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【ネタバレ有】シャニアニ第2章初回視聴後感想

 11月24日(金)よりアニメ『アイドルマスターシャイニーカラーズ』劇場先行上映の第2章が始まりました。第1章に続いてこちらも初日から鑑賞して参りました。

 まずネタバレにならない程度の感想としては、意外なほど劇的な展開が無く、各アイドル・ユニットが地道で着実に成長していく姿が描かれています。誤解を恐れずに言えば、大きなヤマ場が無いため各アイドルに対する思い入れが無いと退屈に思えるかも知れません。ただ、本来シャニマスのコミュはこういうもので、わかりやすいライバルや危機的状況でキャラを動かしていくのではなく、自発的に行動する中での機微や行間を読ませる余白を味わえるという点で今までのアイマスアニメとの差別化が見えます。良くも悪くも、第一幕よりも「シャニマスらしい」と言えます。

 第1章と同様、各話ごとに感想を記載していきたいと思います。これ以降は思いっきりネタバレを含みますのでご注意ください。



 なお第1章を見た時の感想がこちら。




第五話

 あらすじ:
 レッスンの中でのすれ違いがありつつも次第に解消して絆を深めていくイルミネ。デビュー曲が完成し、時間が十分に無い中でレコーディングやダンスレッスンを行って完成度を上げていき、難しいフォーメーションも本番で成功させてデビューライブを無事にやり遂げる。一方、プロデューサーはW.I.N.Gとその更に先を見据えて計画を練っていた。

  • めぐるの安心感たるや。真乃を見る視線の優しさよ…

  • 他のユニットにも同じ状況はあったけど、Brilli@nt wingのジャケット再現がエモすぎる。あの一瞬を収めた奇跡の一枚をジャケットにしたのか…

  • イルミネのライブシーンはいついかなる時でも涙腺に来る。『ヒカリのdestination』は特にそう。

  • ライブシーンで真乃が硬くなって動きが小さくなっている微妙なモーションが見事、今の3Dアニメはここまで表現できるのかと驚いた。他の2人がしっかり踊れているだけにより際立つ。しかし表情は優しい笑顔で、灯織ともめぐるとも違う秘めた輝きが表れたかのよう。

第六話

 あらすじ:
 全4ユニットがW.I.N.Gにエントリーし、出場が決まる。プロデューサーは各ユニットにW.I.N.Gまでの行動を自分たちで記録するよう伝え、同時にテレビ局へ密着ドキュメンタリーの企画を売り込む。企画が採用され、取材を受けながらW.I.N.Gに向けたレッスンや仕事に取り組んでいく各ユニットのアイドル達。

  • えっもうW.I.N.Gなの!?てっきり終盤に持ってきて4ユニットのどれか(イルミネかアンティーカか)が優勝する流れにするのかも、という予想は大外れ。確かに優勝できないなら終盤に持ってくるべきではないし、どれかを優勝させるのも角が立つよな…

  • W.I.N.G会場デカスギィ!SSAとまではいかないけど、ぱっと見キャパ10,000くらいあるんじゃないのか?デビュー間もないのに大きな失敗も無かったみたいで、良くやったよ…。実際に同じように急にデカい箱に立たされて見事にパフォーマンスできてるキャストも凄い。

  • 実際にこの手のナレーションを多数やっている大原さやかさんが声を当ててくれているので、より本物感がある。

第七話

 あらすじ:
 密着ドキュメンタリーを見ながら、W.I.N.Gまでの日々と当日、そして結果を回想するアイドル達(明言されていないが優勝できなかった模様)。番組の効果もあり、各ユニットに仕事が次々と舞い込んでくる。そんな中で、プロダクションの全体ミーティングが行われ、283プロのファーストライブ開催が決定する。

  • many screensじゃん…リモート会議が急激に活発になった社会情勢を反映したSSRがこういう形で再現されるとは…

  • アニメ時空だと283プロ初の全体曲は『ツバサグラビティ』ということになるのか。『Spread the Wings!!』はライブシーンはあるのだろうか。

  • エンディングで一瞬だけ映ったツバサグラビティのMV撮影シーンを見るに、第二話の「わかるな?」の監督が撮ってたっぽい。OPの映像をこの監督が撮ったのだとすれば本当にやり手。ありがとう監督。

第八話

 あらすじ:
 W.I.N.Gとドキュメンタリー番組の後、仕事やファーストライブに向けたレッスンに取り組んでいくアイドル達。別ユニットが一緒に行動する機会も増え、その中での学びや刺激によって互いに成長し合っていく。ファーストライブのキックオフとしてパーティが行われ、ユニットの垣根を超えて親交を深める。その様子を見ながら何か思案していたプロデューサーだったが、真乃に「283プロ16人のセンターに立ってほしい」と伝える。

  • 急にもの凄い過密スケジュール。プロデューサーが忙しいのはもちろんだが、はづきさんは各種レッスンも衣装合わせも事務仕事もアイドルの随行も…黒井以上にブラックじゃないか天井…テメエは…

  • こういう仕事ラッシュの中で灯織に一日警察署長の依頼が来た、という流れにしてきた。SSRコミュの補完助かる。

  • レッスンなりラジオ収録なり、他のアイドルと一緒に臨むことで気付きを得ている。ゲームでサポートアイドルと一緒に行動すると効果が上がる要素をストーリーに自然に組み込んでいるということか。

  • この時点では真乃の活動はデビューライブとW.I.N.Gくらいで、他に目立った仕事とか実績とかプロダクション内での特別な立ち位置みたいなものも無いはず。しかも一番最後に加入してパフォーマンスの未熟さも見えるような状態にもかかわらずセンターを任せようとするとは。シャニPの眼力恐るべし。

第2章感想まとめ

 第五話は第四話までの流れを引き継いでイルミネの当番回。ここまではアイマスアニメで定番になっている当番回の流れだったが、第六話でW.I.N.G出場、そこでのライブシーンなどはほとんど無く第七話Aパートで回想として消化。度々言及して重要なイベントだという印象付けをしていたはずだし、ゲームから入った私からするとメインのシナリオであるW.I.N.Gをそんなにすぐ終わらせてしまうんだという肩透かし感があったのは否めない。しかしファーストライブをクライマックスに持ってくるなら、逆に早く消化しておかないとという必然性はあったのだと納得はできる。
 第六話以降は当番回ではなく各ユニットが並行し、時に交わりながら成長するシーンを描いている。アニマスでのジュピター、デレアニでの美城常務のようなライバル関係にある存在との対立や、トンデモ展開や通常考えられないトラブル発生などによる強引なストーリー進行が無く、地味ではあるが確実に成長していく様子を丁寧に描写しており、このあたりは実にシャニマスらしい。ただ、1話ずつTVアニメで見るとなると退屈に感じるのではないかという懸念は多分にある。


 第3章はファーストライブがクライマックスに来てライブパート盛り沢山となるのはほぼ確実。予告を見る限り『太陽キッス』をやることが判明したので、全ユニットBrilli@nt wingのB面曲を披露すると思われます。第七話だったか、一瞬映ったセトリの構成案を見ると、もうほとんどシャニマスの1stライブ『FLY TO THE SHINY SKY』の再現なのではないかとすら考えています。

 そして第3章が楽しみなのはもちろんですが、気になっているのは追加組の4ユニットをどうするのか。最終回のCパートあたりに登場させて2期へのつながりを持たせるのか、それとも今回は初期組だけで完結させるのか。個人的には当然2期製作のサプライズ発表などを期待しているところですが、果たして。
 安直かも知れませんが、街頭モニタにファーストライブの模様が映し出され、それを見たあさひが目を輝かせるor一発でダンスを完コピする…というような展開も十分あり得るのでは。

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