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夫の観察日記

夫の仕事が週3出勤になり、勤務時間も伸びて来ています。あと一ヶ月もすればまえの通勤パターンに戻りそうな勢いです。私は朝起きてから勉強スペースに直行して、ほとんどの時間をパソコンの前で暮らしています。空いた時間はぼーっとベランダのシソとバジルを見つめて過ごしています。あと2ヶ月半とかで修論を書き上げなければいけないのですが、まあ、今時点で一文字も書いてません。いや、一文字もってことはないですけど少なくとも200ワードもいってない。明日の夜中までに2000は書かないといけないんですけど…間に合うの?間に合わないよね?くだらない内容の日本語ならいくらでも書けるんだけどなあ…。(一応規定の休憩中に書いてます)

夫は大変おおらかで陽気で善良な人間です。育ってきた環境がまるで違うので、観察しがいがあります。昨日は二人して低気圧にやられており、夫になにか食べたいものはあるかい?と聞くと「コンビニのピザっぽいパンを買ってきてほしい」とのこと。日本人ならお粥や柔らかく煮たうどんを食べる場面(具合が悪いとか二日酔いとか)で夫が食べるのはいつもピザ。知ってはいましたが、あんなに弱ってて食べたいのがピザかあ、とコンビニで2種類のピザパンを買って帰ったら、2個ともぺろりと食べてました。元気じゃん!

彼はカリフォルニア育ちなので、湿気をどうするかという概念がなく、クローゼットに洗濯物を干したり、タオルケットなのでは?というくらい大判のバスタオルをぐっしょり濡れたまま、きちーんと畳んでベッドの上に置くなど、私から見ると奇行としか思えないことを普通にやるので、毎回「湿気というのは~」と講義をし続けています。ロンドン住んだので、ああいうところで育つと湿気という概念がなくなる気持ちはわかりました。(ロンドンは雨が多いイメージですが、総雨量は明らかに日本が多く、梅雨みたいなものもほぼ存在しないので、基本年中からっとしています。)

彼は結婚する前は家事が全くできない状態で伸び代しかない男だったのですが、そのポテンシャルは思った以上で、現在は調理以外はほとんど完ぺきに家事をこなします。私がやっている家事は夫に「そろそろお風呂とトイレの掃除を頼む」とたまに指示を出すことと、調理、洗濯機に洗剤を入れてスイッチを押すこと、ルンバやブラーバの世話くらいです。掃除道具やゴミ袋、ティッシュ等の消耗品のストック確認と調達も夫がほぼほぼ勝手にやってくれます。その柔軟さと物覚えの良さ、素直さ、何よりもなんでも自分の仕事だと思ってやってくれる姿勢は素晴らしいです。(良いところはお互いに手放しで褒め合う主義)

朝ごはんに白米なんてありえへん!!と前は拒絶していましたが、この外出自粛期間中に白米の炊き方を教えたところ、自分は白米担当大臣になったと認識しています(無洗米から始めて、その後米の研ぎ方もマスター)。自分の炊いた米を無駄にしないぞという強い決意のもと、と最近は朝から普通に白米にシラチャーソース(世界的に有名なタイの辛いソース)をかけて食べたりしていて、「適応能力…」と思っています。違う種類の生き物を飼っている様で(どの動物か強いて言えばクマ)毎日観察がはかどります。

いやほんと、こんな長文書いてる場合ではないのだが

それではまた。


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