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ごくごく稀にイイ話

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ごくごく稀に、とってもイイ話を書きます。 お見逃しなく。
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2019年8月の記事一覧

少年の心を持ったままのウンコで笑う男たち。

「何でこんなことしおるんやろ」  と、テレビを見ていた中学生の娘が一言、画面には、交差点内で八の字に暴走している車の映像が流れていました。  ボクが 「きっと、あれを『おもろいとおもて(面白いと思って)』やっとんねん。小学3年生位のレベルやね」 と解説すると、娘は、 「あぁ、『ウンコ』ってゆーて(言って)わろてる(笑ってる)やつか」 と、納得。  さすが我が娘、的確な例えだと感心しました。 (親バカですみません)  厨房でオタマを股間に当てたり、給水槽の中で泳

バレンタインデーで使うピンセット。

 携帯電話をスワロフスキーなどで「デコる」のが流行った年。  当時は、盆が明けるとバレンタインチョコの商談が始まりだすルーティングでした。  手作りチョコレート界でも、アラザンなどをデコるようなオススメレシピが登場、しかしながら 「取扱い商品として、ピンセットが無いので探してみてほしい」と仕事の依頼を受けました。  商品として調理用のピンセットが有るにはありましたが、ステンレス製になると高価で、バレンタインの一時の事では、売れそうにありません。  そんなおり、使い

叔父さんたちの戦争の話。

 センザブロー叔父さんは、母方の5人兄弟姉妹の三男、末っ子で、ボクは子どもの頃から「センちゃん」とお呼びしています。  センちゃんから、初めて叔父さんたちの戦地の話を聞いたのは、長兄エイゾー叔父さんが亡くなって数年後の2年前の夏、次兄リンゾー叔父さんの葬儀の時の事でした。  久しぶりに会ったセンちゃんと、食事をしながら聞いた昔話です。 ☆ ☆ ☆  戦地での事は話したがらないお兄さん達だったそうです。  が、好奇心旺盛、終戦当時、中学生だったセンちゃんは、せがんて