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期待を抱く新人デザイナーが1年目で会社を辞めたわけ

こんにちは。ユーへーです。
今日は20歳の頃の昔話。

デザイナーといえばオシャレなオフィスでカッコいい服着て、Mac使って、机の上のメモにはよくわからんけどいい感じの落書きがある。


期待しかありませんでした。


面接の対応してくれた当時の先輩はオシャレで花柄のシャツのとか着こなしててセカンドバッグに革靴。顔もイケメン、体もムキムキでした。(ヤクザではありません)


15社面接してやっと受かった一社


給料は16万。残業代なし。ボーナスなし!

有給あったかわからん。


条件はクソですか入るしかありません。

そんなことよりデザイナーに慣れる事が大事だった。


1ヶ月目の真実


さて晴れて新人デザイナーになった私。

最初はベテランデザイナーの下につき簡単なレイアウトとか雑誌作成の手伝いをやっていました。


1つ困ったことがあった。


Illustratorがclassicでした。

当時の最新版はcs2です。(今は無料配布されてる)

困ってることとは、透過機能がないこと。

マスク機能もなかった気がする。


そういうのはフォトショップの仕事。

ちなみにフォトショップはバージョン5でした、、


最初は頑張って使ってましたが、使いにくすぎてバージョン上げてもらうようにお願いしたところ次の週には買ってきてもらえました。


大阪の日本橋で1万円で。


もうお気づきでしょう。

ソフトは海賊版でした、、🙈


流石にあれだなぁと思ったので自分のノートPCと学生の時買ったのを使いました。


2ヶ月目の絶望


それなりに優秀だったので、仕事にも慣れてきて別の仕事ももらえるようになりました。

そこで別の先輩と組むことになったんですが、それが絶望のはじまり、、、


あっちなみにメンバーは全員で6人。

デザイナー5人に校正が一人


オシャレな先輩と女性の先輩は年も近かったので仲が良かったと思います。


次に組む事になったのは、ベテランの先輩で年もひと回り離れてました。

パチンコ屋にいそうなボロボロのGジャンを毎日来てます。前歯なし、、まぁ見た目はともかく、仕事スタイルが終わってました。


朝は11時出勤。日中は寝てる。

定時超えてから働きだす。

パチ屋が閉まる前に帰ります。


あーこの人から学ぶことなくない?


そう思った。実際なかった。

むしろ仕事が終わって、あまりにもイラッとしたので社長に言いました。


とりあえず土日のAV鑑賞だけは止めてくれた。


3ヶ月目もう辞めたい


私は早くも辞めたいと思っていた。

仕事にも慣れていろいろ出来るようになってたんですが、苦手な事があった。それがたまらなく嫌だったからです。


何かというとロゴ作成


主に社長からの仕事だったんですが、とにかくロゴ作るのが苦手だった。


一個目は何とかできたけど、二個目がどうしても出来なくてかなり落ち込んだ。

なんかもう仕事辞めたかった。


当時はネットで検索とかあまりしてなくて、自分で考えたり、本見たりで参考にしてました。

それもあって、あーなんか何もできないなぁと感じてました。


親に電話したら、もうちょっと頑張りなさい。

と言われたから辞めることはありませんでした。


社長も精神的にまいっていたのを察してくれたのかあまりロゴの仕事を振らなくなりました。


ちなみに今はパクる技術を得たのでそれなりに作れるようになった。

ゼロから無理に生み出す必要はないという事を知ってだいぶ心が軽くなったし、ちょっとした考え方の違いで簡単に変わってしまう事を知った。


4ヶ月目〜10ヶ月目

新しい仕事もなく、既存の仕事をモクモクとする期間でした。

女のデザイナーの先輩がいたのですが、アメリカに行くとかで辞めてしまったり、好きなドラマの主人公が2話目にしてホントに亡くなってしまったりあったけど、概ね順調にデザイナーとして成長していた。


が気づいてしまった。


仕事には慣れたけど、あれ。

出来ること増えてない。慣れただけだ。


そして労働時間ながすぎ!給料安すぎ!!


慣れるとおかしな事に気づく。


朝来ても誰も来てない。

(夜が遅いから朝は揃わない)

朝食はコンビニで買って、会社で食べる(営業時間内に)

先輩は相変わらず寝てる(もはやこいつはいなくてもいい)

金が全然ない

残業ありすぎ(100時間は超える)

給料安すぎ(遅刻しすぎて)

まともに会社行ったのは最初の1ヶ月目だけ。

あとは月曜日以外は毎日遅刻(ミーティングがあるため)

よく寝る先輩は結構キツめのどもりがあるんだけど、社長がそれをたまにイジる(悪意がないから余計にひどい)

休憩時間が増えた(5時間はさぼってたというか待ち時間はやる事なかった)


11月目


辞めた。

オーストラリアに行くと言って、辞めることにした。


そして始まる。堕落のバイト生活。

パチ屋、カラオケ屋、またパチ屋。


3年だらけてバイトした結果。

パチ屋で鍛えた筋肉と接客で得た口の悪さだけが残った。


次回「ゼロから始めるWEBデザイナー生活」

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