上場企業の某経営者に「マーケティングをやりたいと発言する学生は信用してないんだよね」と言われた話

みなさん、こんにちは。柏のひとという名前で、いつもTwitterに生息しています。

タイトルの意味には後ほど触れますが、最近タイムラインでマーケティングブランディングに関する考察がよく流れていて、自分も久しぶりに「そういえばそれぞれの違いってなんだっけ?」と整理する機会がありました。

キッカケは、以下のツイートによる言及でした。


「マーケティング」と「ブランディング」の違いに言及する前に

こちらの図は、

・マーケティング(Merketing)
・広告(Advertising)
・PR(Public Relations)
・ブランディング(Branding)

のそれぞれの概念の違いを簡潔に表したものですが、「とはいえそんな簡単に説明できるもんじゃないでしょ〜」といった意見も多く、まさしくその通りだなと。

そこで思い出したのがタイトルにもある通り、上場企業の某経営者が「マーケティングをやりたいと発言する学生は信用してないんだよね」とおっしゃっていた件です。

というのも、多くの学生が考える「マーケティング」は、事業の全体像を捉えることなく、手段ベースのミクロな視点であることが多いという見解が理由だったようです。

概念や理論に基づいた戦略・戦術設計者を志すわけではなく、「広告代理店とかマーケ理論を駆使して華やかにプレゼンしてそう」「消費財メーカーのマーケティングの部署って花形だよね」といった印象から「泥臭い営業や事務なんかじゃなくて、マーケティングをやりたい!」と言う人が多かったみたいです。

その言及をしていた経営者の方も重視しており、今回の件にも通じたことが、ビジネスサイドの目線を持たずに「マーケティング」の話をしても埒が明かないという意見です。

一連のやり取りで印象的だったのが、株式会社ムーンショットCEO菅原さんの言及。

おっしゃる通り、ビジネス視点がない「マーケティング」や「ブランディング」の話を繰り返したとしても、軸となるポイントから大きくズレてしまうため、本質的な結論を導き出すのは難しいと思いました。

マーケティング担当者は「企業の命運」を握っている話

特に昨今は図解ブームが続いていますが、ビジネスありきの「マーケティングの在り方」を問わないと、おそらく「ブランディングの本質」を掴むことは難しい。加えて「マーケティングごっこ」を繰り返してしまうのではという危機感を抱きました。

そんな自分が「マーケティング」を考える上でよく見直す資料が、ビズリーチでキャリアトレックの立ち上げに携わっていた青山さんの資料です。

もちろんのこと、グローバル・ブランドであったり、上場企業レベルにおけるマーケティングの在り方となれば、また違った視点からキャリア形成を考える必要が出てきます。

しかし、日本の全企業数のうち99.7%が中小企業であるという事実から鑑みるに、青山さんの資料のような「どベンチャーでの経験を理論化したマーケター論」を参考にする方が、多くの人に当てはまりやすい、加えて実践しやすいのではと私は考えます。

えとみほさんの言及にもありましたが、マーケティング担当が戦略策定にキチンと参加せず、ただ言われた数字だけを達成するだけのマーケティングに取り組んでしまうと、会社は間違いなく潰れます

なぜならば、どんなに高尚なブランドコンセプトを策定したとしても、マーケットが存在しない、もしくは、お客さんとの適切なコミュニケーションをプロデュースできなければ、サービス・商品は売れないからです。

そのためには「仮説構築力」と「施策遂行力」が必要となりますが、ムロヤさんがデジタルマーケターの素敵なスキルマップを用意してくださったので、参考にすると良いかもしれません。


「マーケティング」と「ブランディング」が持ちつ持たれつの関係なのは間違いない

と、ここまで「マーケティング」についてをざっくり話をしましたが、個人的には私が「ブランドとは」みたいな新概念を提案するのは恐縮きわまりなく、基本的にはケビン・レーン・ケラー大先生、デイヴィット・アーカー大先生、フィリップ・コトラー大先生等の見解を集約したのち、「個々が在り方を問えばいいんじゃないの?」と思った次第です。

なお、一連のやり取りについては、黒澤さんが丁寧にまとめております。こちらにも参考文献があるように、これまで研究を重ねてきた方々のノウハウを吸収しない手はありません

また、私自身も約半年前にSNSマーケティングを題材にnoteを書きましたが、その当時と今回の結論は、非常に近しい気がしています。

結局、「SNSマーケティング」もマーケティングの一概念なので、もちろんのこと、「先人から学んで自分で仮説検証せよ」という考え方も似通ってきますよね。

ただし、「マーケティング」を考える上で明確に言えることは、根本に「企業体・事業・提供サービス」と「お客さん」が存在している大前提があるということです。

また、ブランディングを語る上で外せないのはチカイケさんですが、「Why You?」と問い続けることは、ブランドマネジメントで最も重要な要素であることも見逃せません

だからこそ、「有名になりたい」「みんなに知ってもらいたい」だけではブランディングを戦略に落とし込むことは出来ません

自分自身と向き合い、事業やサービスを軸として「僕/私はどういうメッセージを届けたいのか?」を語ることが出来る人になってこそ、初めてマーケター、ブランドマネージャーを名乗れるように思えます。

「マーケター」を名乗りたいのであれば、マーケティングの原典や仕組みを理解し、自分なりの仮説を作り、施策を行う、そして必ず振り返りを行い、日々成長を積み重ねるという姿勢を持ち続ける必要があります。

私自身への自戒を込めての話にもなりましたが、今回のnoteがキッカケとなり、「マーケター」を志す方、もしくは「マーケティングと真摯に向き合う方」が1人でも増えるようになれば、自分としては嬉しい限りです。


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10月は全日程埋まってしまいましたが、noteを読んで私自身に興味を抱いてくださる方がいらっしゃれば、是非ともランチにご応募いただけますと嬉しいです👇


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柏のひと🍣

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コメント1件

「頭が良いです」の言い方ひとつでこんなにシンプルに分けられるなんて面白いですね!
またひとつマーケティングの魅力を感じました。ありがとうございます。とても勉強になりましたので、マガジンに追加させていただきます。
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