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ゴールがスタートに変わった日

と、手帳に書いてありました。
滲み出る、
『ちょっと良いこと言った感』。
浮かれてました。

ずっとずっと、
イラストをお仕事にしたいと考えていた…
訳ではなかったのです。

そんな私が、
イラストレーターになりました。
今回はそんなお話。

ずーーっとお絵描き大好きだけど、
趣味で充分でした。

充分だったけれど、子どもが生まれてからは
その趣味の時間が全くなくて、
走り描きの育児絵日記以外はなんにも、
なーーんにも描いていなかった。

デジタルで手軽に絵が描けることは
とてもありがたかったけど、
手軽に描く手段だったからこそ、
使いこなすような練習や勉強は
それこそ全くしていませんでした。

子育て中に色々と目にしていた
エッセイの挿絵やWEBコミック。

いいな〜。かいてみたい。

そんな憧れはずっとあったけど、
それは、カラオケが好きな人が
ステージで歌うプロを見て
「いいな〜、あそこで歌ってみたい」
と思うのとそう変わりないことでした。

フルタイムの仕事と育児で疲れ果て、
やっとのことで在宅ワークを始めた私。

これが、ひとつめのゴールとスタート。

始めるまでは怖いけれど、
やってみたら意外とこんなものだったのか〜
というのが正直な感想でした。

そして色んな勉強や経験をするにつれ、
「何かに挑戦するハードル」が
とても低くなっていきました。

そんなとき目にした、
『イラストレーターの募集』。

そこに応募するに至った
事情というか理由というか
そんなものも勿論あったのだけれど、
一番はやっぱり
「やってみたい!!!」

もう少し言うと、
「やってみるをやってみたい!!」

どんどん膨らんで、
「やりたい!!!!」

そうと決めたら、
準備をしたり、
調べたり、
そして応募して…

実を言うと、それでもう
やりきった感がありました。
「やろうとすること」は
できるんだな〜と実感したというか。

だけど一度挑戦したら
ハードルも更にグンと下がって、
視界も広がり、
目に飛び込んだ募集に
もう1件、
もう2件、
と応募をしました。


そして頂いた採用連絡。

世界が変わった気がしました。

いざ決まったら決まったで、
改めて調べること、
練習すること、
勉強すること、
色々と出てきました。

それが、楽しい。
とても楽しい。

好きなことを学べて、
まだまだ成長できそう。

それが本当に嬉しくて、楽しい。

まさに、
「ゴールがスタートになった」
という瞬間を感じました。

本当に、瞬間。

ゴールをくぐった途端に
見える景色もガラッと変わっていました。

まさかこの歳で
こんな瞬間を味わえるなんて。

なにせ、知らなかった、
見えてなかった次のゴールに
気がつけたのだから。

相談して、
作業して、
納品して、
喜ばれ、
評価される。

そして報酬をいただく。

そこでやっと、
イラストレーターと名乗りました。
途端に自分の体に染み渡っていく
何かを感じました。

嬉し恥ずかし、
「私、イラスト描くお仕事しています」。

大事に大事に、ひとつひとつ、
頑張って取り組んでいきたいと思います。

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