家具とか揃えるのにインテリアの勉強したよ
家を購入するとまぁ普通に部屋が広くなったり、いろいろ新しくなったり綺麗になったりで、こういうイベントがあると家財も色々揃えたくなるっていう、心理学でいうディドロ効果ってやつですね。多分に漏れずインテリアを揃えたくなりました。
家を建てる上で勉強になったことの1つが、「全部お任せでいい家は出来ない」ということですね。結局ディレクションする側の施工主がどの程度関われるかで大きく変わってくるかと思います。何が出来て、何が出来ないか。どんな家にしたいのか。コンセプトと優先順位は明確に決まっているのか。ですね。
当然相手はプロなのですが、こっちの手持ちの家具や趣味まで全部わかってるわけでもないし、そのヒアリング技術を磨いているわけでもないし、そもそも建てるプロであって住むプロではないと言うことなんですよ。なのでモデルルームは綺麗でも、たった後その家がどうなっていくのかとか、たった後の不満の大小なんかは結局施工主の責任なんかなと。
あれ?これって仕事も一緒やない?笑
今回インテリアを考える上で、よくよく考えたらちゃんと勉強したことなんかないし、これはちょっと本でも探そうかなと思い立ってTUTAYAで買った本がこれ。
インテリアの基本 - 主婦の友社
「心地いいわが家のつくりかた」 (https://www.amazon.co.jp/dp/4074193310)
主婦の友社ってすごい名前だなオイ。俺は主婦か笑。何はともあれこれが非常に参考になったわけです。第一に良かった点は「好きからはじめる」ということ。あーしたいこーしたい色々出てきてまとまりつかないものですけど「好き」というキーワードでまとめていけば当然好きになるっていう。こういう考え方は好きです。
次の章ではテクニカルな内容に移行していきます。まずはインテリアコーディネートの基本。私は兎にも角にも「基本」ってのが大好きでしてね。基本に勝る必殺技もないわけなのですよ。なので、基本というキーワードを使われるとピクンと反応するわけです。この本で紹介されているインテリアスタイルは12種類。
・ナチュラル
・シンプル
・カントリー
・モダン
・クラシカル
・ブルックリン
・アメリカ西海岸
・インダストリアル
・クラフト
・北欧
・フレンチ
・ジャパニーズモダン
この他にも当然あるし、組み合わせられたスタイルもあるわけなんですが、まずは自分の好きなスタイルを発見して、そのスタイルにあった好きなものを揃えていけば、上手にコーディネートされていくというわけです。非常にスマートですね。因みに我が家は建築会社の色もあってシンプルモダン 。というスタイルです。
・カラーコーディネートの基本
・家具の選び方とレイアウトの基本
・照明の選び方とプランの基本
・キッチンの選び方とレイアウトの基本
・ウィンドートリートメントの基本
といった順番でチャプターが進んでいくのですが、この中でとくに興味深かったのが「カラーコーディネートの基本」のチャプター。色の配分の比率、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーから始まり、色の「しくみ」と「個性」の基本知識まで叩き込んできます。美大とか芸大とかってこういうこと学ぶんやろか?幸せもんやね。
勉強しながら思ったのは、WEBデザインと共通点がものすごくあるということ。というのも、同じく人が視野に入れて感じ取るものをデザインしているわけだから、共通点がたくさんあっても何も不思議ではないんだけど、思ったよりも共通点が多くてちょっとびっくりしたって話。でもWEBデザイナーのほんとんどこういう事を勉強してない笑
当然、建築会社のプランナーはこういうことを勉強しているはずなんだけど、思ってるよりもいい仕事ができているとは言い難い。これは「全部お任せでもいい仕事してくれるでしょう」というレベルで考えた場合にね。そうでなくて、施工主がコンセプト作りから、どこにどんな道具使うかまでかなり細かくディレクションするっていうのが前提ならいい仕事してると言えると思う。
家造りも仕事も一緒で、全部お任せだと個々の能力が高くてもあんまりうまくいかなくて、結局ディレクターの力で出来上がるものは結構変わってくる。ただディレクターっていうのも難儀な仕事で、多方面のスキルを満遍なく求められるものだから、そういうのが得意な特性の人じゃないとディレクターとしては成長できないのかなと思う。
まぁ、私の場合は自分で言うのもなんですけど割となんでもできる方で、自分では究極の器用貧乏だと思ってんですけどもね。スペシャリストしては大成できないけども、社長としては悪くない特性だったんかなと。思ってるわけです。おかげで家造り捗るわ笑
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