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【執筆中】Pauper 青白ファミリア解説記事

パウパーの環境に存在する、青白カラーのコントロール・コンボデッキ「青白ファミリア」の初心者向け解説記事です。


デッキのコンセプト

青のCIPクリーチャー、打ち消し、バウンス、ブリンク呪文と、それをサポートする白の呪文で構成されているデッキです。
デッキ名の由来でもある《陽景学院の使い魔》で青の呪文のマナ・コストを軽減し、アクション数を増やして膨大なアドバンテージを獲得することを目指します。
最終的には様々なループコンボによってコントロールしきることで勝利します。

ファミリアの魅力

青白らしいコントロールデッキとしての側面と、青らしいコンボデッキの側面でどちらも高水準な点が魅力だと思っています。
コントロールとしては、打ち消し、バウンス、ライフゲイン等、実に青白らしいコントロール感を味わえます。相手の攻めを耐えつつ盤面、手札を整えて逆転していく感じがたまりません。ドロースペルが多く、対戦中に大量にドローができる点も青らしくて良いです。
コンボとしては、やはり無限コンボを搭載している点が魅力です。無限コンボってロマンですからね。最高ですよね。ルール上有限のループ回数を宣言しなければならないので雑にデカい数字を言いましょう。鳥100億体。

ドローしまくるのが好きな方、コンボ・コントロールデッキが好きな方、ガチャガチャするコンボ、無限コンボが好きな方にオススメです。

ファミリアの何が難しいのか

ファミリアには難しく感じるポイントが2つあると思っています。
1つ目は多彩なコンボを搭載しているデッキであり、動かし方が分かりづらい点です。
ファミリアと対戦して興味を持った方や、ファミリアをあまり回したことがない方が感じていることが多いと思います。
ファミリアはマナ軽減、フリースペル、墓地利用とガチャガチャした動きが多く、初見で何ができるデッキなのか見極めるのは困難です。

→本記事では主要なコンボ一覧を記載します。数は多いかもしれませんが、何回も一人回しをすれば主要なカードがわかり、すぐに覚えられると思います。

2つ目は他のデッキにも言えることではありますが、選択肢が多い点です。特にファミリアはコンボデッキである性質上様々なシナジーがあり、「今何が欲しいのか」「今何をしなければならないのか」を見極めることが難しいです。これはファミリアを回し始めて、なんとなく負けた、なんとなく勝ったが頻発している方が感じていることが多いと思います。

→これについては相手のデッキごと、盤面ごとにプレイングが変わるため、記事に全てをまとめるのは諦めます。
少しでも参考になるよう、本記事では相手のデッキ・状況等関係なく特に扱うのが難しいカードの解説と、主要なアーキタイプごとの方針について記述したいと思います。

コンボ解説

主なコンボを以下に分類して解説します。
☆《陽景学院の使い魔》なし
☆《陽景学院の使い魔》あり
・非無限ループ
・無限ループ

☆《陽景学院の使い魔》なし

《古術師》+《儚い存在》
《儚い存在》を《古術師》に対して唱えることでCIP能力を再利用し墓地の呪文を回収。自分のターンのアップキープに誘発した《儚い存在》の反復能力でもう一度古術師を再利用し、《儚い存在》自身を回収するコンボです。
ターンが回ってくればリソースを消費することなく墓地の呪文を回収できる強力なコンボで、打ち消しを毎ターン回収する等で用意に相手をコントロールすることが可能になります。

《熟考漂い》+《儚い存在》
《熟考漂い》を想起コストで唱え、想起の解決前に儚い存在でブリンクすることで、想起のデメリットであるクリーチャーが墓地に送られてしまうことを防ぐとともに、CIP能力の誘発で4ドローすることができるコンボです。
たった4マナで行うことができ、相手が《熟考漂い》を除去できなければ、反復能力でさらに2ドローができます。
一度通ると大量のアドバンテージを獲得することができ、また相手に妨害手段がないことも判明するので一気に有利になります。
また勘違いされやすいですが、除去などでブリンクを妨害されたとしてもアドバンテージは取れているので、押し付けやすいコンボです。

《古術師》+《幽霊のゆらめき》+ CIP
CIP能力を持つ何かと《古術師》を対象に《幽霊のゆらめき》を唱え、古術師で《幽霊のゆらめき》を回収することにより、《幽霊のゆらめき》を唱えられる数だけCIP能力を誘発させることができます。
例えば《熟考漂い》を対象に取るとリソース消費なしで2ドローすることができたり、《古術師》2体を対象に取ると墓地の好きな呪文をリソース消費なしで回収することができます。
また、《亡き骸のぬかるみ》を対象に取るとリソース消費なしで墓地のクリーチャーをデッキトップに戻すことができ、ライブラリーの修復ができます。
手札を8枚以上にして毎ターンのクリンナップでクリーチャーを墓地に落とし、落としたクリーチャーをライブラリーに戻すことでライブラリーアウトを回避することができます。
この動きができることにより、後述する無限ライフコンボの達成後に、ループが妨害されない限り相手のライブラリーアウトを待つだけで勝利することも可能です。(この勝利手段を狙うことよりも、相手がこちらのライブラリーアウトを狙っている時に説明して投了してもらうことの方が多いです。)

☆《陽景学院の使い魔》あり

・非無限ループ
《熟考漂い》+《断絶》
《熟考漂い》を想起コストで唱え、想起の解決前に《断絶》で手札に戻すことにより、実質的に《断絶》を2マナドロー呪文に変換することができるコンボです。状況によってはマナ消費がなくなったり、マナが増えたりします。
一応《陽景学院の使い魔》なしでもできますが、ある程度マナ・コストがかかってしまうので《陽景学院の使い魔》ありのコンボとして分類しました。
コンボに使用するマナの量及び《断絶》解決後のマナの量は《陽景学院の使い魔》と《アゾリウスの大法官庁》の枚数によって変動します。(図参照)
できるだけ実質的なマナ消費が0からプラスになる状況(赤字部分)で行いたいです。

ファミリアとバウンスランドがあったら強いよくらいの感覚でいればいいと思います。

手札枚数は増えませんが《海門の神官》でも同様の動きが可能です。
非無限ループですが呪文を唱える枚数が多く、ドローから連鎖して《王神の信者》での大量ライフゲインも狙えるコンボです。

・無限ループ
《陽景学院の使い魔》×2 +《古術師》+《幽霊のゆらめき》+《島》
《陽景学院の使い魔》2体で青1マナとなった《幽霊のゆらめき》を《古術師》と《島》に唱え、《古術師》で《幽霊のゆらめき》を回収します。《幽霊のゆらめき》を唱えるためにマナを出した《島》はブリンクされてアンタップ状態で場に出るため、無限ループとなります。
上記を好きなだけ行い、以下のクリーチャー達の効果を誘発させることを狙います。
《王神の信者》:
青の呪文である《幽霊のゆらめき》を無限回数唱えることができるため、無限ライフとなります。
《賢者街の住人》:
青のクリーチャーである《古術師》を無限回数場に出すことができるため、無限ライブラリー破壊となります。
どちらもこのデッキのメジャーな勝ち筋の一つです。

《陽景学院の使い魔》×2 +《古術師》×2 +《幽霊のゆらめき》+《断絶》
前述した《古術師》×2 +《幽霊のゆらめき》で墓地の呪文を回収する動きができる時、《断絶》と《陽景学院の使い魔》2体がいると《断絶》を無限回数唱えることができるようになります。
無限ループの理由を簡単に解説すると以下となります。
・《幽霊のゆらめき》と《断絶》を唱えるために青2マナが必要
・《断絶》を唱えると青が出る土地を2枚アンタップできる
上述した組み合わせ以外にも、《陽景学院の使い魔》2枚の代わりに《陽景学院の使い魔》+《アゾリウスの大法官庁》でもループを行うことが可能です。

《陽景学院の使い魔》×2 +《古術師》×2 +《幽霊のゆらめき》+《断絶》+《王神の信者》+《アゾリウスの大法官庁》×2
上述した《断絶》による無限バウンスができる時、《王神の信者》と《アゾリウスの大法官庁》2枚があると無限に白マナを出すことができます。
無限マナの理由を簡単に解説すると以下となります。
・《幽霊のゆらめき》と《断絶》のループで《アゾリウスの大法官庁》2枚を起こすと白2マナが浮く
・白1マナで《王神の信者》を唱え、《王神の信者》に対して《断絶》を唱えることで1ループにつき白1マナ増える
一般的なファミリアのリストでは白無限マナを出す意味はあまりありません。ループが決まった後、手札にある白い呪文を、青マナを使わずに使用したい時等たまに行うことがあるくらいです。
コンボの成立までかなりの枚数が必要なので、このコンボを主軸にしてデッキを組むことはお勧めしませんが、《神憑く相棒》等の白のCIP能力を持つパーマネントを入れるとそのCIP能力を無限に実行できるようになります。実用性はあまりありませんが、覚えておいて損はないです。

その他の有名ループコンボ

・《裕福な海賊》
+《陽景学院の使い魔》×2 +《古術師》+ 《幽霊のゆらめき》

《古術師》と《裕福な海賊》を対象に1マナの《幽霊のゆらめき》を唱えることで、無限に宝物トークンを出すことができます。

・《記憶の壁》
&《陽景学院の使い魔》 ×2 +《アゾリウスの大法官庁》×2 +《断絶》

《記憶の壁》を《断絶》で無限に出し続けることで、《幽霊のゆらめき》を使用することなく無限ループ(無限ライフやLO)が可能となります。

以上で主要なコンボの紹介を終わります。

扱うのが難しいカード

特に扱うのが難しいカードは《断絶》です。
このカードはカード・アドバンテージの面だけで見れば単純に損をするカードですが、デッキに採用されているカード全てとシナジーがあると言っても過言ではなく、強力なリターンを叩き出すことができるカードです。
何も考えずに使うと《送還》の能力しかもたらしませんが、使いようによっては《暗黒の儀式》にも《Time Walk》にも《物読み》にも、あるいはその全てにもなり得ます。どのデッキのどのカードにも言えることではありますが、ファミリアにおいては《断絶》を如何に強く使おうとするかでデッキ全体の強さが変わる印象があります。
「土地を2枚アンタップする」能力は、《陽景学院の使い魔》や《アゾリウスの大法官庁》と組み合わせることで実質的なマナ加速となり、1ターンで複数のアクションを取ったり、高コストの呪文につなげることができます。
「クリーチャーをバウンスする」能力は、相手のクリーチャーを対象に取れば攻め手を妨害することができますが、自分のCIP持ちのクリーチャーに打てばさらなるアドバンテージの獲得につなげることもできます。
このデッキは高コストで強力なクリーチャーを多く有しているため、《断絶》は基本的に自分のターンに唱える方が強いです。相手のターンに唱える場合は、《幽霊のゆらめき》や《禁制》のキッカーコストなど、起き上がった土地を有効活用できるようなプランを立てた上で使用することが望ましいです。
前述した通り、採用されているカード全てとシナジーがあるカードなので、常に断絶を強く使うプランを考えながらデッキを回すと、次第にデッキ全体で強い動きができるようになっていけると思います。

アーキタイプごとの方針

現在環境に存在しているデッキごとに方針を記載するのは物量的に厳しいので、以下のように、大まかなアーキタイプに分類して解説をします。
・バーン
・アグロ
・ミッドレンジ
・コントロール
・コンボ

☆バーン

とにかく《王神の信者》の維持に努めます。
《王神の信者》は1マナでタフネスが4もあり、パウパー環境では(特に赤いデッキは)倒すのが難しいです。
比較的高コストの呪文が多いデッキであることから、キープによっては何もできずに負けてしまうこともあり、初手に《王神の信者》があるかないかは重要なポイントです。
サイドボードからは《水流破》を取れる関係上、相性はかなり改善しますが、それでもキープ基準は高いです。
《王神の信者》に高負荷がかかるマッチアップで、逆に言うとそれくらいしか言うことがありません。ゲームが長引けばアドバンテージを得る手段は豊富にあるため、コントロールするのは容易です。

☆アグロ

《王神の信者》によるブロックおよびライフゲインによる遅延と、《陽景学院の使い魔》や《断絶》によるテンポの獲得が鍵になります。《熟考漂い》や《海門の神官》といった優秀なブロッカー、またそれらと《儚い存在》等のブリンクによるコンボは、相手の攻めをいなしつつアドバンテージの獲得に繋げられるため強力ですが、一般的なアグロに対して行うにはスピードが足りないため、《断絶》や《陽景学院の使い魔》で足並みを揃えたり、《王神の信者》で時間を稼ぐ必要があります。
サイドボード候補としては《虹色の断片》や《石角の高官》といった強力なアンチカードが挙げられます。《古術師》+《儚い存在》と組み合わせて完全にロックすることが可能です。

☆ミッドレンジ

比較的有利なマッチアップであることが多いです。
除去が多い相手であれば《熟考漂い》や《海門の神官》でアドバンテージを稼ぎつつ相手のカードとの交換に回すことにより、簡単に優位に立つことができます。《陽景学院の使い魔》は重要であることが少なく、むしろ相手の除去と1:1交換をしてしまうのはもったいないです。
《断絶》については、ミッドレンジのクリーチャーはCIP能力を持っていて損をするパターンが多いため、自分のクリーチャーに対して唱えることが多いです。こちらのブリンク呪文に対する除去に合わせてクリーチャーを再利用する等、相手の除去とうまく交換し、最終的にこちらのコンボを通せる盤面を作っていくことが重要になると思います。
《王神の信者》は対アグロと比較すると優先度は下がりますが、フェアリーやボロスラリーなどの飛行クロックが多いデッキは、飛行クリーチャーが少ない構成上ライフを消耗してしまうことが多いため、序盤に1枚置けているだけで安定度が変わります。

☆コントロール

多くの場合はアドバンテージ勝負になるため、熟考漂いや古術師を絡めたリソースの獲得を目指します。
《陽景学院の使い魔》が定着したら、打ち消し呪文でバックアップしながらCIP持ちクリーチャーを通し、アドバンテージを取りながら強い盤面の作成にいち早く向かいます。特に狙いたいのは《古術師》と《儚い存在》のコンボで、妨害がなければそれだけでゲームエンドまで持っていける力があります。
ミラーについても同様で、基本的には《陽景学院の使い魔》が定着した方、《古術師》と《儚い存在》のコンボが決まった方が勝ちます。
他のアーキタイプとのマッチアップで強い《王神の信者》はコントロール対面だと弱いことが多いです。アド損。

☆コンボ

サイクリングストームやモグワーツ等、《王神の信者》や《断絶》による遅延、テンポ獲得が難しいデッキが多いため、苦手なマッチアップとなります。打ち消し呪文をなんとか構えながら《陽景学院の使い魔》を唱え、こちらのコンボの成立を目指しにいくしかありません。
サイドボード候補としては《否認》や《払拭》等の打ち消し呪文がありますが、どれもクリティカルなカードではないため、苦戦を強いられることが多いです。

↓以下執筆中

各採用カードの解説

デッキを構成する主なカードを要素ごとに分類すると、以下のようになります。
(カードごとに重複する要素あり)

・アクション数増加(コンボパーツ)
 《陽景学院の使い魔》
 《断絶》

・相手の遅延
 《王神の信者》
 《断絶》

・CIP持ちクリーチャー
 《海門の神官》
 《古術師》
 《熟考漂い》

・クリーチャーの再利用
 《儚い存在》
 《幽霊のゆらめき》
 《断絶》
 《亡骸のぬかるみ》

・打ち消し
 《禁制》
 《対抗呪文》
 《焦点の喪失》

・安定化・アドバンテージ獲得
 《海門の神官》
 《熟考漂い》
 《定業》
 《当世》
 《綿密な分析》
 《アゾリウスの大法官庁》

・無限ループによる勝利手段
 《王神の信者》
 《賢者街の住人》

順番に1枚ずつ解説していきます。

陽景学院の使い魔
青白ファミリアでは基本的に青の呪文の軽減効果を使用します。緑の呪文軽減を使うのは自然のなんちゃらくらいです。緑と白の混成マナなので1マナで唱えられます。
強く恩恵が得られるのは2体以上並んでからです。上述したコンボの達成条件に2体必要なことが多いため。
ただ、コンボ達成のために必要な枚数が2枚なだけであって、1体定着するだけでかなりの仕事はしてくれます。なので自分は序盤〜中盤のやり取りの中で、2体並んでいる状況で相手に除去を打たれた際、場に1体いれば良いという思考で打ち消し等のレスポンスをせずに通すことが多いです。
デッキ名になっているクリーチャーでもありますが、このカード自体がキープ基準になるのは対トロンのような速度が重要な場合のみで、それよりも土地が順当に伸びるか、相手の遅延を行えるカードやアドバンテージを獲得できるカードがあるかを基準にすることが多いです。
0/3のスタッツは非常に優秀で、5色に存在するファミリアの中で一番使われている理由はタフネス3であることの要因が大きいと思っています。
他によく使われるのは夜景学院の使い魔ですが、こちらは再生を持つ黒のクリーチャーであるというメリットはありつつも、タフネスが1であるデメリットの方が目立つため現環境では白ファミリア優勢だと考えています。横並びをさせていく構成上全体2点にひっかからないラインかつ1点ダメージの除去に当たらないタフネスは重要です。

断絶
前述しましたがこのデッキの中で一番扱うのが難しい呪文だと思います。
場面場面で断絶で何ができるのかしっかりと考えながら強さを引き出していきましょう。
相手のクリーチャーバウンスとマナ加速を目的に使用する際はプレイが簡単かもしれません。熟考漂い等のCIPによってデッキからカードを引いてくる能力と組み合わせて、断絶をドローに置換できるような選択肢がある場合はデッキ内のカードの枚数や受けが何枚あるのか、断絶が何に変わると強いのかなど考えることが多いので難しいと感じます。

熟考漂い
アドバンテージ源でありコンボパーツでありフィニッシャーです。



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