エンターテイメントの高い、哲学的なSF映画

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みなさん、こんにちは。

人生100年時代の哲学を考察する Life100年研究所の 加藤 虎之介 です。

今回ご紹介する作品は、「 トータル・リコール 劇場版 (字幕版) 」です。

◇◆エンターテイメントの高い、哲学的なSF映画◆◇

昔、シュワちゃんとシャロン・ストーンさんが出演されていた映画のリメイクなんかな?と思いながら観ました。(昔、観た記憶だけだったのでウィキペディアを参照しして少し記憶を呼び戻しました)

今回の映画の方が、原作の「記憶売ります」に近いそうですが、宙に浮く車や、富裕層と貧困層の対立などをテーマにしているところが原作(1966年)の先見性を感じます。

この作品が非常に哲学的だなと思えたのが、反乱分子の首領と主人公の会話に見られました。以下に引用します。

「何の用だ」
「他にも来た理由があるはずだ」
「思い出したい」
「なぜ」
「自分を取り戻したい」
「本当の自分が何者か皆追い求めるが、答えは過去ではなく 現在にある それが真実だ」
「過去が教えてくれる」
「過去は主観的な概念にすぎん 我々にはそれが真実に見える だが 心は今を生きようとする心の中に 答えはある 」

この後、戦闘シーンに入っていきます。

テクノロジーの発展で、この映画のように記憶を簡単に植え込むことが可能になるかもしれません。

もし、そンな時代になった時には、上記のような思考・哲学(心の中に 答えはある)がより重要になるのかもしれません。

心の中というと、論理以外の感情も含まれますが、この感情こそ進化した人間に一番必要な要素になるのかもしれません。(現代は、人間が発展途上なので逆に論理優先の風潮になっているだけなのかもしれません)

アメリカ映画にしては、非常に哲学的な作品でした。

アクションシーンもあり、エンターテイメント性・娯楽性も兼ね備えており、大人が観て楽しめる作品です。

SF好きなら、観て損はありません。

今日は、この辺りで終わりにしましょう。

◇◆商品の説明◆◇

2012年

近未来。地球の表側には富裕層、裏側には労働者層が住み、世界は真っ二つに分断されていた。労働者たちは地球の“コア”を通って通勤し、機械のコマのように働いて搾取されるだけの日々。将来の希望も持てない彼らは、好みの記憶を買って自分の記憶に上書きすることで憂さを晴らしていた。ダグラス・クエイド(コリン・ファレル)もそんな労働者のひとり。美しい妻を持ちながらも、工場で働くだけの毎日にふと嫌気が差し、人工記憶センター“リコール社”を訪れる。彼が心に秘めた夢は“スパイ”。だが、記憶が書き換えられようとしたその時、突然、知らない自分が目を覚ました! これは一体どういうことなのか? 本当の自分の記憶はどこに・・・?自分さえも信じられぬまま、ダグは階級社会を覆し、世界の運命を変える戦いへと巻き込まれていく-。

筆者のお勧め度は、下記の通りです。

お勧め度
総合ランク   ★★★★☆ (4.0)
万人受け    ★★★★☆ (4.0)
哲学的度合い  ★★★★☆ (4.0)

*(注意)

哲学度合いというのは、筆者的に人生訓を得れるかどうか考えられたのか否かを個人的ポイントに表しています。

では、またお逢いしましょう。

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