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福はうちー

友だちからラインが来た。
「横浜に引っ越す」
ってーーーーー 
悲しすぎる。深い深い井戸に落ちてあがってこれない気分。月を見ては、孤独を感じ、星を見ては、淋しくなった。平安時代だったら、確実に和歌を詠んでるわ。

和歌は思いつかないからラインで
「えーーーー」
と送った。なんと、風情のないこと。10歳年下の友達だけど、そんなこと忘れて足元に絡みついて、「行かないでー」って止めたい。

いや、いや、そんなことしたって、友だちは迷惑なだけだ。
友だちも悲しがっていた。「引っ越しだー わーい 」って喜んでなくて、よかった。
こんなことなら、もっとお茶をしておけば、良かった。もっと小旅行もしておくんだった。いなくなると、その大切さが分かるなんてことは、遠い昔から何度も体験してきたことなのに。ちっとも学習できていない。

この悲しみをいやす為に、クドカンのラジオを聞いた。笑いが救い。
そしたら、そしたら、クドカンのラジオも終わる。。。。
ただ、聞くだけじゃなくて、お便り出した方がよかったのかしら。いや、正直いうと、聞いていない時もあった。聞いておけばよかったーーーーーー

時既に遅し。好きなものには、好きと。愛しているものには、愛していると、その時に伝えなきゃね。

昨日は、いいことが起きるように、「福はうちー」を連発して、部屋中に豆をまいた。
もったいないから、拾って食べた。
おいしいけど、寂しい味。


読んでいただきありがとうございます!一緒に様々なことを考えていきましょう!