この記事は黒猫ドラネコ (@kurodoraneko15)さん https://twitter.com/kurodoraneko15
への回答です。

こちらのツイートね。

https://twitter.com/kurodoraneko15/status/1284378417631092736?s=19

①なんで12月公開の西野の映画のチケットを今から20枚買うん…
②日時が決まってから映画館で買えばいいじゃん

まずこのクラファンのプロジェクトおよびリターンの構造から説明が必要です。

クラファンの目的は「映画『えんとつ町のプペル』を全国の子供達にプレゼントしたい」です。

一方的にプレゼントを押し付けるのではなく、全国の子どもに携わる機関や団体が「ウチの子たちにプレゼントして欲しい」と手を挙げることが出来ます。

プロジェクトオーナーは「任意の団体にプレゼントできる権利」をリターンとして出品します。

支援者がリターンを購入すると、間接的に子どもたちにチケットをプレゼントすることができます。
これは完全なる"寄付"ですね。
（感謝を受け取っているので、それがリターンと捉えることも出来ます）

さて、当該の飲み会リターンですが「西野氏との少人数飲み会に参加できる、20枚チケットが手に入る、残額は子どもたちへのプレゼントにまわる」というリターン内容です。

これを10万円で「高い」と思うか「安い」と思うかは個人の資金力や価値観の違いですが、少なくとも購入者は「10万円に値する価値」と判断して購入していると思います。

では回答ですが、
そもそも映画のチケットだけを購入しているわけではないし、このリターンが今後販売されるかわからない限定的なものである。だから今買う。（チケットが今欲しいかは別として、である）

本人にとって価値があるから買う。

20枚も買ってどうするのか、というと、使う（配る、寄付する、観る、売る、など）から買うんですね。（中には持てあます人もいるのは否定しません）

また、西野さんの活動への応援も含まれていると思います。

個人の価値観を否定できるならどうぞ。個人的には最低の行為だとは思いますが、茶化して冷笑して受け入れないのも自由ですので。



③なんでチケット20枚10万円で買ったら岡山で西野と飲み会に参加できるん…

上記のクラファンとリターンを見てもらえるとわかりますが、差額はチケットの寄付に充てられます。

「西野と飲み会」が10万円は高いぞ！宗教！という煽りたいのはわかるんですが、なんならチケットも寄付もなくて10万円で安いと思ってる人もいると思います。

これについては、ミュージシャンがバックステージのファンミーティングなどを高額で販売することがありますが、あれは果たして宗教でしょうか、と聞きたいですね。

距離感に価値を感じて対価を支払っているのではないでしょうか。僕は不当な額とは思いませんが、そう感じることは否定しません。


ちなみに今回は飲み会がメインで"チケット付き"ですので、そもそも疑問点が間違っていますね。

④なんで全国の子どもは西野の映画が見たい前提なん…

こちらが設定していない前提を勝手に妄想して怖がらないで欲しいのですが、ごめんなさいね、言い方が悪かったですね。

チケットは全国の「観たい（子どもたちにプレゼントしたい）」と手を挙げてくれた団体、教育機関などにプレゼントをしております。

あなたが妄想する前提はありませんので安心して欲しいです。


子どもたちの意志は無視かー！観たくない子どももいるだろう！という声が聞こえてきそうですが、そうですね。どうしても観たくないという子がいたら、無理やり観せるのはやめた方がいいんじゃないでしょうか。
そこは支援を受けっとた側が考慮すれば良いと思います。

今回は「観たい」という子どもたちと「観せたい」という親や教育者と「観てもらいたい」という作者や支援者の思いがマッチングしているので、無用な心配です。

いかがでしょうか。

黒猫ドラネコさんは文章を生業にされているようですので、反論やお気持ちの訂正があればお待ちしています。