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「好きな子にフラれる」は自然の摂理か? 2

片想いが辛すぎる。

どうして、こうも辛く、そしてキモくなってしまうのか。
好きな人に対する気持ちが強すぎるのか。
例えば、僕の目の前に神様が降りてきて、
「しんどいやろ。もう諦めた方が幸せになれるで」という、関西弁の方に気を取られてしまうぐらい、誰もが「そんなこと分かってるよ」と思うような普通のアドバイスを威厳たっぷりに僕に投げかけたとしても、きっと僕は諦められないだろう。
関西出身の神様に言われてもダメなぐらい、僕は、執着してしまっているのだ。

もしかして、執着が原因なのか。
好きな子の前で、自然体でいられず、ぎこちなく、劇的にキモくなってしまう、そんな僕を生み出しているのは、執着じゃないのか。

確かに、僕の心が辛くなる直前、いつもこう考える。
「この子と付き合えなかったらどうしよう・・・」
この考えが、僕を不安にさせ、そして、僕はテンパるのだ。

じゃあどうする?
どうすればいい?
執着をなくすには。

「執着」という言葉には、枕詞的に「一人の女の子に」が入る。
「一人の女の子に執着する」から、「この子と付き合えなかったらどうしよう・・・」
と考えるのかもしれない。
そして、不安になり、キモルートに入ってしまうのか。

ならば、同時に何人もの女の子を狙う?
同時に複数の女の子を狙うと、どうなる?
きっと僕はこう考えるのかもしれない。
「まぁ、別にこの女の子にフラれてもいっか。」
もしこう考えることができたら、心に余裕が生まれそうな気がする。

しかし、「同時に何人もの女の子を狙う」というのは、僕の今までの恋愛人生の中ではなかった言葉だ。
義務教育でも、大学受験でも勉強することはなかった。
むしろ、そういうヤツは、世界中の、70億人の、全ての老若男女から「チャラっ・・・」と言われるだろう。
そんな発想、僕にはなかった。

好きな人ってのは、一人で、
一人の好きな女性にアプローチするのが、恋愛だと思っていた。

でも、僕の「好き」という気持ちは、本当に、その子の全てを見て、
「この子しかいない!」と結論づけた「好き」だろうか。

正直に言おう。
ただ外見が好みで、自分に優しくしてくれて、笑顔で会話してくれたから、「好き」になったのだ。
付き合ってもいないのに、その子の全てなんて知りっこない。

一つの仮説が、僕の中で生まれた。
「色んな女の子にアプローチすれば、執着もなくなって、キモさも減るんじゃね?」


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