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日本アイドルの完成形態

少し前からアマゾン•プライムにて配信が始まっていた嵐のアニバーサリーツアー•コンサート映像を拝見しました。

私の世代にとって嵐は子供の頃から常にTVにいた人達で、あのスケスケ衣装でデビュー曲を歌い踊っているのもオンタイムでみていた年代です。ですので、常に追いかけているようなファンでなくても活動休止はとても驚くニュースでした。

Netflixのドキュメンタリーを観た時にも感じたのですが、嵐のみなさんって本当にプロフェッショナルですよね。

コンサート会場ってファンからすると現実だけれど、非日常で、現実世界でどんなに大変な思いをされている方もそれを忘れて“今この時”を楽しめる空間だと思うのですが、嵐ってそれを本当にプロフェッショナルにやり遂げて下さるんだなと改めてとても関心しました。

“幸せにしてやるよー!“
“ついてこれるか?”


ドームの5万人の方々が自分の一挙手一投足に反応してくれるってどんな風に感じるんでしょうね。メンバー5人とファンの皆さんの歓声のやり取り、とても素敵でした!

ドーム中を山車で回り、歌い、踊り、手を振り、ファンの方へ出来る限り近づき笑顔でちゃんとみんなのこと見てるよ!見えてるよ!と反応を返し続ける3時間。

アイドルと言う職業の完成形態を嵐にみた気がしました。

私はアメリカのボーイズグループ、Backstreet Boys(以下BSB)が子供の頃から大好きで、今も日本でコンサートをして下さる時には必ず参加するほどのファンです。彼らはメンバーの脱退や復帰、それぞれの人生のアップ&ダウンを繰り返しながらも今現在も5人一緒に活動を続けてくれています。そして彼らはしばしボーイズグループの成功完成形だとアメリカでは言われています。彼らは現在全員既婚で皆さんお子さんもいらっしゃいます。ですが彼らが年を重ねるのと同じくファンも年を重ねていくので、それはそれで受け入れ、でもコンサートではクールでセクシーなアイコンを演じ、我々の期待にいつも答えてくれる彼らに熱狂します。そしてソロ活動などではそれぞれがBSBとはジャンルの違う活動などもされていますが、グループに戻ればいつも5人のベストを考えたパフォーマンスに徹し、グループのベストを表現する努力を続けてくださっています。

私は嵐も、彼らみたいになって欲しいな~と常々願っていて、毎年CDを出さなくて、ツアーをしなくても、それぞれソロ活動をしても帰るホームとして嵐があって、何年かに一度5人がそろった姿を見せてくれたら、彼らの事が大好きなファンはそれで満足なんじゃないかなともよく思います。勿論、ドキュメンタリーをみていたら大野君、今まで相当無理してたんだなとか、今まで沢山の時間をエンターテイメントに費やしてくれてありがとう。沢山の方を楽しませてきた彼ら自身も幸せでいて欲しい。とも、一般市民としては思ってしまいます。

でも…

ファンはいつかまた…!の期待を捨てきれないという気持ちもとても良くわかります。そしてだからこそ休止という決断になったのでしょうね。メンバーと事務所も。

KevinというメンバーがBSBを脱退した際、他のメンバーはいつでもまた復帰していい。と常々彼に伝えていたそうで、実際に6年後またKevinはBSBへ戻ってきてくれました。そして彼らは今年結成30周年を迎えます。

極論を言えば、みんなが元気で幸せでいてくれるなら、お休みしても辞めても、また戻ってきても、戻らなくてもどの選択をしても良いと思います。だって彼らの人生は彼ら自身のものだから。

でも安室奈美恵さんのファンのように彼女がどこかで元気でいてくれていると強く信じ、今も彼女の音楽を大切に聴き続けているファンもいて、心のどこかでずっと大好きな人の事を恋しく思っていても勿論良いんですよね。それも形は変われど大切な応援の仕方なんじゃないかなとも最近よく思います。

そして皆さんが築いてきた思い出や、一緒に過ごしてきた時間は、皆さんの人生からも、推されるアイドル本人の人生からもけして無くならない大切な時間である。それはこれまでも、そしてこれからも変わらない事実です。

12月31日のあの日、私はあの配信コンサートを家族とリビングのTVで拝見していました。

私はあの時の翔君の泣かないように必死に我慢し続けていた顔も、晴れやかな大野君の顔も忘れないと思うし、やっぱり嵐って素敵!と心から思う気持ちもずっと持ち続けています。

いつか、また!

そんな日が来る事を祈って🌿

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