僕の好きな革靴たち(英国靴編)
今回は革靴について書きたいと思います。先月、twitterで好きな革靴ランキングなるものについてフォロワーさんと話題になったので好きな革靴についてご紹介したいと思います。今回は英国靴編。
・Trickers BOURTON
カントリーシューズの大定番TrickersのBOURTONです。最初に店頭で見た時のあまりの存在感に惹かれて2~3年迷って購入しました。今年9年目です。カントリーシューズは貴族が週末領地の片田舎でハンティングなどをするときに使ったとされるアウトドアシューズが起源と言われています。ちなみに所有する靴ブランドではこのTrickersが一番多くブーツと短靴合わせて4足所有しています。
アウトドア用ですが、どことなく品があるのが魅力ですね。冬のツイードのジャケットなんかと最高に合います。この靴を履くときは靴から逆算してスタイリングを組みます。鏡面にはしないまでもしっかりクリームを入れてドレスシューズみたいに合わせています。
このシューズが初めて購入した本格的なグッドイヤー製法を用いた革靴だったので思い入れも深い一足です。渋谷のトレーディングポストで購入してその場でプレメンテをしていただきました。それ以来トレーディングポストで購入してないのですが今でもやってくれるのでしょうか。1足目にしてプレメンテの重要さを教えていただいたことにも感謝です。
・Cheaney BLISWORTH
2足目はチーニーBLISWORTH。cheaney創業年を冠した1886コレクションでダブルモンクの端正さと丸みを帯びたラスト(木型)のバランス感が特徴です。
同じダブルモンクの名作、jhon lobbのwilliam、parabootsのwilliamがありますが両者のよい所がミックスされていると思います。
超万能選手とはこの靴のことでスーツからデニムまでほぼ全てのスタイリングにマッチします。結婚式の2次会に履いていったこともあるくらいです。シンプルなスーツのスタイリングにこの靴の程よいボリューム感が絶妙なアクセントになります。
・roydfootwear パンチドキャップトゥ
冠婚葬祭用に購入したroydfootwearのパンチドキャップトゥです。おそらくBAKERE製。冠婚葬祭といえばストレートチップが一般的でしょうが、僕はこちらをチョイスしました。理由はストレートチップでは足元がストイックすぎて自分のスーツスタイルだと冠婚葬祭以外出番が無いと思ったからです。
英国らしい丸みを帯びたラストとさりげないつま先の装飾がお気に入り。これで3万円ちょっとなのでコストパフォーマンスも最高。3万円台の革靴をお探しでしたら間違いなくおすすめです。
この靴の1番の思い出は自分の結婚式用にBriftHの長谷川さんに初めて磨いてもらった事です。今のコロナが落ち着いたら真っ先に行きたい所の一つです。
・Crocket&Jones Tetberry
この靴は僕が所有する革靴で見た目が一番シャープな1足です。007でダニエル・クレイグが履いてた一足というのもいい。
こういうシャープなラストは以前は苦手でした。最近はこういうのもアリだと納得してきました。シャープなラストなのにブーツというバランス感がいいですね。これもシンプルなスーツスタイルにダブルモンクとはまた違ったアクセントが効いてきます。冬にはスーツにタートルネックといったコーディネートにも相性がいいです。靴が変わるだけで印象が変わるいい例ですね。
・Cheaney EDWORD
最後はBEAMS別注のcheaneyのフルブローグ。BriftHの長谷川さんに「cheaneyなのにめちゃくちゃchurch’sっぽい」と言われた一足です。まさに別注ポイントはchurchの73ラストを意識したとの事。
スーツに合わせた時の存在感は流石の1言。個人的にはこういったメダリオン(穴飾り)が付いたブローグと呼ばれる靴が大好きです。ちなみにこの靴もトリッカーズもブローグのシューズはどちらかというと秋冬向け。足元の存在感が増すので軽やかにしたい春夏はちょっとミスマッチ?ぼくのラインナップだと春夏よりも秋冬に傾くのが課題です。
今回はこの5足について紹介しました。次回は米国靴についてくどくど書きたいと思います。どうぞお楽しみに。
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