この就活戦争を終わらせにきた
はじめに
2026卒の学生諸君、就活のゴールに向けて順調に進めているだろうか?
先日参加させてもらったインターンにおいて、「キャリア選び」の気づきを得たので共有したい。
就活のゴールって?
就活のゴールってなんだろう?🤔
僕はここを完全に履き違えていた。
気づき
学歴戦争というレールに乗せられ、いい高校、いい大学へと進学してきた。だからこそ、就活においても、いい職種・いい会社へと就かなければいけないと勝手に自分を奮い立たせていた。学生時代、誰の目からもわかりやすい偏差値という軸において「上へ上へ」と生きてきたために、就活においても「就活偏差値・年収」という分かりやすい軸を追ってしまっていたのだ。
しかし、本当にそれで良いのだろうか?
少なくとも僕にとっては、就活偏差値の高い会社を目指すという軸は違うと判断できたため、就活戦争から降りることを決意した。
そして「自分が楽しいと思える」という軸で職種・企業選びをすることにした。
バックグランド
ずっと、強い人になりたかった。すごい人になりたかった。この動機として、内発的動機(向上心など)と外発的動機(すごいと思われたいという気持ち)が半々くらいだと考えていたが、今振り返れば、外発的動機が大半を占めていたのだろう。
そのため、何においてもNo.1を目指していた(上へ上へと考えていた)。わかりやすい軸だからすがっていたのだ。
周りの友人が推薦で進学先を決める中、1人で名大を目指してがむしゃらに勉強した(特に名大でやりたいことはなかった)
強いエンジニアになりたくて周りの誰よりも様々なインターンに参加した
周りよりも一歩前に出たくて、女性絡みのエピソードトークを追い求めた
しかし、どの分野においても1番にはなれず、自分を見失いだし、自分に対する自信が削がれていった。
特に、エンジニアリングが顕著である。
高専3年の頃からエンジニアとしてインターンを始め、「強いエンジニア」をめがけていた。
しかし、スキルを身に着ければ身につけるほど、「上」とのGAPを思い知らされた。どうあがいてもたどり着けない現実にもがき、No.1になれない悔しさを噛み締めた。
そのGAPを埋めるために、ネームバリューのある会社のインターンにトライし、報酬の高い企業で働くことを求めた。そのような行動では何も解決しないということは自分が1番理解していた。しかし、「上」を目指すことをどうしても諦められなかったのだ。そしていつからか、この現実を直視したくないため、「自分にはもっと適切な他の職種があるのではないか」とコンサルを検討したり、マーケのインターンに参加したりした。
そのような経緯で参加したインターンで言われた一言が次である。
薄々気がついていた「自分はNo.1にはなれない」という点を突かれたこと
ずっと誰かに言ってほしかった「上を目指さなくていい」という言葉を耳にした安堵
涙を堪えられなかった。続けて、メンターさんはこういった。
ようやく目指すべき指針にたどり着けた。生まれ変わることができた自分からすると、「上へ上へと頑張っていた自分」がちっぽけにみえる。上を目指すことが悪いわけではない。これまでの生き方を否定するつもりもない。単純に、たどり着けない「上」を目指す生き方に終止符を打って、「自分らしさ」を追い求める新しい生き方を歩むのだ。
伝えたいこと
自分が生きたい道に沿った就活できていますか??
就活のゴールは、就活偏差値の高い企業に入ることではないはずです。
僕と同じようにもがいている方に届いたらいいなと思います。
Appendix
いろんな社員さんとお話をさせていただいた中で、全員が口を揃えて言っていたことがある。それを捉えている名言をとりあげたい。
超優秀な大学からベンチャーや名のしれない企業(年収が高いというわけでもない)に新卒入社したという経歴を持つ社員さんがいくらかいた。さらに詳しく話を聞くと、彼らの同期は、いわゆる就活偏差値の高い企業に就職していたとのこと。そんな中で、なぜ彼らが、はっきりいって良くわからない会社に入ることができたのか違和感でしかなかった。そこを質問させていただいたときに返される言葉は共通して、「会社名でチヤホヤされるのは最初の数年。それ以降は誰も会社名なんて気にしなくなって、その人が何をやっているのかがフォーカスされる。」という感じのことであった。つまり、名言にあるように、「どこで」働いているのかよりも、「何をして」働いているのかが重要であるということ。
20年しか人生を歩んでいない自分には20年分のものさししかないため、その視座の高さがなかった。なぜ彼らが、私と同じ頃にその視座の高さを持っていたのかは聞けていないが、これからは私も、”どこで”という観点は抜いて、”自分が何をしてきたか”という観点で自分を誇れる人生を歩む。
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