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12/22 EuroBBA 告知

#EuroBBA
12/22(水)19:30~21:00
https://eurobba1222.peatix.com/view

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チェコEuroBBA


◇講習会の背景について

東京五輪後に日本を離れたトーステン・ロイブル氏は、その後、チェコバスケットボール協会の中でジュニア代表チームのアドバイサーに就任されました。アンダーカテゴリーの代表合宿に帯同して実際に練習をすると共に、コーチを育成される役割も担われているようです。チェコバスケットボール協会の『Mentor National Team program』という役職に就かれているようです。


前回のEuroBBAにて、当日参加者限定でチェコ代表U16代表チームのキャンプ地とを繋ぎ、生中継を行いました。配信画面では、実際にトーステンコーチが練習を指導されている様子も見られることが出来ました。エネルギッシュに指導される姿に懐かしさを覚えた参加者の方も多いのではないでしょうか。


さて、今回も、チェコU16代表チームに関連の深い内容で講習会を開催します。前回に引き続き、U16男子代表ヘッドコーチであり、チェコ、スロバキアバスケ界のレジェンドコーチの一人でもあるFrantisek Ronさんもゲスト講師として登場します。


近年、 チェコ代表チームは国際大会で目覚ましい戦績を残されています。 人口が多くないだけではなく、 国内リーグも欧州の中では強豪リーグでは言えない中堅のリーグで す。前回の講義で、トーステン・ ロイブル氏はチェコのコーチやバスケット関係者を評して「ポジティブでアクティブ。人間として魅力的で、 信頼できる方々が多い」と紹介されました。また、コーチングの特徴としては下記の項目が紹介されました。


①『バスケをバスケとして教える』
-チームのコンセプトの中で、 要素を取り出したドリルで教える能力に長けている。 ゲームをゲームとして教えられるコーチが多い


②『トレンドに敏感。細部にこだわる』
-①の前提でトレンドに敏感で勉強熱心な為、 選手は常に実践的に、かつ、 細かな技術や戦術眼も伸ばすことが出来る


③『実践に繋がる競争の組み込み方が非常に上手い』

④『練習の中でコーチが話が短く、選手がプレーする時間が多い』
-Learning by Doing、Coaching on the run
Frantisek Ronコーチからは、代表チームの選手選考や、 選手の所属クラブとの密な連携体制や評価項目についても紹介がありました。特に、タレントやスキルと同時に『上手くなろうとする意志』を重んじること。それらを可視化し、評価するための指標として活用されている”Willing Action"の導入や、所属クラブと連動した運用方法のきめ細かさは参加者にとって様々な示唆を与える内容となりました。


Frantisek Ronコーチはことあるごとに「我々が小国だからこそ出来ることです」と謙遜(?) されたようなコメントを残されました。人口が少ない国でも、勝利を決して諦めず、それぞれの立場で全力を尽くそうとされる強い意思が滲み出ているように感じました。同時に、代表チームに選出する、しないに関わらず、キャンプ等に参加した若い選手一人一人の競技人生を大切に育もうとされている温かな思いも感じ取れる内容でした。


今回も、奥深いチェコバスケットボール界の取り組みが紹介されるはずです。前置きが長くなりましたが、一人でも多くの方の参加をお待ちしております。


本講義は、チェコバスケットボール協会の許可の上で、実施しております。よろしくお願いいたします。


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