自分の恋愛を特別なものだと思い込むのをやめたい

Twitterでこんな投稿を見た。

やつは赤い服を着た狂人のくせしてなかなか良いことを言う。たしかに私は自分の恋愛を特別だと思い込み、相手を神格化してしまうきらいがある。その結果が良いものであった試しはなく、恋愛初期は相手を意識するあまり空回り、また告白して付き合ってみても思ったのと違ったと言って些細なことで相手を嫌いになったりするし、逆に別れた後でも未練たらたらのストーカーみたいな感情を抱いてしまったりもする。


  自分の恋や愛をごく自然なものとして受け入れることができたとしたら、おそらくもっと普通に振る舞うことができるのだろう。きっとそのままとんとん拍子に恋愛することもできるはずなのだ。私はときたま、この自分の夢見がちな厄介オタク気質を鬱陶しく思うことがある。結局、愛や恋というものは普段の生活と地続きな部分を抱えているのだ。自分の中の愛や恋と欲望は深いところでは一体なのだから、それを臆することなく受け入れてしまえばいいのである。


  けれど分かっていても夢を抱くのをやめられないのは、きっとそれが楽しいからなのだろう。恋の魔力とはむつかしいものである。もう考えるのをやめて全てテキトーに流してしまえたらいいのに。年収五千兆円の超絶イケボ美形モデルがある日私の前に現れて、それから2人は幸せに暮らしました、めでたしめでたしとはならないだろうか。ならないだろうなあ…

* * *

生活費の足しにさせていただきます。 サポートしていただいたご恩は忘れませんので、そのうちあなたのお家をトントンとし、着物を織らせていただけませんでしょうかという者がいればそれは私です。