
・思考や行動の癖は?
・理想の状態は?(できるだけ言語化)

①価値観
  ・自分の目的や意義になっていることについては、全力でやり続ける傾向にある。
  ⇒業務や仕事など「やりたくないけどやらなくてはいけないこと。」についてを「自分事」  に捉え直す癖をつけ、それを習慣化する。

②ポジティブ/ネガティブな癖(ネガティブな癖への対処法)
 ・どうすれば他者評価が上がるのか。考えて行動する。
 ⇒相手のニーズ(こうしてほしい、こうなった評価する)を汲み取る。相手との会話の中で共通点を探してみるなど。(訓練する)

③理想の状態
 ・業務や任された仕事に対して、「主体的」に取り組めるようになっている。また、仕事に関して重要なスキル取得の為に自己研鑽を怠らない。
 ・他者の評価についてもアンテナを張ることで、キャリアアップしていく。

【仕事分析】

▼目的
現在の仕事における「習得した知識/スキル」「成長」「課題」を整理する。

▼実施内容
・仕事に対してやりがいを感じる(感じた)瞬間は?
・仕事に対して悩んでいることは?
・現在の仕事で「向いてる/向いてない」と思うポイントは?
・仕事を通じて成長できたことは?

・やりがいを感じること
 ・工程(事前に予想していたスケジュール)よりも早く工事が進行していった時。(自分の仕事ぶりを自己評価できるだけでなく、一緒に働くチームメンバーと協力してその結果を出せていることにも達成感を感じる)
 ・様々な職人と協力して問題に対して試行錯誤していき、それが解決した時。
 ・工事を無事に竣工できた時。

⇒一人ではなく、チームでやる仕事において、課題を協力して解決し、最終的に成果に繋げることができた時

・悩んでいること
 ・就業時間が長く、休日対応、工事も多い。
 ・需要が上がり続けているが、人手不足の為、一人当たりの業務量がかなり多い。

⇒建設業界、施工管理職から別の業種、職種への転職をすれば解決

・向いていると思うポイント
 ・チームで協力しつつ、課題解決に向かう点は自分に合っている。
 ・職人だけでなく、実際に住んでいる人や管理人などともお話する為、それは楽しい。

・向いていないと思うポイント
 ・業務において、工事が完遂するまで業務量が膨大な為、処理が追い付かない。
 ・ガテン系が多い為、対人関係においても向いていないように思う。

・成長できたこと
 ・納期を逆算して工程を組み立てるようになった。
 ・長時間、集中して作業を行う為、集中力が上がった。
 ・様々な人とコミュニケーションが必須の為、分かりやすく説明する言語化能力が上がっ
  た。
 ・施工検査や資料配布の際、見落としている箇所はないか。といったチェックする癖が
  ついた。

⇒施工管理業務で身につくビジネススキル
★プロジェクトマネジメント(コスト管理、品質管理、人員管理、調整)
・コミュニケーション(説明、納得してもらったりする場合)

・スケジュール管理(工程管理)
・人間関係構築、調整(職人調達、関係各所への調整)
・書類作成、ツール利用(Word、Excel、PowerPoint、AutoCAD)
・ビジネス体力(心身ともに体力の上限値が上がった、ストレス耐性もついた、集中力)
・報連相(ダブルチェックの癖)


【キャリア納得度のスコアリング】

▼目的
キャリア納得度を決める要因の理解、現状把握。

▼実施内容
・キャリア納得度を決定する要因の理解
・現在のキャリア納得度をスコアリング

自由度:自らが裁量権を持つ様な立場になる。
⇒専門的知識と実務経験を高めていく姿勢を忘れずに、実力が可視化出来るような資格等を取得する。

成長度:仕事に対してどのようような学びや意義があるのかを考える。
⇒任される仕事対して、「当事者意識」を持って捉え直し、取り組む癖を付ける。こうしたら「分かり易いかな?」といったアレンジを加える作業を忘れない。

適正度:建設業界や施工管理職はそういった業界だと割り切る。
⇒自分の上司や先輩方の姿や業務内容を把握し、今後自分もやることになるという、心の準備をしておく。

明快度:行う現場の数をこなし、60%くらいのクオリティで引渡しとする。
⇒直属の上司が複数の現場を掛け持ち、事故・遅延、書類関係の不備無く、竣工を迎えることが出来ている為。また、その人の昇進が早い。

親密度:自分の思考を「どういったら人に好かれるのか。」と他者評価を少し重視したものに変化させる。
⇒コミュニケーションを取っていく中で、「この人はこういった傾向があるな。」など、関わる人に対しての共通点や仕草を観察し、どう接したら信頼して貰えるのか日々検討・実践する。

貢献度:居住者や職人とのコミュニケーションを欠かさずに、ニーズを汲み取る癖を付ける。
⇒実際に住む人の問題やそれを解決しようと工事を実際に行なってくれる人たちの意見や要望を解決することで、それが結果的に住環境を改善することに繋がると考えているから。

【市場選択】

▼目的
転職市場にある「選択肢」と「自分の市場価値」を理解。

▼実施内容
・転職市場に存在する職種を理解
・その中から「現在の自分の市場価値で選ぶことができる選択肢」を整理
・スカウト型転職サービスに登録して、市場価値を測る体制を整備

・サーバーエンジニア
・ネットワークエンジニア

【キャリアプランの作成】

▼目的
キャリア納得度を上げるための「TODO」を決め、「計画」に落とし込む。

▼実施内容
・キャリア満足度を改善するためのTODOを確認、修正
・TODOを計画(スケジュール)に落とし込む
・「転職すべきかどうか」を決める
・転職活動を実施する場合は「求人選定条件」「利用する求人媒体/エージェント」を決める

面談やCCNAの資格勉強、プログラムの学習を独学で進めていく中で、インフラと開発が両方できるフルスタックエンジニアになることでこれからの世の中を一人でも稼いでいける人間になれのではと考えた。その為に以下の点にて入社を志望する要素がある企業を2社見つけた。


・大手メーカーやITベンダーに技術ソリューションを若手から携わることのできる会社。

・ベンチャー企業にて現場で指導頂きながら、自分でも貪欲に学ぶ環境に身を置き、スキルとキャリアを磨いていく会社  

どちらも入社ハードルが高い企業であり、入社後も技術や資格取得の為に厳しい環境が続くと予想されるが、私が完全に未経験者であること、新卒者とのビハインドを考えたら『居心地が悪く、環境がいい』企業に身を投じるのはこれからの人生において確実にいい経験になると感じている。

2021.06.09追記

その後、自分の軸を定めたまま資格勉強と共に転職活動を続けた。なんと、1番最初に入社したかった企業に復活内定することが出来た。

経緯としては、選考お見送り後どうしても忘れられなかった私はその企業が違うエンジニア職にて採用を続けていたことを知っていた為、「一度選考から落ちていますが、面談可能でしょうか?」という一文を添えて面談を行った。
面談をしてみると実際に選考でお話した面接官との話になった。
そこで一言、「実は、〇〇さんが希望していたインフラエンジニア職の採用人数増員が決まったんです。私さんが希望なさるのならもう一度受けてみませんか?」と。
正直驚いた。内定率がかなり低く、ポテンシャルを重視している企業にもう一度チャンスを貰えるのかと。
そのまま、資格の勉強にてエンジニアとしての知識を深め熱量を持って面接に望んだ所、最終面接にて無事内定を頂いた。

まさか、自分が一番最初に志望していた企業に入社できるとは思っていなかった為、かなり嬉しかった。しかし、入社がゴールではないことは事実であるため今後エンジニアとして厳しい環境に身を投じていくことになる。そこでいかに自分の技術や知識に磨きをかけられるかが、『一人で生き抜く力』を身につけるために重要になってくる。自分自信で決めた目標を決して忘れずに貪欲に学び、手を動かしエンジニアで活躍する。

ここまでキャリアについて相談に乗って頂いた、川畑さん。ありがとうございます。
これからも、自分のキャリアについてアップデートしエンジニアとしてもまた1人の人間としてもバリューアップ出来るように精進していきます。

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