見出し画像

【ONETAPイベント】Bリーグ・川崎ブレイブサンダースの 「コンディションマネジメント」を学ぼう

2020年9月3日 ·

開幕を控えるB.LEAGUEではコロナウィルス感染対策に関する全体MTGが実施されたようだ。
B.LEAGUE 新型コロナウイルス感染症対策チームのエグゼクティブアドバイザー・中山晴雄ドクターのコメント、島田チェアマンの言葉は力強かった。
中山晴雄ドクター
「予断は許さないし、今後数年の間はその影響が及ぶと思われる。(中略)ゲームを行う事と、感染対策を講じたうえでの『社会性、経済性、そして安全性は同時に成立』するものと考えている。」
島田チェアマン
「現状では、ゲームの実施にリスクが伴うことは事実ですが、我々はそのリスクに対してどれだけの準備をしてきたのか、そのプロセスこそを大事にしていきましょう。ウィズ・コロナの時代の新しい日常のなかで、感染予防に対する一人ひとりの意識や対策の実践が重要なことは言うまでもありませんが、感染者 (陽性判定者) が “悪” なのではありません。万が一の場合でも、皆さんが社会的責任を一身に負う必要はなく、リーグはクラブ・選手・スタッフ、そしてその家族を守り抜くことを約束します。それが『バスケで日本を元気に』を実現し、来るべき東京2020オリンピックにもつながる道であると信じているからです」
B.LEAGUEでは、ONE TAP SPORTSの全チームへの導入も先月頃に発表された。エディー・ジョーンズ監督下のラグビー日本代表チームで導入された事で話題になったシステム。「プロセスを大切にする」の具体的な施策の1つといえるでしょう。
そんな ONE TAP SPORTSの運営会社である株式会社ユーフォリアにて、9/11(金)夜にWEBセミナーが開催される。講師は、 B1川崎の吉岡トレーナーで、参加費は無料。モデレーターは同社のマック宮田氏が務める。
川崎の吉岡さんは、千葉ジェッツの池田さん、A東京の荒尾さんと共に、約1年前のスポーツXカンファレンスにも登壇されています。その時も、マック宮田氏はモデレーターを務めた。
当時のツイートを転載してみる。
1、催しの概要
HP
http://7110384.hs-sites.com/seminar-kawasaki-bravethunders
日時
2020年9月11日(金)20:00~21:30
※申込期限:2020年9月9日(水)
参加費
無料 (定員300名)
テーマ
Bリーグ・川崎ブレイブサンダースの
「コンディションマネジメント」を学ぼう
登壇者
川崎ブレイブサンダース
フィジカルパフォーマンスマネージャー
吉岡 淳平 氏
株式会社ユーフォリア
代表取締役
宮田 誠 (ファシリテーター)
アジェンダ
・オープニングトーク 
・川崎ブレイブサンダースのコンディションマネジメント
・ユース、育成年代における取り組み
・質疑応答
※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
2、約1年前のカンファレンスにて
*写真参照。
ツイートより抜粋。ネタ投稿も含む。
https://twitter.com/kataoka.../status/1155300733949894657...
*吉岡氏の取り組みは、他チームのトレーナーの方々も参考にされていると語っていた。池田氏、荒尾氏も称賛されていて「国内リーグの基準そのものを高めてくれた」という発言もあった。当時のツイートは、ちょうど、吉岡氏の取り組みを記載する前に途絶えてしまっている。。
・ 各チームの取り組みが豊富な事例と共に紹介された。鍛える、しかし怪我をさせない。チーム、選手を支える為の工夫が凄い。モデレーターの宮田誠氏は、オフホワイトのパンツ(7分丈)、黒のポロシャツ(One Tapポロシャツ)、濃紺シューズという出で立ちで登壇。
#SPORTSXConference2019
・千葉ジェッツふなばしの池田祐輔AT。ジェッツの「強み」としてスポンサー・サプライヤー各社の存在を紹介。リカバリー、栄養、予防、データの管理、医療機関との連携等々、徹底した創意工夫をし環境を整備。「シーズンを通じた練習不参加数」の総数を大幅に減少に成功。創意工夫、環境整備しまくる。
・A東京パフォーマンスコーチの荒尾裕文氏はチーム在籍20年近く。90年代中頃の試合数は15-18試合+天皇杯。現在は60+天皇杯+プレーオフ。昨年はアジアのクラブカップも参戦、日本代表もある。「トレーニング量と強度」と「休息」のバランスが肝。施設、スタッフ等のサポート体制が紹介された。
・ゲーム数について聞かれた際には「多い、少ない等の意見を言うのは、ある意味で筋違い」と柔らかく返答。「基本的な心構えとしては、決定された事へ対応力を高め、選手、チームへ万全のサポート体制を構築するが重要」と強調。プロリーグの発展として一定以上の興業数を必要とする事にも言及された。
・A東京/ルカHCには”On the Edge”という思想がある。平坦な道のりではなく、険しい道をあえて?選んで進み、目的地に到達。On the Edgeを、黒ポロの宮田誠氏はトレーニングと休息のバランスに触れて『ギリギリのところを攻める』と表現。練習量・強度でルカHCと荒尾氏の密なコミュニケーションが存在する
・ 荒尾氏は「競技現場とフロントスタッフとの良質なコミュニケーション」に言及。トレーニングの原理・原則の伝達、怪我に関する統計的なデータの提示を重視。(A東京は予算が潤沢そうなチームではあるが・・)様々な設備投資が進む背景には、必要性や効果が定量的に伝わっているからこそと感じた。
・ B.LEAGUEの下部組織(U15/U18)は質を担保する為、ライセンス制度で規定されている部分もある。例えば、HCには一定ランク以上のライセンス保有が必要で、トレーナーの方も似たような規定はあるらしい。が、それ以上に、三者ともに「熱意」・「使命感」・「責任」を原動力とされている様子だった。
・千葉、川崎、A東京から登壇された3トレーナー様と下部組織(U15、U18)の関係性が印象的だった。直接、間接と形は様々。が、それぞれに下部組織の環境整備にも役割を持たれていた。及び、各トレーナーの方々も意欲に満ちていた。トップでの経験やシステムが下部組織の選手にも還元されていくのだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?