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子育てエッセイジャンルの終わりは近いのかもな?

最近思うのは、コンテンツとしての、子育てエッセイというジャンルは、旬が終わりつつあるのかなという感想があります。
私の子どもたちが育ってきたからだけではなく、単に、他人の子育て観察日記を見て、内容をすんなり理解できて共感できるグループの全体的な縮小というのを感じるんですよね。
あと、みんなが発言出来るから、ファンの層も小分けになったのかもしれないですね。
子育て中のYouTuberにしても、子育て中の幸せ家族が応援されて売れるというよりは、夫婦喧嘩中継や離婚騒動などで一気にチャンネルが知られるという流れのものも、そこそこ多い気がしています。
人の不幸は蜜の味というものでしょうか。

結婚できないまま歳を重ねた人たちが増えてきていて、結婚していても子どもに恵まれなくて諦めた人もいてるし、今の子育て中の夫婦が仕事を早上がりした分のカバーをしている層も多くなったということも、影響しているのかもしれないですね。
特に、いつか子供が出来たらいいなって思いつつも、子供を得られないまま身体のタイムリミットを迎えた女性からすると、同僚が子どもの用事で早上がりして、その分の仕事のカバーをしていくというのは、メンタルに来ることもあるのかもしれません。

当の子どもたち自身もSNSサイトを見てしまえるからってこともあるかもしれないですね。

日本においては、子育て中のパパママというグループ自体が、おそらく少数派になりつつあるので、これからは、どんな立ち位置の人にも伝わりつつも、良いなって思える作品で、当の子どもたち本人にも許してもらえるような表現……というか、そもそもフィクション作品でも、良いのかもしれないですね。
そろそろジャンルとしての危うさというものが出てきたかなぁと思うこともあるのです。

漫画作品を売る場所を観察してみても、売れ筋にしたそうな漫画は女性向け恋愛ジャンルばかりのようですし。
小説も女性向け恋愛ジャンルは強いように見受けられます。
性癖に刺さる内容になるように、多様なシチュエーションと多様なキャラクターを用意する必要があるジャンルだからなのかもしれないんですが、(今の売れ筋って、そうなるんだなぁ)という感想になります。
もちろん、恋愛関係ないジャンルでも、ヒット作は、そこそこ出ているので、結局は面白ければ良いって部分もあるのかもしれないです。

子どもたち自身が、ゲーム実況動画をつくって出すようなことも出来るからこそ、もう親目線の子育てエッセイは……やっぱり書きにくくなってしまうし、動画も出しにくくなるよなぁ……。
あと、学校側が、写真をSNSサイトに出すことを控えるようにと言われることも大きいのかもしれないです。
それ自体は、至極当然の話かつ、どうしても表現したければ、他の表現方法を使えば良いだけの話なんですけどもね。

あと、現実として、忙しい子育ての合間をぬって、新しい作品作りをやってみても、なかなか知られにくいし、売れにくいんですよね。
出版不況の状況の中で、それもたくさんのコンテンツがあふれる中で、確実に売れるものを作ろうとなると、すでに今話題で、すでに今売れている作家の作品に偏っていきます。
そんな作家は、子育てする前から作品つくってるし、子育て中のこと以外にもネタがあるような人ばかりということも大きな要素かもしれないですね。

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