物語論あれこれ【 山田太一さんについて 】

以前シナリオをよく読んだ、と書いた時に山田太一さんの名を挙げ「一番影響を受けた」と書きました。

最初に触れた作品はテレビドラマ「早春スケッチブック」のシナリオです。お互いに連れ子同士で結婚した夫婦、その息子に本当の父親が接触し、平和だった家庭が乱されます。父親は平凡な生活を送る息子たちに向かって「なんてェ暮らしをしてるんだ」と罵声を浴びせます。山田さんは自分自身に向ける罵声としてこういう物語の必要を感じたそうです。多くのホームドラマを書いてきたライターとしてやるべきことのひとつとも思ったそうです。こういう視点があまりに足りないと。

読後の感想を一言で言うと驚きでした。テレビドラマでここまでできるんだ、という驚きです。

それから読めるシナリオは読み、見られるドラマはなるべく見ました。それでも多くの作品のほんの一部です。その一部についてもすべては書けないので、特に印象深かったものを以下に。

「それぞれの秋」 大学生の主人公が家族の秘密を知っていくホームドラマです。1973年放送。全15回。山田さんは「とにかく本当らしく」と努めたそうです。それまでのホームドラマは家族で和気あいあいのものが多く、ほとんど現実を反映していない。本当の家族をリアルに描くだけで意味がある、と。

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KATARA

オリジナルの小説、およびシナリオをHP[ http://novelsofkatara.web.fc2.com/ ]で公開後、電子書籍で出版しています。最新作は湘南・江の島を舞台にした夏の恋【 あの夏あの島で 】 ぜひ。

KATARAのエッセイ・コラム

KATARAのエッセイ・コラムです。物語論(ナラトロジー)について気ままに書いています。
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