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【期間限定 無料先読み】笠松が旅に出る理由 3/7

こんにちは!世界一周起業家の笠松です!!

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※先日、世界一周の中止を決断しましたが、

そうした思いはこちらの応援グループにて詳しく書きました✨

今回の旅での気付きをこれからも発信していき皆様にシェアしていく予定なので、ぜひ引き続き応援いただけると嬉しいです^^

https://www.facebook.com/groups/aroundtheworldchallenge/





さて!2020年の3月24日にリリースされる、笠松の記念すべき一冊目の書籍

『僕たちが旅に出る理由』ですが、



期間限定で『編集・修正前の幻の原稿』をnoteにて無料でシェアしようと思います!

(予告なく、公開制限・有料化をする可能性がありますので

予めご了承ください!)




7回に分けて、1日1投稿を目安に配信していきます^^




※前回までの記事はこちらのマガジンから♪





ぜひ最後まで目を通していただければ嬉しいです!







そして面白いな!と思われた方は、

ぜひ本の購入もお忘れなく(ここ大事 笑)









※NEW(20/3/21追記)※Amazonで購入予約できるようになりました♪

販売日開始3/24の『0時~1時』の一時間、

キャンペーンで
1250円→390(サンキュー)円での
特別プライスの予定です^^


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生の原稿と、完成版でどう違いがあるのかなども比較しながら読まれても面白いと思います♪








ではどうぞ~♪













【EP2.~『手相インスタグラマー笠松』誕生!~
『失敗・恥への恐怖』をたくさん『体験』し、それを乗り越えた先に得られた『気付き』
@梅田HEP】



2017年の1月から、本格的に起業準備を始め、
気合を入れて、塾でのイベントやコンサルを受けていた私。


成功するためのマインドを貪欲に吸収したり、
来年春に独立するために、
どういう流れで行動していくかといった
プランを立てるのは楽しかった。



だけど圧倒的な心のブレーキがあった。

それが『人間関係・営業への苦手意識』である。



『ビジネスをするためには、
人と信頼を築き、そして必要な方に
サービスを売ることが大切だ』


そんなことは、頭では重々理解していた。




塾長やメンバーからも
「かっさん(笠松のニックネーム)は、
とりあえず何でもいいから、売る経験をした方が成長が早い」

というアドバイスももらっていた。


ただ、いざ何か試しに
『個別カウンセリング』といったサービスをしてお金をいただこう
という段階になると急激な心のブレーキを感じ、
思わず足がすくんだ。



そう!
『失敗』が怖かったのだ。

もっと言うと人から『拒絶』されるのがすごく怖かった。



そこで、私は考えた。

「とにかく失敗・恥をかくことに慣れよう。
そして強靭なメンタルを手に入れよう!」

と。


だけど私の中で、
ビジネス自体で失敗を繰り返し、拒絶されるのが続くと、
ビジネスへの気持ちがポキッと折れるんじゃないか、
それ以外の分野で失敗し恥をかく経験ができないかと考えた。


そこで
「とにかく、人に声をかけまくろう!
そこでたくさん仲良くなる練習をして、
その中でたくさん恥をかけばいいじゃないか」

ということになった。



ただ一人で実行するとなると
甘えが出てしまうと思ったので、
塾のメンバーにも
「私は声をかけまくって強いメンタルを手に入れる!」
と宣言した!


周りのメンバーは、半分苦笑しながら
「頑張って!」
「あれやったら一緒に声かけするの付き合うで!」
と応援してくれたのが嬉しく、すごく力になった。




そこからの3~4か月は、
ひたすら人間関係の抵抗をなくすことに集中した。



まあ、いろんなことをした。
・道行く人に、阪急梅田駅の行き方を尋ねる練習
・居酒屋の店員さんに声をかける練習
・塾のメンバーと二人でお茶しながら雑談する練習
・SNSで動画を投稿する練習
・キャッチのお兄さんにお勧めのお店を聴く練習
・昔話の『わらしべ長者』を街中で実演する企画



ちょっとここには書けないような

恥ずかしい体験もした(笑)




そんな様々な体験の中でも、
特にインパクトが大きかった経験が


『手相インスタグラマー笠松』企画


であった。




意味が分からないと思うので
どんな企画かを説明すると、
街中でふと笠松が道行く人たちに声をかけて
『手相を鑑定しますよ!』

というもの。


そして鑑定した人にインスタグラムで友達になってもらって
フォロー数を増やしていこう
というものだった。



そう!実は私は高校2年生の頃、
当時好きだった女の子の手を握りたいという
スーパー不純な動機から手相を勉強し始めたという経緯がある

(結局その子の手相を鑑定することはできなかったが笑)。




ただ、深く学んでいくうちに手相自体を追究するのが楽しくなり、
いつしか『手相鑑定士』の資格まで取得し
プロレベルにまでなった変態なのである。




その隠れた特技を持っていると先輩に話したとき、
「だったらその特技を使って、
インスタグラムでどんどん投稿していけば面白そうじゃない?」

というアドバイスを受けて始めた企画だった。


企画の当日は、実家の兵庫県から
電車で梅田まで向かったが、心臓のドクドクが収まらず、
「うわー、中止したいなぁ・・・
でも自分でやるって決めたことやし・・・」
という拒絶への恐怖が襲ってきた。



大阪駅に着き、
HEPという観覧車のあるスポットから
企画はスタートした







が・・・







一向に声がかけられない!





人が良さそうな人に後ろから声をかけようとしても、
「すいません」という一言が言えず、
ただただ1m後ろをノソノソとついていくことしかできない。

傍からみたら完全に変質者(笑)




「このままじゃいかん!」
と何度か、他の人にもトライしようとしたが
常に後ろをついていくピクミン状態になり、
何人かには怪訝な顔をされた。



で、一度弱気になると、どんどん負のスパイラルになり、
「これはいけない」と
一旦、HEPの建物のトイレに避難



「なにも持たずに声をかけようとするから変質者っぽくなるんだ!」
と当たり前の事実に気付き、作戦を変更。



急遽、画用紙を購入し、ヒッチハイクをする人みたいに
黒の太ペンで

《~手相インスタグラマー笠松プレゼンツ~
5分で手相鑑定します♪費用は“言い値”か“いいね♪”》

というメッセージと手相のイラストを画用紙に書いた。



そしてトイレで頬と身体を「パンパンっ」と叩き、
気合を入れ、現場へ戻る。



何かが書かれている画用紙を持った男というのは、
思いのほか目立つのか、
通行人は好奇な目で、しきりに私の画用紙を覗いていた。


初めは恥ずかしくて、つい画用紙を裏向けて何が書かれているかを見えなくしたが、
「何をしているんだ!!
見てもらって、手相鑑定をするのが目的だろう!」

と自分に喝を入れ、
エイやと、待ち合わせで暇そうにしている愛想の良さそうな女性二人組に
画用紙を片手に話しかける。



初めは「ん?なんやこいつ?」と言うような顔をしていた二人だったが、
私がナンパ師にしては、緊張しすぎているのが伝わったのか、
違う意味で安心してくれて、話を聞いてくれた。



「えっと、今インスタグラムの企画で『手相鑑定』を街中で観るっていうのをやってまして。
で、ですね・・・鑑定後は、価値があった分だけ代金をいただくか、
それとも僕のインスタをフォローしてくれるか選んでもらうことにしてるんです。
いや正直、フォローで全然オッケーです」


ほとんど女性たちの顔は恥ずかしくて見れず、
画用紙に向かって話しかけていた。

私の心臓はバクバクであった。



そう言うと、お姉さんたちは、
「ちょっと待って!
お兄さん、ウケる―。じゃあ観てよー」

と意外とすんなり受け入れてくれた。




そして私は震える手で鑑定を終え、
無事フォロワーが2人増やすことができた。






彼女らと別れた後、ホッと一人肩をなでおろしたのだが、
まあ、肩肘張って疲れる疲れる。
この一件だけで、普段の一日分の体力を使った気がする。


だけどせっかくいい感じに乗ってきたから
このビッグウェーブに乗ろうということで、
どんどんと声をかけていった。


『挑戦は初めの一歩が一番重くて、二歩目、三歩目とどんどん軽くなる』

という言葉を実感できた瞬間であった。





それからもしばらく声をかけてみたが、
反応はまちまちであった。


「なんか売り込まれるんかな?」とか
「こいつ、こんな昼間からナンパしてきてヤパイ奴」
みたいな感じで拒絶されることもあった。


だけど、足を止めて聞いてくれて、鑑定も受けてくれ
喜んでくれる人もいた。



「何がこの差を生み出しているのだろう??」


理系で根が真面目な笠松は
「こうやったら話を聞いてくれる可能性が上がるのではないか?」
という仮説を立て、
どんどんと検証を重ねていった。



ちなみに笠松なりの検証結果を示しておくと、

〇「あのー、今お時間よろしいですか?」と真面目な顔をして声をかけると、
警戒され話を聞いてもらえる可能性が下がる


〇「お姉さん(お兄さん)、メッチャ個性的な手相してますね♪」と久々にあった友達に話しかけるテンションで行くと、勢いに飲まれて聞いてくれる人が増える


〇歩いている人より、止まってスマホとか見ている人の方が話を聞いてもらいやすい


〇だけどイヤホンをしている人は、声をかけると非常に迷惑そうにされるので避ける


〇一人の女性に声をかけるとナンパと間違えられて警戒されやすい


〇男性はそもそも興味を持ってもらえる可能性が女性より低い


〇女性の団体の反応率が非常に高い。
特に大学生みたいにノリのいいグループは「ウケる!」といって、
積極的に協力してくれる


〇最強なのは、少し時間に余裕のありそうなカップル。
変な下心がこちらにないと伝わりやすく、カップル間の思い出作り、話題作りにもなり
反応は非常に良かった






そんな仮説検証を繰り返していくうちに、
だんだんと感覚がマヒしてきて、
どんどん声をかけられるようになってきた。





時には鑑定中に
「なんやなんや~?」
とザワザワ周りの人が気になりだし、
待ち時間が発生することもあった。




そして、そうした経験の中から
「人見知りで、人間関係が苦手、断られるのが苦手」
と思っていた気持ちが、すこーしずつ薄まっていく感覚があった。



特に昔から、女性との会話に苦手意識が強かったので、
手相というツールは使いながらも、
女性に(それも見知ぬ初対面の人笑)楽しんでもらえているという経験がすごく嬉しかった。




その日の夜は、肉体的には非常にぐったりだったが、
凄く満たされた、そして自分のことを褒めてあげたい誇らしい気分になっていた。




そこからも、『手相鑑定』という武器は要所要所で使いつつ、
私のコミュニケーショントレーニングは続いた。


だけど不思議なもので、
あれだけ手相企画の後半はコミュニケーションに抵抗がなくなっていたのに
数日たつとまた元に戻ってしまい、
初めの一人目が非常に怖くなってしまう。


でも、そうしたことを繰り返していくうちに
どんどん断られること自体への恐怖感も薄れていき、いつしか

「断られて『当たり前』、聞いてもらえたら『男前』!」

という謎の名言が自分の中で出来上がった(笑)






そして、私の『人間関係』への苦手意識を
ガラガラガラっと壊してくれた、決定的な出来事があった。




その日も、『聞いてもらってより男前になるぞー!』と勇んで
色んな人へ声をかけていった。



そして忘れもしない、
赤のシャツと、紫のシャツのデザインがお揃いの服を着た女性二人組
楽しそうに話していたときのことである。


女性は皆さん素敵というのが、私のポリシーであるが(笑)、
それでも、その二人はどこかの事務所のモデルさん?って思えるくらい
綺麗な方々で私にはすごく輝いて見えた。

赤の服を着てた人は、モデルのくみっきーに少し似ている、目がクリっとしていて、
紫の彼女は、ユッキーナを少し柔らかい雰囲気にした感じの人だった。


だいぶん老若男女、声をかけるのは慣れ始めてたとは言え、
「自分なんかが声をかけるのは釣り合わない気がする・・・」
と弱虫マインドが出てくるくらいの威光を2人は放っていた。



しばらくは、
「どうしようかな?」
「やめとこうかな」
「よし、いこう!」
「やっぱり怖い」
「でも行かなくちゃ!」
みたいな心の中の攻防が続いた。


だけど
「ここで手相鑑定をさせてもらって、喜んでもらえたら
きっと自分自身、一皮剥けるぞ!」
と思いきって、エイヤっと行動に移した





激しく緊張しながらも
なるべく警戒されないように
画用紙をチラッと彼女らの視界に入る位置から近づいていった。

これまでの仮説検証結果から、
『「あのーすみません」といった感じで、真面目にし過ぎず、
友達に話しかけるテンションで「いい手相ですね!」とポップに伝えると、
勢いに飲まれて聞いてくれる人が増える』
という結果を踏まえて、高鳴る緊張を抑えなるべくポップな雰囲気で声をかけた。





「お姉さん、すごい芸術肌の手相をしてますね♪」



この一言で、二人は興味を持ってくれて
「なんでこの企画をやっているのか?」
「これから何をしたいのか?」
など、その辺りの話にも興味を持ってくれて、
どんどんと会話が弾んだ




そして手相鑑定が終わり、
「インスタのフォローよろしくです♪」
と伝えたときの、赤シャツを着ていた女性の言葉が
私を変えてくれた!




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