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親孝行はするな

親孝行することがいいことだと思っていませんか?
こんな質問をすると「そんなの当たり前」「この親不幸者め」という意見をいただきそうですが・・・

あえて、言わせてもらうと
日本においては「親孝行は不要です」

その理由を説明したいと思います

〈他の動物と比較〉

まず、比較として人間を除く動物ではどうでしょうか?
弱肉強食の世界で子育てをする動物は多く確認されています

逆に親孝行する動物はどうでしょうか?
子育てを行う動物と比較すると極端に少ない又は、いないと考えられます

「親孝行」を辞書で調べると「親を敬い、つくすこと」と書いてあります

群れの仲間としての親を助けることはあります
あくまで、仲間として助けているのであって
、親につくすことを目的として行動している動物はいないのです
そもそも論になりますが人間以外の動物には親孝行という概念すらないのです

つまり、
「動物は親不幸者に作られているのです」

〈自然界で親孝行がない理由〉

弱肉強食の世界で親孝行をするとどうなるか?
答えは「子供が不利となる」

親にリソースを使うということは、他へのリソースを減らすこととなります

食べ物の資源が限られている状況では、親を優先とすると、子が飢えることとなります

捕食者が現れたときに、親を守るか、子を守るかの選択では、親を守る選択した動物は子孫を残せないのです

親孝行は子孫繁栄の邪魔になるのです
だから、食料難の時代では姥捨山などの苦渋の選択を迫られるのです

自然界では遺伝子を残せる確率の高いものが生き残る厳しい世界なのです
体力が落ちたものには、生存すら難しいのです

未来のある者を残す厳しい世界なのです

〈老人が若者の足枷になる日本〉

日本が停滞している理由の一つには年寄り世代にお金が集中し、若い世代にお金が流れない状況があります
増税により、現役世代である若い世代からお金を吸い上げ、社会保障という形で年寄り世代へとお金が流れていきます

遺産相続でも親が仮に85歳で死んだとし、その子供も高齢者である可能性が高いです
仮に20歳のときに子供を産んだとすると65歳が相続するようになります
年寄りが年寄りに相続させるような状況となっています

年金も医療費も若い人が働いて収めた税金から支払われています

高齢者は年金をもらえますが、現役世代は税金という形で搾取されています
若い人への医療はどうかと言えば、出産については病気やケガでないという理由で保険適用外となっています
学校の無料化もありません

未来ある子供達にはお金が流れていかないのです

〈親孝行は不要〉

現役世代が働いて収めた税金で年金や医療が運営されています
高齢者が年金をもらえ、医療機関に通えるのも現役世代である若い人達のおかげなのです

働いて税金を収めるだけで十分に親孝行していると言えるのです

恩は年金や医療という形で返しているのです

このことから、
「今まで育ててやって恩を忘れたのか?」
というセリフは簡単に切り捨てることができます

本来、親孝行はしたい人がすればいいのです
本人がするもしないも自由に決めることなのです
強制されるものではありません
無理に強制するから歪みがでてくるのです

若い人が税金という形の親孝行を強制され、貧困化していっています

高齢者優遇措置である社会保障を守るために増税して若者の未来を潰してはいけないのです
若者の未来を伸ばし、ガンガン稼いでもらえば、税収も増え、それを財源にして社会保障も充実していくのです

〈人間が長寿になった意味〉

人間以外の動物は「繁殖能力がなくなる=寿命」となることが多いです
魚や虫は卵を産んだ後にすぐ死んでしまいます

なぜ、人間は長生きをし、繁殖能力がなくなっても生きるのか?
答えは、
「子育てを助けるため」

人間の子供は出産から成人までに長い期間がかかります

狩猟生活時代では保育所も学校もありません
ですが、狩猟採集時代では親は狩りや採取へ行き、食べ物の確保が必要となります
お父さんは狩りへ、お母さんは採取へ行き、食べ物を確保します
その間も誰かが子供の面倒を見なくていけません
そこで必要となるのがおじいちゃん、おばあちゃんの存在となります
おじいちゃん、おばあちゃんが子供の面倒を見ることでお父さん、お母さんは食料確保に専念することができ、生存率向上に一役買ったのです

その他にも子供への教育の手助けをしたと考えられます

弱い生き物である人間は、道具を使うことで生き残ってきました
道具があっても使い方を知らなければ、道具を使うことはできません

子供への教育を行う必要があります

おばあちゃんの知恵袋という言葉があるように、高齢者が生き字引(辞書)として長年の経験や知識を子供に伝える役割があったのです

狩猟採集時代においては高齢者が保育士と学校の先生の役割も担っていたのです

それを積み重ねることで代を重ねるごとに技術と知識が発展してきたのです

「老人の人生は子供の為にあるのです」

もしかしたら、老化して体力が落ちるのも、意図的に捕食者から逃げ遅れ、子供の盾としての役割を果たす為なのかもしれません

〈次世代へバトンをつなぐ〉

「育てて貰った恩は下の世代に渡す」

自然界でも子供が成長し、親となり、子供を産み育て遺伝子を引き継いでいきます

自然界では常に子孫を残すことを優先してきたのです

会社の構造でも上から教えてもらったことを下の子へと教え、下の子が成長することで、会社の業績が良くなり、自分の給料も増えます

ですが、今の日本の構造は若い人が年寄りの面倒を見ることが当たり前となってしまっています

本来の形を思い出さないといけません

「上の世代が下の世代の面倒を見る」

自分だけでなく、他人をも支えることのできる大人になりたいものです

カタチミの提供でお送りしました
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