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絵本『よるのひみつ(仮)』

#土屋鞄の絵本コンテスト

2020/11/25追記
土屋鞄様から発売されました!以下でご購入いただけます。
完成までサポートしてくださった皆様、本当にありがとうございました!

EC通常版:https://tsuchiya-randoseru.jp/products/bk0901zz
EC特別版:https://tsuchiya-randoseru.jp/products/bk1001zz
絵本取扱実店舗:西新井本店、軽井澤工房店、童具店・仙台・中目黒・南大沢・南町田・横浜・名古屋・大阪・神戸・広島・福岡


はじめに

絵本のコンテストを見つけたので応募してみます。テーマが「長く大切にしたいもの」ということなので、成長するにつれて失いがちな「苦手なものに立ち向かう勇気」「子どもの好奇心」「頼れる友だち」をテーマにしたお話を考えました。

主人公

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↑左がココ、右がモモです。ココは言葉を話すことができます。
現段階では作中の名前は全て仮に名づけたものです。そのため、「ねこざぶろうさん」など、毛色のちがった名前がでてきますが気にしないでください。

ストーリーと絵

(※絵の大半は未完成です。追ってきちんとした絵に差し替えていこうと思います)

モモは、なかよしのココといっしょに、ひとりといっぴきのふたりぐみで、そうげんのまんなかにくらしています。


モモにはこわいものがありました。それは、よるです。
よるになると、
「みゃー みゃー」
「りりりり りりりり」
「どてどて どてどて」
「おべひょるるー おべひょるるー」
と、たくさんのぶきみなおとがきこえてきて、とってもおそろしいのです。モモは、これらのおとはおばけのこえにちがいないと思っていました。


あるひ、モモはココにそうだんしました。
「ぼく、よるがこわいよ。」
「じゃあ、いっしょにいって、しらべてみようか。」
「でも…。」

「だいじょうぶ。ぼくのよくきくはなときみのまほうのランプがあれば、なんだってへいきさ!」

やっぱりよるがこわいモモでしたが、たよりになるココがいっしょだとおもうと、ゆうきがわいてきました。
「わかった!いこう!」


おひさまがかくれたころ、モモとココはしゅっぱつしました。

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おとのするほうへあるいていくと、らんらんとひかるめがうかんでいるのをみつけました。
「みゃー みゃー みゃー」
「あのめからこえがするよ。やっぱりおばけかしら。」
「くんくん…なんだ、なるほど。モモ、こわがらなくてもだいじょうぶだよ。」
ココがそういうので、モモはゆうきをだしてそのめへちかづいていきました。

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ピカッ!モモはランプをもちあげました。
「あっ、きみは。」
なんと、モモがこわがっていたあのめは、ねこのねこざぶろうさんのめでした。
「やあ!こんなじかんにあうなんて、めずらしいね。」
いつもねているねこざぶろうさんですが、いまはなんだかげんきがいっぱいです。
「ぼくはよるのほうがげんきがでるんだ。ひるとちがって、わくわくするだろ?」
「うん!」
ねこざぶろうさんのいうとおり、ももはなんだかわくわくしていました。

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「よおし、どんどんおとのしょうたいをしらべるぞ。」
ももは、ココといっしょにいろんなおとのしょうたいをしらべていきました。
「どてどて どてどて」とはしりまわっているのはねずみのちゅーたろうさん、
「りりりり りりりり」と はなしているのはこおろぎのげんさん。
「おべひょるるー おべひょるるー」とへんなねごとをしゃべっているのはひつじのめえこさん。
モモは、よるのひみつをどんどんときあかしていきました。  

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(文無しの見開き。寝ている羊、コオロギ、ねずみ、ねこなど)


と、そのとき。
「うふぉふぉーん、うふぉふぉーん」
どこからともなく、おなかにずーんとひびくようなぶきみなおとがきこえました。
「こんどこそよるのおばけにちがいない。」
ふたりはかおをみあわせて、ぞっとみぶるいをしました。
「なんのおとだろう。」
「もしかして、みたこともないとってもへんなものだったりして。」
かんがえればかんがえるほど、ふたりはおとのしょうたいがきになってしまいます。
「しらべなくっちゃ!きみのよくきくおはなとぼくのまほうのランプがあれば、なんだってへっちゃらだよ!」
ふたりはゆうきをふりしぼって、くらやみのなか、おとのほうへとふみだしました。

おとをたどってたどりついたのは、うみでした。
「どうしよう!ぼく、およげないよ。」
モモが言いました。
「だいじょうぶ。ぼくがひっぱってあげる。」
ココが言いました。ココはいつでもたよりになります。
ちゃぽん!じゃぶ、じゃぶ、じゃぶ。 じゃぶ、じゃぶ、じゃぶ。 ココはすいすいおよいでいきました。 どんどんうたごえのほうにちかづいていきます。
「くんくん…ここだ。モモ、まほうのランプでてらしてごらん。」 ココがいいました。

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 ぴかっ!「わあ!」  
ふたりのなんじゅうばいもおおきなくじらさんが、あたまをひょこっとだしてこっちをみているではありませんか。
なんと、おとのしょうたいはくじらさんのはなうただったのです。

「おや、おきゃくさんかな。」
「きょうはいつもよりほしぞらがきれいだから、ついきもちよくなってうたってしまったんだよ。」
みあげると、そこにはまんてんのほしぞらがひろがっていました。


「こんなにたくさんのおほしがみられるなんて、まっくらよるもわるくない。」

ふたりはしずかなよるのなみにゆられながら、なんだかゆめをみているようなうっとりしたきもちになりました。
「おやおや、おやすみのじかんかな。わたしがいえまでおくってあげよう。」くじらさんがいいました。
「おくるって、どうやって?」ももがききました。
「わたしのあたまのうえにのってごらん。」
くじらさんのいうとおりにして、モモとココはくじらさんのあたまのうえにのぼりました。
「わあ、たかーい!」
「いくぞ、いち、にの、さん。」

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ぴゅー!

モモとココはそらをとんで、あっというまにおうちにつきました。ちゃくちのときは、ココがしっかりキャッチ。やっぱりココはたよりになります。
「たのしかったね!」
モモはすぐにおふとんにはいりました。すると、とおくからくじらさんのうたがきこえてきました。きょうは、こもりうたです。
よるにはともだちがいっぱい。そうおもうと、モモはうれしくてたまりませんでした。
モモはしあわせなきぶんでねむりにつきました。おしまい。



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