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不動産ニュースTODAY vol.22「プロップテック企業で感心したビジネスモデル」

今日はアメリカのプロップテック企業を紹介する。
プロップテックとは、簡単にFintechの不動産版で、
プロップテック(PropTech)=土地、建物(Property)×技術(Technology)
プロップテック企業の中でも、こんな仕組みができるのかと、感心した企業があったので、ここで紹介したい。頭のイイ人が作った仕組みで、考えるだけならまだしも、それを実行に移してビジネスにしているということにビックリした。今までの不動産ビジネスの仕組みの中で一番ビックリしたかもしれない。先日読んだ本に、紹介されていたので、抜粋して置いておく。

100兆円巨大市場激変プロップテックの衝撃 桜井駿著から抜粋

Divvyの仕組みでは、住宅購入者が住宅価格の最大2%を前払いすれば、Divvyが代わりに住宅を購入して貸し出す。通常の住宅ローンの場合は、一般的に5%程度の頭金が必要となるから、Divvyの仕組みは負担が軽い。しかも購入対象となる物件は、市場に流通している住宅のほとんどをユーザーが好きに選んで購入することができる。その際、Divvyは現金で購入するため、価格交渉力があり有利に買い付けができるとしている。

さらに、Divvyは不動産仲介のエージェントとも提携している。エージェントは、Divvyと提携することで、頭金を用意できない、あるいは住宅ローンを組むことができない自社の顧客が住宅を購入できるようになる。エージェントが顧客にDivvyを紹介して無事に査定が通ると、仲介手数料を含めて全ての買い付け代金をDivvyが支払う。

ユーザーである購入者は入居後、市場価格より割高な家賃をDivvyに支払う。3年間のリース契約となり、ユーザーの毎月の支払額の最大25%が貯蓄され、住宅購入の頭金に利用できるように準備される。3年間の支払いを続けているうちにユーザーのクレジットスコアがあがり、住宅購入できるようになるというわけだ。

3年が経過した時点で、そのまま自宅を購入するか、契約を解除して貯蓄分を現金化するかを選べることができる。ただし、1年間で3回支払いに遅延があると立ち退きさせられることになっている。

他にも日本企業を含めて、いろんな企業が紹介されているし、プロップテックの仕組みについても書かれていて、業界にいる方たちには一度、目を通しておいていただきたい。これから不動産業界はテックの力で大きく変わりますから、準備しておきましょう。

それでは本日のニュースです。

当社で完成させたアートリノベーションも、これからNFTを活用していける可能性があると考えている。学びながらチャンスをうかがいたい。


この記事はプレスリリースとして出しているが、この内容でもプレスリリースになるんだなあと勉強になった。プレスリリースをもっと利用した方がいいかもですね。


不動産が動いてます。
変貌 不動産市場3 虎の子売却「やむにやまれず」:日本経済新聞 


これは問題先送りみたいな印象
倒産、30年ぶり低水準:日本経済新聞

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