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「ヒエラルキー」を使う奴=タコツボ野郎

 社会福祉士試験のための勉強をしていた頃、「ヒエラルキー」という語句を頻繁に使った文と出会ったことがありました。
 その時「ヒエラルキー」の意味は知らなかったのですが、前後の内容から『階級』とか『階層』とかいう意味かなとは思いつつ、後でネットで確認しましたら、そのまんまの意味でした。

 で、この「ヒエラルキー」というのは、日本語の『階級』とか『階層』と、何かしらニュアンスが微妙に違う、ということもないようでした。
(日本語の『階級』とか『階層』という語句から、わざわざカースト制度とかと結びつける方が不自然です)
  その文にあえて「ヒエラルキー」を使うのは、なんとも残念な、実際、内容も薄っぺらい印象を持ちました。

 中学生位の子に『階級』とか『階層』の意味をたずねてみたら、おおよそ正しい答えが返ってくるはず。
逆に「ヒエラルキー」なんて語句を知っている子は、数少ないでしょう。
 
 ひねた見方かもしれませんが、一般の人が使わない専門用語を駆使した私の論は、実に素晴らしい!と、そんなレベルで、わざわざ判りにくくして、専門家としての地位を装っていると見えてしまうのです。
 
「ヒエラルキー」を使う奴=タコツボ野郎

この公式は、あながち的外れではないと思っています。

 ちなみに「ヒエラルキー」というのは、和製外来語で、ドイツ語読みなら「ヒエラルヒー」、英語なら「ハイエラルキー」と読みます。
 後者2つなら、誤訳の恐れからそのまま使う場合もあるでしょうから、まだ納得できるのですが。

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