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「好きな子にフラれる」は自然の摂理か? 1

「僕はなぜ、女の子にフラれたのか?」

今まで、僕は自分がフラれた理由を正確に理解できていただろうか。
告白してフラれると、その女の子とは気まずくなって会えなくなる。
よしんば、フラれた後も交友関係が続いても、「どうして僕はフラれたんですか?」なんてアホな質問をぶちかますことはできない。

カスカスの勇気をなんとか振り絞ってこう尋ねてみても、どうせ「今は彼氏はいらない」とか言って曖昧な返事が返ってくるだけだ。
女の子も、きっと僕を傷つけたくないんだ。

もしかしたら、フラれた理由は一つじゃないのかもしれない。
他に好きな人がいる。
外見が好みじゃない。
収入が低い。
身長が低い。

でも、そうじゃないのかもしれない。
僕がフラれたのは
「余裕がなかった」からなのかもしれない。

正直、好きじゃない、どうでもいい女の子の前では、自然な状態でいられる。
そういう女の子に限って、僕を好きになったりする。
でも、片想いをしている女の子の前では、緊張してしまう。
余裕がなくなる。
自然な行動ができない。
会話もうまくできない。
そんな僕を見て、その女の子はこう思うんだろう。
「こいつ、キモ」

でも、どうやっても、自分で分かっていても、自然な状態で接することができない。
すごく好きだからこそ、テンパる。
会話するたびに、ぎこちなかった自分を思い返し、後悔の波がくる。
耐え難い状況になる。

耐え切れなくなり、僕は、その女の子に告白する。
結果は火を見るよりも明らかだ。
僕は、好きな子にフラれる。
何回繰り返された過去だろうか。

なんとかならないのか?

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