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12/22(水)EuroBBA Webinar

#EuroBBA
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12/22(水)EuroBBA Webinar
https://eurobba1222.peatix.com/view

1222概要


近年、話題になっている『10代の有望選手×国内リーグ』というような文脈でも、チェコ等の事例を知ることが出来ました。とにかく欧州各国の競争力は凄まじいものがあります。


1、チェコの育成環境と外的環境について


前回の講義にて、チェコU16・HCのFrantisek Ronさんとの質疑応答より。下記、簡易的に、質問内容と返答を記載します。


Q、チェコは人口が少ない。国内リーグも欧州の中では中堅。
でも代表チームは世界のトップを目指していて、今、トップレベルに上りつつある。トーステン氏の講義では、チェコバスケ界のコーチの素晴らしい特性も紹介され、どれも納得のいく内容であった。Ron氏が考える要因は何があるか?


質問の背景


GBNセミナー等でも大車輪の活躍をされている東頭氏のセミナー等では、海外リーグで若手選手を積極的に起用するような制度的な後押しが色々と存在することが紹介されている。


『国内リーグ(2部・3分も含む)×10代の有望選手』の世界各国の事例とを比較すると、スペイン等に比べ、チェコの有望10代選手が積むことが出来る経験値に差があるように感じました。事実、スペインのほうが機会には恵まれているはず。


代表チームの卓越した結果について、現在のHCの手腕が特別に優れているという背景もあるのかもしれない。が、勿論、代表カテゴリーに送り出されていく選手の素晴らしさも影響しているはずである。Ron氏の考察を伺いたかった。


A、
※返答内容と概要とを項目別に記載。


①「アカデミー」と呼ばれる組織が機能している。
スペインやフランス等、欧州の強豪国との差を埋めるべく、精力的に遠征も。高いレベルの中で競技経験を積んでいる。
*「アカデミー」が豪AISのようなエリート育成機関なのか、代表チームとの区分けは不明。

②国内リーグの文化。
チェコのリーグは確かに中堅。だが、有望な外国籍選手が多い。また国内リーグのHCはチェコの若手選手を積極的に起用するケースも多い。確かに、スペイン等で過ごすことに比べると劣るかもしれないが、若い選手も貴重な経験を積むことが出来る。


③オフコートで選手のサポート体制の充実
栄養、トレーニング、休息、コンディショニング、キャリアパスを考える為の研修制度が充実。強豪他国と比較した際に、限られた環境の中で、一人一人の選手が自分の可能性を最大限に拡げる助けになっている。※何処までの選手が、サポートを得られるのかは不明


④選手の所属先クラブとの密な連携
「それは、我々が小国だからこそ出来ることだ」というコメントと共に、語られた様々な取り組みが語られた。代表キャンプに参加した選手の所属チームに対しての報告や情報の共有を徹底がその一つ。講義の中で『Willing Action』として紹介された評価指標の活用方法。『今、上手い選手』や『将来的に上手くなる選手、可能性のある選手』ではタレントの発掘や選考等で重要視している。そして『上手くなろうとする意思のある選手』も大切にしようとしている様子を強く感じた。


◇不明なこと
・リーグ規模のわりに外国籍選手がハイレベルになる要因
・国内リーグで勝利を目指して戦うHCが若手を積極的に起用できる背景。
・Academyと呼ばれる組織の概要。協会との関係性。調べによると、チェコ国内リーグの2部に「GBA(Get Better Academy)」というチームが参戦している。登録選手は、10代の選手や20代中盤の選手が多い。
主たる運営や、エージェントなどに近しい方々が行っている様子でもある。NCAAに進学する選手もちらほら。このチームと、協会との関係性など。
(リサーチ協力:とうみん氏)

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