画力があり過ぎて萌え絵需要に追いつけない人へ

シンプルに描きたいのに難しく描いてしまう人、自分のデッサンを線でなぞればいいと思う。そこから便化して必要な曲線だけを残せばシンプルになる。

日本の目が顔の半分を占める系統の漫画は大正ロマン風の銅版画と元々ディズニーをパクった手塚形式由来だ。

つまり西洋のデッサンの精選された銅板やディズニーの写真トレス絵が由来であり、元を辿ればデッサンなのだ。それが簡略化されて漫画絵になる。

シンプルが先じゃなくて精密なデッサンが先にある。今は整線されたものにあふれている故にそれを真似て描くからデッサンをすっと飛ばしても絵が描ける。

(ただしなぜその形がそうなっているかの理解はないので応用は効かないが、応用自体は商業的に不要なスキルである。これは公式を導き出さなければ導き出すのが難しい計算はあるが、理屈はわかってなくても公式を使えば数学ができるのと似てる。丸暗記すればセンターは突破でき、殆どの人はセンター試験以外にそれを使わない、というようなもの)

漫画は整線された後の存在。だから細かいのが先じゃない。緻密に書いて把握してから計画して簡略化する流れだった。

もしそうでなければ子供の描くような形や遠近法などの見え方を優先できない時に描かれる言語的に配置された絵になる。

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一度描いた線を何度もなぞればそれが自分の手の中のテンプレートになる。
絵柄は個性じゃない。何度も書いたゆえの手が覚えてるテンプレートなの。覚えさせればどんな絵柄も描けるようになる。

…なるけどその労力が金になるとは限らんので私はやらん。
人にできることは私はやりたくない。

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