2022年10月15日
At Panasonic Stadium Suita

最近はTVコマーシャルでもお見かけするようになった藤井風君。私が初めて彼のピアノカバー映像を見たのもかれこれ１０年前なんだと思うと時の流れがちょっと怖いです。笑　風君は中学生の頃から沢山のピアノカバー映像をYouTubeにアップしていて、それが私のYouTubeのおすすめ欄にでてきたのが出会いでした。オシャレに演奏する子だな～次は何やるんだろ～と何となく定期的に見ていたページでした。ただ彼が高校生になると高校生活が忙しかったようでぱたりとアップがなくなりました。そこから私はもうやらないのかな～と思いずっとページを見ていませんでした。数年前にデビュー曲の“何なんｗ“がラジオから聞こえてきて、”ふじいかぜ” え、あの藤井風君？！となり、またYouTubeのページを見にいってみたらすごい事になっていて… ‼︎あれ？そもそも歌唱もしてたっけ？と疑問もありながら、その後、沢山の歌唱カバーも見ていき、これは間違いなく成功する人だ。と確信したのを強く覚えています。
 
デビューされてから、何回抽選に申し込んでも一度も当たる事のなかったチケット。抽選の応募数が多すぎて一般販売がほぼないチケット。そしてファンクラブなどもなく無料公式アプリでしか色々なお知らせがないお方。それがなんと2ndアルバムの初回盤に最速先行抽選のシリアルＩＤが入っており、今回はそちらで初当選出来ました！会場は遠方だけど丁度行く予定はあったのでその日に色々予定を合わせて大阪も満喫して来ました！先ほど知ったのですが、２日間６万人のキャパに対して６０万人の申し込みがあったそうです。驚愕です。そりゃ関東で当たらないわけだ。

初参戦してみた結果、会場であの素晴らしい演出と音楽を存分に楽しめ、最後にはきれいな花火まで‼︎‼︎来てよかったーーーと心から思いました。私はステージ正面のスタンド前列ど真ん中、最高の席だったと思います。少し不思議なのですが、スタジアムはとても広いのに本当に物理的にも近かった気に演出と風君の力で感じました。そして空を見上げ風を感じ、目を閉じて音楽を純粋に全身で楽しめる瞬間が沢山あって、何かまた新しい体験をした気がします。自由になるってこう言うことなのかも、と。

1stからの曲達はロック、ジャズ、そしてなんとレゲエ調にアレンジされており、レゲエは本当に驚いた‼︎そんな引き出しもお持ちなんですねー‼︎私はレゲエも大好きなのでたまらなかったです‼︎そしてまさかの新曲”grace”撮影ＯＫタイム。会場が本当にどよめきました。みんなにさらなる愛と新たな思い出を供給してくれました。流石です。そして曲終わり、“そろそろ携帯しまってもらおかのぉ～”でちゃんと急いでしまうお客さんもスタンドから見ていてほっこりしました。お行儀良くてみんなかわいい。今回はキーボードにyaffle氏が参加していたのでピアノはあんまり弾かないのかな？と思っていたけど、“みんなちょっと疲れたやろ？休んでえぇんやで～”と着席させてゴリゴリにカッコよく弾いてくれました。やっぱりピアノ演奏、本当に素晴らしかったです。ピアノ演奏は息をするのと同じってご本人が言っているけど本当にそうなんでしょうね。そしてサックス演奏も！これもまた歌うように吹くんですよー。才能が溢れてる。素敵でした。そして終盤ではみんなで“まつり”を楽しみ、きれいな花火もみせてくれました。そしてこの最高なコンサートの最後の曲は“旅路”。風君の曲の中でも私は特に大好きな曲で、大切な今そばにいる人達、大切なのにもうそばにはいない人達を思い、涙がでました。本当優しくて良い詞なんですよね。でも聞いたあとに、だからこそ毎日頑張って生きていこうと思わせてくれる大切は１曲です。

 魂のホームはインドと以前から彼はよく言っていて、ベジタリアンだそうなのでかなりヒンディーに影響を受けているのかなと私は感じていて、そうすると新曲“grace”を色々深く理解出来る気がします。自分の幸せは自分の中の自分を、自分で破壊して見つけていくもの。みたいな教えがあると聞いたことがあるのでそれを歌にのせていることが多い気がします。そして自分の中の愛が自分も周りも幸せにするってことなんですよね、きっと。中々難しいけどド正論ですよね。私は“自分の機嫌は自分でとる”ことをこの何年かモットーにしていて、レベルは全然違うけど、新曲を聞いた時何を歌っているのか理解出来た気がしました。

そして今回はコンサート以外にもフードロスについて理解を深める活動ブースだったり、飲食ブースもベジタリアンメニューにこだわって展開されていたり、彼の伝えたい事、広めたい事にこだわって”お祭り”がプロデュースされておりました。アリーナのブロック割がお野菜畑だったのも場内アナウンスがあるたびにほっこりしてよかったです。笑
 
色んな事を含めて日本に今まで中々いなかったタイプのアーティストなので、なんとなく誤解されやすそうな気がしてちょっと心配もあるのだけど、大人たちがこのまま雑音から彼を守って素敵な音楽を沢山生みだしていってくださるといいなと心から願っています。そして彼自身も、神！とか周りに言われても、“いや、わし普通の人間やしｗ”とちょっとポンコツな写真とか動画をみせてバランスをとっているんだろうと推測します。ステージ上の彼はあくまでも関わっているすべての皆様のハードワークの結晶。総合芸術作品です。勿論それは彼の才能なしには見られないものですが、風君も普通の人間ですからね。そういうとこはこれからも誤解されないといいなといちファンとして思います。
 
“風の秋まつり“
素敵な時間と体験をありがとう!!
また素敵な時間を過ごせる日がすぐに来ることを祈って。

Love All Serve All!!