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【Pauper】今日買ったもの(10/11)

台風読みで頼んでおいたカードが到着。pauperは絶妙なバランスのコモンが沢山あって面白い。

今回買ったのは、氷雪ジェスカイ隆盛の中で何故かいけるのではと思ってしまったイゼットフェアリー用のパーツとその他諸々である。ちなみにイゼットフェアリーは作った4分後くらいにアーカム空漁師でフンフンするプランに切り替わっていた。

フェアリーの決闘者/Faerie Duelist

瞬速飛行持ち1/2フェアリー。瞬速のフェアリーというだけで青単への採用に可能性を感じるのに、タフネスが2のため環境に蔓延るタフネス1全体除去に耐性があるところがよい。
pauperでフェアリーといえばSSSとのシナジーが注目される。場にフェアリーが並ぶとSSSの強さが何倍にも跳ね上がるため、青単やイゼット等のフェアリーデッキでは序盤から場に置ける1マナのフェアリーがよく使われているが、並べる一瞬の隙に氷雪ジェスカイのメインウェポンであるコーの空漁師が着地してしまうことや、SSSも含め全て電謀やティムなどの1点火力に焼かれてしまうのが悩みどころだった。その点このカードは、相手の脅威に対するカウンターの隙を作らずに並べることができ、場に置いた後も全体除去に耐性があるので、SSSと非常に相性がよいのだ。
もう一つの能力はETBで相手クリーチャーのパワーを2下げるというもの。単体で使うと、1/1~3/1までを一方的に打ち取ることができるが、現状のpauper環境でそのP/Tを持つ相打ちたい生物がいるかと言われると怪しいところであるため、活躍の場はないように感じる。前述の空漁師に対しても、コンバットを一度止められるだけだ。
だが思い出してほしい。このカードは「展開しやすいフェアリー」なのである。このカードやSSS、その他小粒のクリーチャー達が並んでいる状況で、空漁師が殴ってきたとする。普通の青単であれば、苦虫を噛み潰したような顔で3体でブロックするか悩んだ挙げ句テイクして追い詰められ、そのうち土地を片付けるが、このカードを使えばどうだろうか。こちらのカードは1枚も消費せずに、一方的に空漁師を討ち取れるのである。
また、こちらのクリーチャーの強化ではなく、相手の弱体化であるところもポイントが高い。軽量呪文が飛び交うpauperに置いて、自分のクリーチャーを除去されても損になりにくいコンバットトリックはとても貴重だ。
序盤、中盤、終盤隙がないこのフェアリー、なかなか魅力を感じる一枚ではないだろうか。
得点:3.9

憤怒の魔除け/Fury Charm

pauperを嗜んだことがあるプレイヤーのおよそ7割が一度でいいからやってみたいことが「2t空漁師に対してアーカムを割る」ことだという。
自分も例に漏れずそれを望むプレイヤーであったため、時間があれば「序盤に使えるアーティファクト破壊インスタント呪文」を探し求める日々を過ごしていた。
その中でも自分が重要視していたのは「アーティファクトを使用していないデッキに対して腐らないこと」である。環境トップの氷雪ジェスカイや、トロン、親和などアーティファクトを採用するアーキタイプは多く存在し、その中でアーティファクト破壊は一定の評価を得ることが出来るが、バーンや赤単、緑単など腐るデッキも多い。1枚のアド差を取り合うpauperにおいて、完全に腐ってしまう1枚を投入することはとても厳しいことだと感じる。ちなみに同じ考えから私は払拭をメイン採用することを好んでいない。
憤怒の魔除けは、3つのモードがあり、その内1つは時間カウンターに関する能力なのでほぼ使えないが、1つはアーティファクト破壊、1つはクリーチャーに1/1修正&トランプルを与えるというもので、アーティファクト破壊の強さは最初に書いたので良いとして、後半の能力もチャンプブロックや相打ちで止まる忍者のアタックを通してドローに繋げることができたり、1点火力に対応してタフネスを上げてフェアリーを守ったりなど、攻守で活躍が見込める、中々魅力を感じる1枚ではないだろうか。
得点:3.4

墓の刈り取り/Reaping the Graves

氷雪ジェスカイのサイドにイイぞと言われたため購入。効果は間違いなく強くサイドの枠を割いても悪くなく、メインでも強く打てる機会が多いように見えるが、あまり入れる気になれない。
理由①一番強く打てるのがロングゲームになった時である
理由②序盤で腐る
理由③マナ基盤をいじらない限りフィルターを通さないと打てない
言語化するとこんな感じである。ジェスカイのプランは、「序盤から無駄な動きを一切せずに、最短手で環境最強の動きであるアーカム空漁師やマルドリブリンク、古術師ブリンクに繋げることでアド差を広げるとともにスペックで勝つ」ことだと考えている(今適当に捻り出した)ため、それらのプランと全く噛み合っていないこのカードを採用する枠はないという結論に達した。
ただ本当にカードとしては強いので、買ったことに後悔はしていない(そもそもpauperのカード安すぎて後悔しない)し、いつか使ってみたいと思う。
得点:71

今更ではあるが得点は最高を100点、平均を50点として採点した。

おわり

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