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#VTuber楽曲大賞2021 に投票しました

 今年出たVTuber楽曲で良かったと思う曲を投票するイベント、VTuber楽曲大賞2021年に投票しました。いや~~~!!めちゃくちゃ悩んだ……。候補は大体決めていたんですけど、そこからさらに聴き返してみたらこっちも良いな、あっちも良いなとなってしまって、結局前回書いた投票したい楽曲の記事にない曲を選んだりしてしまいました……。

 ただでさえ素晴らしい楽曲やMVで溢れているこのVTuberの世界で、5つの楽曲と3つのMVを選ぶのって普通に考えて無茶苦茶なことを言っているなあと思います。特にMVは楽曲の好みに加えて映像として様々な評価軸が発生してくるので本当に3つは無理~~~~って頭を抱えました。だからこそ誰かに選んでもらったVTuberさんは思いっきり胸を張っていいし、そうでなかったとしてもあなたの作品は誰かの頭を抱えさせたかもしれない。どうしても推しが入りきらなかった人は、ここだけじゃなくても色んな機会で好きや評価を伝えていきましょう。あと、今これを読んでいて私の作品を選んでくれた人がいたら…………𝕃𝕆𝕍𝔼……。


 以下、投票した楽曲と選んだ理由とか。


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楽曲

アノニマス / 高峰伊織

 これは真っ先に選びました。今年一番聴いたVTuber楽曲になると思います。期間中に『いたいよ』のMVが来てなかったらMVにも入ってたかも。変拍子だし展開もトリッキーなのにまっすぐと突き抜けていく不思議な楽曲。曲が進むにつれてゆったりと華やかになっていく楽器隊や、どんどん気持ちがこもっていく伊織さんのボーカルが本当に古き良き意味で"エモい"。こういう雰囲気の曲めちゃくちゃ好きなんですけど、言葉でどう表現したらいいのかわからなくて歯がゆい……。本当に紆余曲折あって迎えた三周年にこんな集大成のような作品を出されたらもう感情になるしかないし、そういうバックボーン抜きにしても作品として素晴らしすぎました。


ウラノミト / 月ノ美兎

 これもめちゃくちゃ聴いたVTuber楽曲ですね。音源で言えば委員長のアルバムが一番聴いてるかも。MVの方で選ぶか死ぬほど悩みました。美兎(オタクなのであえてこう呼ばせていただきます)がひたすらに可愛い。初めて聴いた時はほんとに意味がわからなさすぎて衝撃でした。絶妙に外してくるというか、もうほとんど気持ち良くないぐらいの外し方なんですけど、そんなキワキワっぷりがだんだん気持ちよくなってきて癖になるし、ベースはわけわかんないぐらい暴れてるし(弾いてるのユニゾンの田淵さんなんですね)。楽曲としての完成度が凄すぎた……。委員長のアルバムからだとThe SmithっぽいのにNARASAKI色が前面に出すぎてしまっている『浮遊感UFO』とか、一周回って逆に正統派でしょこれっていうレベルの『みとらじギャラクティカ』、もはやいとうせいこうな『NOWを』など魅力的な楽曲がたくさんあって、それらも候補に入っていました。


ジト目の女の子になりたかった / てれかす

 これもMVの方で(略)。ジト目おどりかわいい。最初のギターがtoeっぽくて完全に心を掴まれましたね。てれかすちゃんの中でもこの曲は特にポストロックの素養を感じるな~と思います。すごく切ない曲調だし歌詞も後ろ向きなのにどこかコミカルで可愛いくて、涼しいけど冷たくはないような絶妙な温度感でずっと続いていくのがすごく心地よかった。じと~じと~っていうサビは一回聴いただけで完全に頭に残ってしまうし、今年色んな曲を聴いて頭の中が情報でぐちゃぐちゃになった後でも、じっとりと脳にこびりついて離れなかった。ジト目だけに。




ジト目だけに。


ピクトグラム・ラブ / sumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司

 冒頭に貼った投票したい楽曲の記事では同じEPに収録されている『江ノ島で海鮮丼』を貼っていたんですけど、改めて聴き返してやっぱりこっちかなとなりました。元々ずっと迷ってはいたんですけどね。単純に歌が良すぎませんか?どの部分をとってもメロディが良すぎる。楽曲全体として奇を衒わずにシンプルに完成度がめちゃくちゃ高いんですよね。ポップスとしてのクオリティを考えるとこの曲は選ばないといけない気がしました。この曲が収録されている『小旅行.EP』は個人的に大好きな温度感で、音源の流れで聴くとまた違った良さがあったのでまだ聴いてない人は聴いてみてくださいね。


DENKI-UNAGI / Over Head Act

 OHAは絶対入れたかった。アルバムを聴き返すたびに一番好きな曲がどんどん変わっていったので『Small Clone』『STP』と迷いましたが、最終的に一番聴いたであろうこの曲にしました。これが5人のOHAだ!!!!と主張せんばかりにそれぞれの個性が前に出まくってるのにしっかりとまとまっているのはバンドの力量を感じます。あとこれは何回言ったかわかんないんですけどこの曲のプログレみたいなキーボードとヌーノ・ベッテンコートみたいなギターが好きすぎる。聴けば聴くほどここすきが増えていく!好きポイント多すぎるで賞です。

MV

いたいよ / 高峰伊織

 基本的にこういう投票系は1アーティストで1つしか選びたくないタイプなんですけど、そんな縛り抜きで選んじゃうぐらい今年の伊織さんはヤバかったなと思います。単純にボンタさんの作品が好きすぎるっていうのもあるんですけど、『アノニマス』とはまた違った現代的な楽曲に対して、未来的な世界観の人形劇でアプローチしてくるのは流石としか言いようがないですね。しかもただ人形劇です!っていうだけじゃなくてMVの構成やカメラワークが単純にめちゃくちゃ良いので、映像作品として素晴らしいものに仕上がってる(そもそも地固めが違うというのがありますが……)。この楽曲や『アノニマス』が収録されている『HAPPY TINY CITY』は作品自体ももちろんなんですけど、カセットテープでリリースしてたりクリエイティビティの高さが非常に良かったです。


都市伝説 / メトロミュー

 妄想したいしたい体操だけでおつりが来る。いやそれを抜きにしても世界観やメトロミューの可愛さが最高。画面に映っている小物とか、歌詞の出し方とか、メトロミューの所作とかとにかく映像を一時停止して見たいところがたくさんあるし、どこで止めてもそのカラフルなデザイン性の高さに驚かされます。ちなみに個人的にオススメの一時停止ポイントは妄想したいしたい体操の腕をギュッってする前の広げている状態の、少し目線が下に向いているメトロミューです(超一瞬なので頑張ってください)。


駆ける、止まる / 長瀬有花

 本人が映らないMVってリアルのアーティストなら結構あるんですけど、現状VTuber界隈ではあまり見ないように思います。にもかかわらず初のオリジナル曲のMVにこれを持ってきた胆力がすごい……。本人よりもムキムキの彫刻の方が映ってる時間が長いし、絵文字の方がカラフルという。歌詞に合わせて色々オブジェクトが出てくるっていうのはわりとよくある気がするんですけど、これは出力されるものがシンプルなのにめちゃくちゃハイセンスで、改めて映像と歌詞をリンクさせた時の面白さがヤバい。今年一番衝撃を受けたMVなんじゃないかなあ……おかげで長瀬有花さんを知ることも出来たので本当によかったです。


 以上です!私はこんな感じでした。皆様はどの楽曲を選びましたか?ちなみにこの記事は投票後に書いていますが、改めて聴いてみたらあれもよかったな……これもよかったな……という念がわいてきたので、タルパを生み出しそのタルパに改めて投票をさせようと思います!それでは、想像の向こう側でまたお会いしましょう!ありがとうございました。

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