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カモミールミルクティーの季節になった

小さい頃は、眠れないと甘くて温かいホットミルクを作ってもらっていた。
それを飲むと、まるで睡眠薬でも入っているかのように、スゥっと眠れたのが不思議だった。

大人になってからはあまり飲んでいない。
理由はなぜだかわからないけど。
誰かに見守られながら寝る、というのがなくなったからだろうか。

だけど数年前、天然生活という雑誌を見ていたら、カモミールミルクティーというものが載っていた。よく眠れるらしい。

実は私はカモミールティーはあまり好きではなかった。
あのカサカサした感じの風味が、埃っぽく感じていたのだ。

だけど小さい頃の記憶から、ホットミルクの入眠作用には信頼を置いていた。
これが、ハーブとゆうなんだか物凄い力を秘めた植物と合わさったら一体どうなってしまうんだろう?ただただ興味本位だった。

作って飲んでみると、ホットミルクがハーブの香りを緩和してくれて、とても美味しかった。
全然カサカサなんてしてなくて、まろやかなしっとりした味わい。
メイプルシロップを少し入れたから、自然な甘みもある。
なんだかすごく優しい味わいだった。

今くらいの時期になると、この季節が来たなあ、と感じる。
今日も早速使って、母にもお裾分けした。
小さい頃は逆だったのに、今はなんだか不思議な感じがする。

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