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バーチャル界隈2020年の振り返りと2021年の予測

まずは総論

Why not Quest? というコンセプトは非常に合っておりました。

今年は非常に静かに、ただ確実に、2020年は誰も気づかないうちにしっかりと市場が形成されたと思います。

具体的に申しますと、多くのVR企業の売上が3倍くらいにはなったのではないでしょうか。僕の周りの会社も2019年から2020年では売上が3倍くらいにはなっています。そして黒字化を達成し、ある種のPMFを達成しているところが多かったです。

ただ、ビックニュースみたいなものは少なかったように感じます。

それでは振り返っていきましょう!!

下記は去年、2020年初の予想です。

詳細はこちら!!どうだったのか見ていきましょう!!

>1.Questの普及 正答率:90%

>まず、日本においてQuestが現状数万台あると言われていますが、これが20~30万台にはなると思います。かなり大きな変化です。

普及しましたね。数字もピッタリあっている気がします。

日本で20万台。そしてワールドで200~300万台な気がします。

# >2.Quest or NO Quest 正答率:80%

>Questでソフトをリリースしているデベロッパーはには非常に良い年になる一方で、それ以外デベロッパーは結構しんどい一年を送ることになると思います。

本当に良い年だったと思います。

売上もしっかり伸びているところが多いです。今年のVRデベロッパーはまさに「需給曲線のぶっ壊れ」を感じる年だったと思います。

https://note.com/kato_actevo/n/ne01bf522ef02


需要はハードウェアの売れ行きととともに増えていくのですが、とにかくソフトウェアがでない。つまるところファーストパーティ(FBが作っているソフト)とサードパーティ(限られたデベロッパー)が本当に潤った年だったと思います。

>特にB向けに関してはQuestで解決できる課題がC向けよりクリティカルではない。なので、**B向けのVRデベロッパーたちが、ARに取り組んだ**り、大企業とシナジーを模索するには良い時期になると思います。

これはそんなことなかったですね。

そもそもB向けのデベロッパーが去年よりは動いていない気がします。

>3.Quest以外のハードの死 正答率:50%**

>**Valveも今年は去年以上にその存在を大きくしない**と予想します。

死にはしなかったですが、しっかりとOculusにシェアを取られた年だったと思います。

ずっとまっていたんですが、Quest2を超えるハードウェアを提供されることはなかったですね。。。

> 4.AAAタイトルの投入 正答率:30%**

>**FPS**「カウンターストライクVR」とか?対戦要素が会って、世界的に有名なシューターは一本ほしいです。また、「アサクリVR」を期待してます。

少なかったですね~トリプルAタイトル

メダルオブオナーくらいですかね?


もったいない。ハードウェア製造の力がすごく良いOculusだったのですが、デベロッパーリレーションがうまくいかなかったですかね。。。非常にもったいないと思います。

>5.horizonの中ヒットと居場所のない子羊 正答率:0%

>まず、**間違いなくホライズンはヒット**します。これは「horizon絶対ヒットしないwwww」というVRおじさんはもうちょい若者を学んだほうがいいです。

おおおおおおおい。リリースすらされないじゃないですか!!!

まじで????御社のCEOの言葉「Done is better than perfect.」はどこいったんだ?

> 6.Questアプリ審査の撤廃 正答率:0%

>Questアプリ皆さん出したいですよね。出せませんよね。

これは全然違う方向性に行きそうだなあと思っています。今は別にソフトウェアがいっぱいある必要そうがなく、ただ、質が良くて少ないソフトウェアが必要である。になりそうです。

>7.VRファーストのVtuber 正答率:5%

今年のVtuberは本当にすごかったですね。

僕の予想は大外れでした。VRファーストにする必要はなかった。普通にVtuberがYou Tube上で成功した年だったと思います。ただ、ひっそりとVRファーストでVtuberやっている人たちも去年よりは観測できるようになりました。

>8.進むVRデベロッパーのM&A 正答率:5%

意外とどこもなかったですね。
僕が知らないところがあるのかな、、、。

>9.新たなる希望 0%

>ソニーが来てくれればいいのですが、中華系のところが来ても面白いですね。ただ、その国を代表する様はハードメイカーじゃないと勝ち目はないです。テンセントさん!期待してます!!

ソニー来年ではなく再来年でしたね。希望は出ましたが、来年ではないとのことです。


▼今年の予想

去年の予想は全体としていい方向に外れていきました。VRというよりもバーチャルにその歩みを進めてきたと思えます。

○全体感

バーチャルという大きな流れに包括されると思う

VRとかHMDで語ることができなくなるのが、2021年の流れだと思う。

なんでかというと、VRで感動体験が広まるよりも早く、バーチャル空間で、アイデンティティを持つことがより早く鮮明にユーザーのニーズを捉えているから。

 物事の本質は、頭にディスプレイをかぶることではなく、自分のアイデンティティをバーチャル空間に持っていくことだと思う。つまり、HMDがなくても、自分のアイデンティティをバーチャル空間に持っていけさえすれば、良いという世界になると思う。

とはいえ、VRもQuest2は予測よりプラス20~50%は売れたのではないかという感想。

VRHMDもある一定の効力を示すと思っており、バーチャル空間にアイデンティティを持ち込む上で非常に優秀なハードになると思う。一方でHMDをかぶることを目的にすることはもしかしたらナンセンスかもしれない。そう考える2020年末。

HMDをかぶっても、その世界に実在すると感じるためには、
・リアルと同じくらいシームレスな挙動
・リアルに負けない体(3Dモデル)
・リアルに負けないコミュニケーション

が必要になってくると思う。この一個でもかけたら、おそらく本質から外れてただの「小規模なハードウェア」に頼ったビジネスになると思う。

僕たちは人間がバーチャルで活躍する上で、非常に良い時代、時代の変わり目にいるなと感じている。

1,Quest2の堅調

Quest2は過去類をみない最高のハードウェアであることは間違いないでしょう。

その他のデバイスは残念ながら、徐々に徐々に撤退していくと思います。

valve頑張ってほしい。valveの方向性は5年後に必ず必要になってくると思うので、そこまで続けてほしい。流石に2021年にQuest3は出ないwあまりにもQuest2が良いハードすぎる。


2,進出するVRスタートアップ

VRスタートアップは増えると思う。
2,017年、2018年、は減る一方だった。
2019年は本当に1社しかしらない。ただ、2021年はVRスタートアップが増えると思う。僕もちょうどこの時期に起業すべきだったなと思うくらい来年はいい年だと思う。まさに「the time is now」「デベロッパーの皆様、作るなら今です」になる年だと思います。

3,VRスタートアップの寡占とホームラン

来年1発1億稼ぐVRスタートアップが出てくると思います。

とにかくに市場環境がいい。デベロッパーは少ないのに流入が激しく、本当にやりやすいマーケットだと思います。ここに良い投資家を連れて勝負するのは人生でまたとないタイミングなんだろうなと思います。

ただ、ソフトウェアは増える気があまりしない。

Oculusがお金を払って作ってもらうファーストパーティと少数の選ばれたサードパーティが儲かる縮図をまずは作ることを優先すると思うので、審査基準がゆるくなることがあるとするなら2021年のおわりくらいだと思います。

個人的には2年以内に10億円を集めて、変にオンライン要素を入れないゲームを作ったデベロッパーがVRの覇権を握っているはずなのでMy Dearestには頑張ってほしい


4,HORIZONの年末リリース

ホライズンいつリリースされるんだろうなーーー

多分、10月だろうなと予想します。

「Done is better than perfect.」ってすごい有名な方がおっしゃっていたんですが、出てこないですね。


5,big IPのバーチャルライブ

今年VRライブはしっかり盛り上がりましたね。

特にホロライブやにじさんじという日本でぐぐぐっと大きくなったIPたちのVRライブは非常に世界から見たとき稀有な例にとなりました。

コロナ禍により、多くのアーティストがバーチャルライブを行いました。一方でまだまだBig IPがバーチャルライブをトライしていないですよね。無料のお祭りっぽいのではなく、しっかり有料でお客さんを満足させることができるIPのライブが2021年に出てくるはずです。


6,アバタープラットフォームの覇権争い

アバタープラットフォームは今後非常に重要な戦いが入ると思います。

例えばVROIDやRealityや海外はGENIES

バーチャルにアイデンティティを持ち込むというのが大きな流れになる中で1丁目1番地がアバターです。「アバター」と「アバターを使う場所」が確立されなければ人はバーチャルにアイデンティティを持ち込むことができません。

アバターを使う場所は増えてきて、多種多様になってきました。

各々のプラットフォームが使う理由が明確になってきて、差別化が進んだのが2020年だと思います。一方で、アバターは正直まだまだ明確化が進んできて内容に考えております。各社の戦略が非常に興味深いです。

僕が今年VR界隈で一番起きた「美しい事象」といえば、やはりクラスター×Realityのコラボでしょうか。まさに時代が進んだ瞬間だったと思います。


今年の抱負

さてさて、2020年はVR企業の多くが「頭角を表してPMFを達した年」であるならば、2021のテーマは「しっかり、ただ確実に追いつけないところまで走っていく」そんな年になると思います。

僕たちの会社もユーザーのみんながびっくりするような仕掛けや仕組みを行っていきます。2021年もVARKチームがんばります!!


採用情報

とにかく今はバックオフィスが足りてないので、バックオフィスの方募集中です!!

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