ベーシックインカム、いつやるの？今でしょ！
皆様はベーシックインカムが導入され、最低限の生活が保証されたら何をしたいですか？
私は自分が食べる野菜を育てながら、小説を書いてアニメを作りたいです。
関連してスマホアプリも作りたいので、プログラミングも覚えたいですし、
メタバースで何ができるかも調べたいです。

しかし、こうして皆様にベーシックインカムの早期開始を訴えるのは、それが国防として必要だと考えているからです。
前述の私の夢だけであれば、ベーシックインカムがあったほうが早く叶いますが、無くとも時間がかかるだけの事です。

そもそも日本の食料自給率の低さは、ずっと問題視されてきました。
大規模な自然災害が起こり、世界的な物流が滞った場合に詰むからです。
世界が物騒になった今は、金で時間を買ってでも早急に解決すべきです。
如何なる手段の実行にも、自給率の高さが前提条件となってくるのです。

自給率向上が国防

シーレーンが塞がれれば石油の輸入が滞ります。
現状、空飛ぶ物の燃料に代替品があるとの話は聞いたことがありません。
このような状況で、反撃能力とやらを持つことが抑止力になるでしょうか？
また、その他の防衛力拡大にしても、意味を成すのでしょうか？

平和外交にしても、自給率が低いというのは物質(ものじち)を取られている状況です。効果的な事、つまり相手が本当に困ることは何一つ出来ません。
実際に現在進行形で、ロシアへの経済制裁は日本にとっても痛い状況です。

何より、日本の経済が弱くなって、土地・技術・労働力を買いたたかれてしまえば、自衛隊がどれほど強くとも意味を成さないのです。
おまけに国防においては同盟国である米国も、経済においてはライバルでしかないのです。少なくとも日本を助けはしないでしょう。

これらの問題を解決するには、リサイクルや再エネで実験段階の技術を大急ぎで実用化する必要があります。有り難い事に、日本に技術はあるのです。
ただ、不景気で失敗に臆病なご時世において、最初から厳しいコスパを求められることが、実用化を大幅に遅らせているのです。
実用化しないからコスパが下がらない、コスパが下がらないから廃れるという悪循環に陥っています。

農業の跡継ぎ問題も深刻です。
農業に興味のある人は多くとも、リスクを考えれば二の足を踏みます。
また、実際に始めても、続かない人も多いようです。
軌道に乗るまでには、恐らく失敗を繰り返す必要があり、どれだけ失敗して学べるかが成功の鍵となります。
その為の十分な蓄えを自力で稼いて用意するとなると、準備ができた頃には年齢的に体力が衰えてしまい、更に成功率が下がってしまうのです。

これらを一気に解決できるのは、ベーシックインカムではないでしょうか？
ベーシックインカムがあれば、遣り甲斐最優先で仕事が選べます。
最低限の生活が保証されていれば、失敗を恐れず色々試せるので、結果的に早く成果が出るようになるでしょう。
また、遣り甲斐を感じる人が少ない職業では、給料が上がるでしょう。

少し論点がズレますが、ベーシックインカムを直ぐに導入したほうが良いと考える、もう一つの理由はAIの進歩です。
将来的に多くの仕事をAIが担うようになると言われています。
そうなってからベーシックインカムを導入した場合、大きな問題が起こったとしても後戻りがとても難しくなります。
ならば、国防において重要な今後10年間で試せばといいと思うのです。

ただし、ベーシックインカムを導入する際に、他の社会保障を削るというのは反対です。それでは意味がないのです。
生活保護と年金はベーシックインカムとまる被りなので廃止していいと思いますが、それ以外の社会保障は続けないとチャレンジに繋がりません。

その他の理由

世界経済はバブル

どうやら世界経済は、米中発のバブルのようです。
金融市場と実態経済の乖離が進んでいるとのこと。
そのバブル崩壊の悪影響は、10年以内にやってくるとか…
リーマンショック等、米国のバブル崩壊だけでも世界恐慌となります。
そこに中国まで加わったら、貨幣そのものの価値が危うくないでしょうか？
そうなった時でも価値があるのは、広い意味での物作りだと思うのです。

少子化問題

少子化問題に今すぐ取り組まないと、日本が消えると言われています。
多くの女性は、現実の見えていない中学生ぐらいまでは、
将来3人以上の子供が欲しいと語る人が多いのですが…
成長して現実が見えてくるにつれて、その人数が減っていきます。
彼女達が本音どおりに子供を産み、育てられる環境が必要なのです。

ストレス社会

今の世の中は"おもねり"・"忖度"だらけです。
これを日本中から一掃するには、全員の最低限の生活が保証されるのが
一番ではないでしょうか。
阿り・忖度・顔色伺いがなくなれば、イノベーションが起こります。
顔色伺いで合理的かつ皆のためになるアイデアが日の目を見ない状況は、
いい加減に解消されるべきなのです。

選挙の投票率向上

選挙の投票率を上げる為に、もっとも必要なのは考える時間です。
労働者として働くことに精一杯では、有権者として調べたり考えたり
するのが難しくなります。
世界情勢が厳しいからこそ、最終的にどんな選択がなされるにせよ、
皆が選挙で投票し、後になって「こんな筈じゃなかった」とならないようにしないと、深い禍根を残すことに成りかねません。
誰しもに、情報収集と考える為の時間が必要なのではないでしょうか。

マイナス面もプラスになる

ベーシックインカムを実施すると、怠け者になる人も一定数いるでしょう。
そういう人々は恐らく現状でも嫌々で働いていて、客の立場になった途端にクレーマーになる確率が高いのではないでしょうか？
それが無くなるのであれば、本人の生産性は下がっても、他の人の生産性を下げなくなるので悪いことばかりではありません。
何より、過剰な感情労働は、ストレスひいては鬱病の元になります。
互いの健康の為に、適度に怠けてみるのも良いのではないでしょうか？

宇宙時代の地政学

日本を始めとする太平洋などに面した国々が、宇宙港の絶好の立地である事にも注目する必要があります。
地球の自転の向きの関係上、東側が大きく空いているといいのだそうです。
軌道エレベータ構想は一時、話題になっており、好立地も報じられましたが
(赤道直下で周囲になるべく何も無い場所。他にも条件があるとか)
それに比べて宇宙港は、あまり報道されていないのが気になるところです。
軌道エレベータは十分な強度の建築素材の開発に、まだ目処が立っていないことから、現時点で考慮に入れるべきは宇宙港のほうなのですが…

自給率アップを急ぐ理由

米中露が今このタイミングで騒動を始めた理由は、化石燃料利権の影響力と前述のバブル崩壊による悪影響の誤魔化しが通用する内に、ショックドクトリンで世界を囲い込めるだけ囲い込もうとしていると考えられます。
とはいえ、中国の軍備は事を起こす準備が整っておらず、本格的に動くのは数年後と言われています。つまり、時間との競争なのです。
また、再エネ・リサイクル技術・宇宙産業などは、既に需要が見込める状況であり、早いほど世界シェアを取りやすくなる事から、貿易の黒字化のためにも急ぐべきなのです。

財源どうする

特別会計の内訳を明らかにすれば捻出できる可能性が高いと考えられます。
"特別会計"については、YouTube等で色々な動画があるので、是非ご覧になってください。
また、海底熱水鉱床や温泉から金採掘する技術が開発されましたので、それを支援して日銀保有の金を増やすのもいいと思います。(国内金庫で保管)
そもそも前述の通り、通貨そのものの価値が危ぶまれる状況ですので、実態経済と現物資産を増やすことが大事です。
金で時間を買える内に、時間短縮を図るのが上作と考えます。

まとめ

あたかも優先順位が高いのは、国民の間で意見が分かれるあの件やこの件であると…我々、一般人は思い込まされていないでしょうか？
しかし、実際に優先順位が高いのは、意見の対立が少ない事柄ばかりです。

◉食料自給率の向上
◉エネルギー自給率の向上
◉政教癒着問題の解決
◉子育て支援
◉重要技術・土地の外資による買い占め問題への対応
◉税金の不明金問題の解決
◉税金の中抜きストップ
◉海底資源の開発
◉無理繰りな太陽光パネル設置ストップ
◉自然災害への備え

これらの問題に対して解決策を打ち出した暁には、国際社会における日本の位置付けも変化するのではないでしょうか？
意見の対立が激しい事柄に関しては、その後にどうするのが適切なのか議論したほうが、揉める時間が短縮されて効率的だと思うのです。

何より、前提条件が不明確な状況で重大な変更を行うのは、おかしいです。
十中八九、後になって「こんなつもりではなかった」となります。

右派も左派も協力して、自給率の向上に大至急で取り組むよう、政府に訴えていきませんか？
勿論、その方法については、様々な意見があることでしょう。
色んなアイデアを出しあって、よりよい方法に辿り着ければと思います。