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小説を読むのが苦手 それでも読みたい人へ向けて

小説を読むのが苦手でも、読みたい!と思っている人は、たくさんいると思います。
私もそうです。

でも最近、読む量が少しずつ増えてきました。30代前半までは年に1冊くらいだったのが、40代になった今では、毎日読んでいます。

どうやったら、読めるようになるか、読むようになるか、知りたい人がいるかもしれないので、そのことについて書いてみたいと思います。

とっかかりに、小説好きな人に、「どんな本がいい?」と聞くことがあると思いますが、小説好きの人が紹介してくれる本は、ほとんどの場合、面白くないと思います。

そういう人達は、読むレベルが高く、初心者には、まだその小説の良さが理解できない可能性が高いです。

そして、仲の良い友人や家族の紹介もあてになりません。食べ物の好みが似ていたり、洋服の趣味が似ていても、たとえ気が合っても小説の趣味が一緒だとは限りません。

小説の世界は、あらゆる思考タイプの人を受け入れてくれるが故、多種多様です。それに人の本音、思考は、普段見せてないことが多いので、本当に合う小説は、他人には、見つけてもらえないのでは、ないでしょうか。

結論を言うと、自分で見つけ出すしかないと思うのです。でも、小説を読んで理解できなければ、はじまりません。読みだしても、何を言ってるか分からないと、眠くなって、結局、本を閉じるだけ・・・ 

どうやったら良いか考えました。

まずは、作家の文体に慣れることが大事なんじゃないかなぁと思います。文体は作家によって様々。例えば、司馬遼太郎の文体と村上春樹の文体では全然違います。

「五十年連れ添おうとも、ただの二夜であろうとも、 契りの深さにかわりはないとおもいたい」 司馬遼太郎 著 『燃えよ剣』 より」 

「ウィスキーというのは最初はじっと眺めるべきものなのだ。そして眺めるのに飽きたら飲むのだ。綺麗な女の子と同じだ。」 世界の終わりとハードボイルドワンダーランド

それぞれの世界観になれていれば、読みやすくなると思うのです。

そこで、作家の名言TwitterのBotをいくつかフォローします。

こういうのを毎日、毎日眺めたり、読んだりするのです。短い文章だと読む気が起きるので大丈夫です。

ちょっと慣れてきたなぁと思ったら、今度はエッセイに移ります。雑誌のインタビューでも良いかと思います。基本的に、エッセイは読みやすく短い。作家がどういう思考の人なのか分かり、その考えが馴染んできやすいです。

このへんで、希望の光が見えない場合は、別の作家に行くのもいいでしょう。

ちなみに、村上春樹の場合は、ラジオもやっているので、それを聞くのも良いかもしれません。ちなみに次回は、4月21日のようです。

そして、いよいよ小説。なるべく薄い本が良いでしょう。1冊読めば、たぶん小説を読んだ!という自信がつくはず。そして、同じ作家ばかり続けた方が断然近道だと思います。読めば、読むほど、すらすら読めると思います。同じ言い回し、同じ考え方で書かれていますから。

村上春樹の場合は、ラッキーなことに翻訳もしてくれてるので、先日
「ティファニーで朝食を」トルーマン・カポーティ著 が読めてしまいました。村上春樹の文体だから、読みやすい、読みやすい。まさか、ちょっとした古典を読むまでになるとは! 


ネットやラジオ、テレビ→エッセイ→小説を繰り返していくうちに、自分の中では、たぶんこういう小説がすきなんだなぁというイメージが出きつつあります。

でも、まだまだ、道半ばです。また、いい方法が見つかったら、書いてみます。

#日記
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読んでいただきありがとうございます!一緒に様々なことを考えていきましょう!