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自己犠牲を続けたところで、待っているのは、遅かれ早かれ

こんにちは。

サロンオーナー歴、約10年。

ひとりサロン開業コンサル&コーチのけんとです。

「セラピストになりたい!」という人って、優しい人が多かったりします。人を癒やすことを仕事にしたいわけですからね性格的にもそんな方が多いのは分かります。

が、心配なのは、自分を満たす前に、人を満たそうとしているセラピストさん(※もしくはセラピストの卵さん)

自分が満たされていないのに、人を満たすことなんて、一時的にできたとしても、それを継続することなんて無理ですよ。それだけ、人を満たすことにはエネルギーが必要。

まずは自分を満たしましょう。自己犠牲の上に利他の精神は成り立ちません。シャンパンタワーのように、まず自分のグラスを満たして、そこから溢れ出た部分で、人を満たしていけばいいんです。

溢れ出る優しさ、という表現もありますよね。自分が空の状態だったら、溢れることはないですからね。

ちなみに、自分を満たす方法は個人差があるとは思いますが、万人向けの方法としては、まずは寝なさい、そして、温かいものを食べなさい。とお伝えしたいです。体が疲れていること、そして、空腹なこと、は辛いことですよ。

さて、こうお話ししても、「自分を満たさずに人を満たそうなんて、なんて立派な人なの!?」「自己犠牲の精神だから立派じゃない」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは大きな間違いでして、、

自己犠牲を続けたところで、待っているのは、遅かれ早かれ、「あなたのために言っているんだからね(しているんだからね)・・・」という、執着が発生しやすくなる自分。

この「あなたのために・・」というのは、親から聞いたこともあるかもしれませんし、また、お子さんにもいったことがあるかもしれません。

その多くが自分がたいせつな人と思う人に対して、大なり小なり自然と生じる気持ちだと思うんです。その気持ちに、人間ですから、煩悩や執着が反映されるのは当然だと思うんです。

セラピストの方であれば、よかれれと思ってお客さんにたくさんアドバイスやサポートをしたのにも関わらず、びっくりするぐらいそっけない態度を取られてちょっと凹む、なんて経験あるかと思うんです。

この執着を手放す、ということがほんとうに難しく、、、私もいまだに、お客さんや生徒さんを相手に、いかにして執着せずに満たすことができるのか、自問自答する日々です。

ほんとうの与えるとは執着を手放すこと、だと思っているのですが、これがなかなか難しい。

現在、生徒さんには、自立したセラピストになってもらいたい、という気持ちで、真剣にサポートをしているのですが、その気持ちが強ければ強いほど、これまた執着してしまうんですよね。

最近では、信頼はしているけど、期待はしない。というというところが、私の次の課題かな、と。

信頼とは、相手を尊重すること、一方、期待とは、相手に対して特定の結果や行動を求めること。

で、この期待が現在の私にとって、やっぱり執着となっているようなんです。きっとこの生徒さん、将来は、いいセラピストさんになるに違いない!と思えば、そりゃついついサポートしたくなっちゃいます。

で、その期待が執着となってしまうと、相手の「自由」を知らず知らずのうちに歪めてしまったり、「自立」を阻んでしまったりする場合もあったりするかもしれない。

こんな感じで、あーでもない、こーでもない、ということをセラピストとして、そして、現在は先生として、これまでの約10年間ずっと考えていることです。

今回は、ぜんぜん文章にまとまりがなかったですが、まずは自分を満たさないとセラピストは長く続かないと思うし、また人を満たすことってエネルギーがいるよ、というお話しでした。


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