もうふたつの目的のおはなし。クラウドファンディング「みかん農家応援プロジェクト」を終えて。

12月27日 23時59分59秒。
初めてのクラウドファンディング「みかん農家応援プロジェクト」を終えました。
https://camp-fire.jp/projects/view/92785

結果、502名の方々から433万6500円ものご支援をいただきました。
本当にありがとうございました。

とても雑多で稚拙な文章になってしまうと思うのですが、皆さんへの感謝と、このクラウドファンディングを通して僕自身が学んだこと、経験したこと、そして、本文には記載していなかった「もうふたつの目的」を記して行きたいと思います。
少しばかりお付き合いいただけると幸いです。

【ひとりひとりに最大の感謝を】

11月30日にこのクラウドファンディングをスタートさせてから、日々ご支援の通知が来るたびに、そのずっしりとした重さが体内に響いていました。

スタートしてから気付いたのですが、ここに集まるお金は、単なる「通貨」ではありませんでした

ご支援をいただいたひとりひとりの「メッセージ」に、通貨としてのお金以上のものがパンパンに込められていました。
https://camp-fire.jp/projects/92785/backers#menu

被災地を想う気持ち、故郷を想う気持ち、大切な人が住む場所を想う気持ち、みかんへの感謝、農家への感謝、食への感謝…
挙げればキリがありません。
それぞれが大切な気持ちを「通貨に見えるそれ」に乗せて届けてくれました。

ひとつひとつが本当にずっしりと重かった。
502人分のそれをしっかりと届ける使命をもらったんだなと肝に命じました。
これは、433万6500円を軽く超える価値がある。

そして、被災地だけじゃなく、全国のみかん農家に…いや、ものづくりに携わる全ての人々に届けるべきだと確信しました。

これを教えてくれた皆さんに最大の感謝です。
一次産業に携わる者として、こんな大切で素敵な想いを届けることができる者として、ちゃんとお会いしてひとりひとりに深く頭を下げたい。
そんな気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。


【最高に美しい景色でした】

プロジェクトのスタート当初から、色々な方々に助けていただきました。
おかげさまで完璧なスタートダッシュを切り、大きな波に乗ることができました。
合間合間でも、色んなご縁が繋がり、どんどんプロジェクトが進化していきました。
その模様は活動報告をお読みください。
https://camp-fire.jp/projects/92785/activities#menu

そして迎えた最終日。
最後の24時間は一生忘れられません。
今まで見たどんな景色よりもずっとずっと感動的で、メンバーと合流するまで一人で泣いていました。

想像してみてください。
自分が今まで出会ってきた全ての人が、そしてその人たちから繋がるさらに大勢の人たちが、そこから繋がるさらにさらに大勢の人たちが、宇和島を想い、みかんを想い、農家を想い、自然と食を想い、未来のために一斉にご支援と拡散を広げていってくれているんです。
文字通り「一斉」に。

今までの点と点が全て繋がっていくんです。
線になっていくんです。
面になっていくんです。
球になっていくんです。

元気玉ってこういうことなんだなって。
まさにクライマックスでした。

正直、最終日を迎えるまでは、自分が今まで積んできた少しの「徳」を猛スピードで消費していってるのを感じていました。
これでいいんだ…と思いながらも少し寂しいような…

しかし、そんな小さな人間的な感情は、その瞬間に消え去っていました。
僕はこの瞬間のためにみかんに携わってきたんだなと。
こんな革命的な瞬間、生きてるうちに何回立ち会えるのだろうか。
最高鮮度のまま、宇和島へ届けます。
うまく表現できればいいのですが、他に言葉が見当たりません。


「最高に美しい景色でした」


【このプロジェクトに込めた「もうふたつの目的」】

プロジェクトの公開期間はわずか4週間でした。
たった28日間で、502名の方が433万6500円ものご支援を届けてくださいました。

ご覧の通り、これは驚異的な数字です。

こんなことができると本文に記載しています。

「応援価格でジュース用の規格外みかんを購入します。」

もちろんこれは事実です。

通常1kgあたり数十円で取引されてしまうこれらのみかんを、本来の20倍以上の価格で購入できることになりそうです。(現状、ざっとの計算で申し訳ありません)
被災された農家さんの生活に貢献できるはずです。

しかし、皆さんのご支援のパワーはこれで止まらないんです。
ここからがもうふたつの目的です。


もうひとつめの目的

災害の記憶を風化させないために。

被害を受けた園地からもう一度みかんが収穫できるようになるには、最短でも5年の月日がかかります。
今年を乗り越えただけでは復興には繋がらないのです。

情報の流れが早いこの時代。
2018年は災害が多い年だったと言われますが、全ての大きな災害を思い出せるでしょうか?
良くも悪くも、私たちの記憶は入れ替わりの激しいものになってしまいました。
「忘れてしまうこと」が復興への道のりを遠くするのです。

日本の伝統的な果実を守るため、私たちは今回の災害を忘れないようにしなければなりません。

2019年、
とあるWebメディアの多大なるご協力で、宇和島の復興状況を定期的に発信させていただくことになっています。

クラウドファンディングのページが残っている限り、今回ご支援いただいた皆さんにもその状況をダイレクトにお届けし続けます。

どうか関心を持ち続けてください。どうか周りに伝えてください
そして、来年も再来年も、美味しいみかんが皆さんのご家庭にあることを祈っています。

もうふたつめの目的

「真のオールジャパン」のために。

2017年9月。
僕は「第2回 日本みかんサミット」の開催に携わりました。
https://peraichi.com/landing_pages/view/mikan-summit

200名を超えるみかん関係者が和歌山に集結し、オールジャパンを掲げ、みかんの未来について話し合いました。
日本中のみかん関係者が繋がっていく素晴らしい場でした。

しかし、みかんの未来に話し合うにあたり、何か足りないものはないでしょうか?
みかん関係者とは、生産者や販売者だけでしょうか?
いいえ、圧倒的に大きいものが抜けています。

「消費者」である皆さんです。

どんなみかんが好きですか?
どんなみかんが食べたいですか?
もっとこうならないの?

話し合いましょう。話し合いましょう。

このみかん美味しかったよ!
じゃあこの柑橘も食べてみてよ!
こんな食べ方もあるよ!

語り合いましょう。語り合いましょう。

現在の日本はまだまだ生産者と消費者の関わりが薄いままです。
消費者はオーディエンスではないのです。

皆さんの一言が生産者にとっての革命に繋がり、生産者の一言が消費の改革に繋がり、それらが市場の変革に繋がっていきます。


これこそが、真のオールジャパンです。


最初から一堂に会する事は難しいと思います。
ひと段落したら皆さまにご連絡します。

生産・販売・消費が一体となって日本の食の未来を支えていきましょう。

皆さんが第一号です。

【最後に】

今回のクラウドファンディングを通して、主催者でありながら皆さんから多くのことを学ばせていただきました。

文字では到底表し尽くせません。
感謝感謝でいっぱいです。

色々と御託を並べてしまいましたが、まずは皆さんから集まった大切なご支援を現地にしっかり届けてきます。
そして、皆さんにも美味しいみかんジュースやみかんアイスをお届けします。
楽しみにしていてください。

このたびは多大なるご支援をいただきまして、本当にありがとうございました。

主要メンバーにも感謝を。

このプロジェクトを実現できるようにキーマンを引っ張り出し、僕と一緒に飛び回ってくれた、清原優太。

いつも僕のぐちゃぐちゃの構想とも呼べない構想を可視化し、世の中に出せるように形にしてくれる優秀すぎるデザイナー、クボリちさ。

計り知れない人脈力で、このプロジェクトの拡散、メディア掲載をすすめてくれた、井上信太郎。

とことん第三者目線でプロジェクトのズレを助言、修正してくださった、松坂進也さん。

そして、このプロジェクトを実現するために手を差し伸べてくださった全国のみかん関係者の皆さま。

みんなのおかげで宇和島の復興に協力することができそうです。
そして、これからの農業に変化をもたらす種を見つけることができました。
このプロジェクトに賛同してくれて、推し進めてくれて、本当にありがとうございました。

前途洋々です。
これからもよろしくお願い致します。

みかん農家応援プロジェクト
代表 樫原正都

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