アイドルにハマる才能

中学生のころから声優ラジオにハマり、さまざまな女性声優、男性声優を 追っかけて37歳の今まで、それなりの時間を費やしてきたけれども、「アイドルにハマる」という感覚が わからなかったんです。

中学の同じクラスにはSPEEDに どハマりして、解散後も引きずり続けた男の子、高校のころはモーニング娘。が最初のブレイクをしたころで、学校が都内にあったこともあり、放課後に熱心に握手会に行く同級生たちがいました。
一方で わたしは たまにあるラジオの公開録音に参加するなどしていましたが、ファンをやっていた声優さんの結婚などにも純粋な うれしい気持ちしかなく、周りには“そうではない”ひとたちに対しても、いろんなタイプのオタクがいるもんだと、ぼんやり感じていた次第です。

次の大きな波はAKB48ですが、これは いろいろなメディア展開もあったので、純粋にアイドルとしてというより、“テレビに出るひと”(演者)として見ている感じでした。
西川貴教さんとのトーク番組を見て以来、高橋みなみさんを応援してましたが、総選挙で投票したこともなく、自分にはアイドルに のめり込む素養がないと、ずっと思ってきてました。

そうした中、毎晩のように聴いているラジオのパーソナリティ、鷲崎健さんが虹のコンキスタドールにハマり、リスナーおよび共演者に布教した影響で、CDを買い、ライブのブルーレイを見て、ラジオを聴き、Cheerzに課金しました。

たのしい。

正直、ここまで楽しめると思ってなかった。いろんなコンテンツに対して、リアルタイムにラジオで感想が聞けて、それが思っていたより ずっと共感できる!
そうそう、おれも そう思ってた!みたいなのが多くて、すごく楽しい。
そして、この楽しみがりかたが、これまで見てきたアイドルオタクっぽくて、自分には味わえないと思っていた充実感を得られている。うれしい。

37年も生きていると、どんどん感覚が凝り固まってきているのが実感できて、新しい楽しさ、特に これまで共感できていなかった楽しさなんて、もう自分には縁のないものと あきらめていたので、自分の変化が うれしいのです。

勢いでファンクラブにも入ったので、誕生日に届く動画メッセージを楽しみにしていた結果、いつもなんとなく過ぎる誕生日にもハリが出て、数年越しにFGOの お誕生日メッセージも聴くことができました。
今年 初めて聴いたんですが、アルテラ・サンタのコメント、めっちゃいいっすね。誕生日とクリスマスという、もう少し若かったころは1年で最もキツかった2日間に寄り添ってくれるなんて、最高に ありがたいじゃないですか。

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