加藤 信吾|LANCH Inc. 左ききの道具店

コピーライターと左ききの道具店。コピーの話と、小売への奮闘をつぶやきます。LANCH …

加藤 信吾|LANCH Inc. 左ききの道具店

コピーライターと左ききの道具店。コピーの話と、小売への奮闘をつぶやきます。LANCH Inc. 左ききの道具店 代表。2019年に名古屋から岐阜県各務原市へ移住しました。

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最近の記事

お店のことだけ考えた、1週間の備忘録。

前回の記事で、こんなことを書きました。 で、さっそくこの1週間、他の予定を一切入れず、左ききの道具店のことだけを考え、手を動かしたわけです。 思えば、コピーライターの仕事をはじめて18年とちょっと。左ききの道具店をはじめて5年半ぐらい経ちますが、1週間ぜんぶ自社のことしかやらないというのは、実は初めてのこと。 どれだけ未来に重要なことでも、やはり受託ビジネスの身としては、自社のことよりもクライアント優先というのが不文律としてあるわけで。忙しいを言い訳に先延ばしにすること

    • LANCH 10期目。左きき30%になる、の期です。

      3月1日からLANCHは10期目に突入しました。 10年かー。世のスタートアップ企業を眺めてみると、創業10年もすれば社員ウン十人、売上ウン十億、上場していても珍しくない会社もゴロゴロあるけれど。まあ、他人事ですね。そんなわけで弊社の着地はこんな感じ。 クリエイティブ、左ききの道具店、ともに微増。 正直なところ、クリエイティブは前期が天井かと思っていたので、それを上回ったのは嬉しい誤算でしたね。お声がけていただける皆さま、本当にありがとうございます。 とはいえ、冷静に

      • 2023年の振り返りと抱負的なメモ

        年齢を重ねるほどに一年の区切りが溶けていく。2年前と3年前は、もはや同一の記憶フォルダに入ってしまった。このままでは将来何かの折に振り返る時に都合が悪いのではないか、、、とふんわり思ったので備忘録として2023年のメモを残しておきます。 とはいえ、全然日記とか書いていないし、noteの頻度もまばらだったのでスマホに残っている写真記録から抜粋。正直、めちゃくちゃ抜け漏れある。ただ写真を撮るということは何かしら心が動いたということなので、まあ、それだけでもいいかな。2024年最

        • オンラインショップのお店がリアル店舗を開くまで。(左ききの道具店の場合)

          左ききの道具店は、2023年8月13日(左利きの日)にリアル店舗「ときどきストア」を岐阜県各務原市に開店しました。 お店の中はこんな感じです。 ぜんぶに目が行き届き、商品を手に取りやすく、店長とゆっくり話ができる、こじんまりとしたお店。 最初は月に一度、今は月に2,3度しか開かない、なんとも気まぐれなお店ではありますが、そこはストア名が「ときどき」だからを言い訳に、ゆるゆると営業しています。いい名前を付けたなと、個人的には思っております。 とはいえ、オンラインとリアル

        お店のことだけ考えた、1週間の備忘録。

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        • #お店 記事まとめ
          2,459本
        • LANCHの時間。
          22本
        • 小説の棚
          1本

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          LANCH 9期目。いつまで僕はコピーライターなのだろう、の期です。

          3月1日からLANCHも9期目に突入しました。 ……と、約2ヶ月たって書き出す時点で、今の状況が窺い知れますね。はい、バタバタしてます。 昨年の秋ぐらいから、どうにももキャパギリギリで綱渡しておりまして、ようやくひと心地ついたのがここ数日、というところ。どうでもいいですけど、なんで忙しいときのことをバタバタ、って呼ぶんですかね? 最近バタバタでさー、なんて言うけど、赤ちゃんが手足をあばれさせているみたいで、大の大人のセリフじゃないですね。まあ、どうでもいいんですけど。

          LANCH 9期目。いつまで僕はコピーライターなのだろう、の期です。

          ちいさいお店の店長考 その①

          オンラインショップ「左ききの道具店」を開店して丸3年と少し。僕はコピーライターとして日々の仕事に追われながら、ずっとこのお店を見てきた。 見てきた、というと少し他人行儀かもしれない。仕入れの原資を担ってきたし、運営のために手も動かしてきた。今となってはほとんど四六時中お店のことを考えてもいる。でも、このお店の発案者は店長で、すべての矢面に立つのが彼女であることを十分に理解しているので、やはり「見てきた」という表現が正しいように思う。その上での印象をごく簡潔に言えば、、、

          ちいさいお店の店長考 その①

          背水の陣を振り返って、40歳。

          四十歳は二度目のハタチ。 と書いたのは眞木準さん。伊勢丹の広告だった。本で出会った頃は「へえ、やっぱり上手いこと言うなぁ」という程度だったけど、当事者として受け止めると、なんて前向きで素敵な捉え方なんだろうと感心する。 本日、40歳になりました。 もう歳を重ねることになんの新鮮味もないはずなのに、昨日寝る前に「これで30代は終わりなのか」と思いながら目を閉じ、朝起きて「今日から40なのか」と鏡を見ながら確認してしまった。 40歳。 はやいなぁ、という思いがある。 ま

          背水の陣を振り返って、40歳。

          コピーライターになる前、コピー機を売っていた、むかしの話。

          もう17年も前の話。コピー機を売っていたことがあった。どのオフィスにもある、コピー、FAX、プリンタができる複合機と呼ばれるもの。主にシャープ製。画質はそれほど良くなかったけれど(今は知らない)、他に比べて安かった。それを飛び込みで売っていく。「経費削減の件でお伺いしました」と入り口の営業トークをひっさげて、商業ビルの最上階から順番にベルを鳴らす。当然、ほとんどの場合、断られる。 「いりません」 「結構です」 「替えたばかりなの」 と即アウト(入り口で断られる)は当た

          コピーライターになる前、コピー機を売っていた、むかしの話。

          左ききの道具店の、ちいさなメーカー宣言。新ブランド『HIDARI』を立ち上げた理由。

          お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、近頃の左ききの道具店のオリジナル商品には「HIDARI」という名前がついています。去年の9月、「左ききの手帳2022」からHIDARIというシリーズがひっそりとスタートしました。 左ききの手帳 左ききの手帳カバー 15cm定規 が現状のラインナップ。今後も、オリジナルの大部分はHIDARIシリーズとして発表していく予定です。 現時点では「左ききの道具店オリジナル」と、「HIDARI」という2つの自社商品のシリーズが混在してい

          左ききの道具店の、ちいさなメーカー宣言。新ブランド『HIDARI』を立ち上げた理由。

          STORESからShopifyに移行した、左ききの道具店の備忘録。

          2022年3月末をもって、左ききの道具店STORES店は終了しました。思えば、開業した2018年8月から3年半ちょっとのお付き合い。めちゃくちゃお世話になりました。そして現在、左ききの道具店はShopifyで構築されています。この辺りの経緯は、気づいたらすぐに忘れてしまうのでちょっと書き残しておこうかと。あと、オンラインショップに取り組む誰かの参考になったら嬉しいです。(4/2 21:00 図中の内容を一部修正しました) ①2018年8月〜 STORES単体期開店前、どこの

          STORESからShopifyに移行した、左ききの道具店の備忘録。

          8期目に突入。地盤を固める期、です。

          3月1日。LANCHも8期目に突入と相成りました。 こどもで言えば、小学2年生。学校にも慣れ、仲良しの友達もでき、……と書きながら、去年の記事がフラッシュバックしたんですが、まったく同じ導入で、ぜんぜん成長していない自分になんとも不甲斐ない気持ちです。はい。 さておき。7期はこのような着地でした。 左ききの道具店は、一昨年の巣ごもり需要ほどでないにしろ堅実に伸びました。そしてクリエイティブが復調。おかげさまで全体として過去最高の着地となりました。左ききのみなさま、ご依頼

          8期目に突入。地盤を固める期、です。

          人生の抱負ができました。

          毎年、お正月には抱負を立てていた。 一番多いのが健康に関するもので、筋トレ、ランニング、ウォーキング。ダイエット目標がそれに続く。次に頻出するのが読書。週に一冊が多いけど、月に3冊、みたいな希望と妥協の産物みたいやつもあったね。瞑想も多いな。何かしら精神の充実を図ろうとすることが読み取れる。 そして言うまでもなく、過去のあらゆる新年の抱負は、ときに一月いっぱい粘り、ときに三日坊主にすらならず、忘れ去られていった。すべからず。さっぱりと。跡形もなく。 しかし、それでいいの

          人生の抱負ができました。

          大晦日のおはようございます。

          おはよう。 って、なんだか不思議だな。 こんにちは。 と こんばんは。 と並列の挨拶のはずなのに、おはようだけ特別な上品さを感じてしまう。 おはようございます。と、丁寧な言い方があるのも大きいんだろうか。こんにちは。と、こんばんは。にもあるのかな。おばんです、はどうだろうか。岐阜ではへんな顔をされるだろうな。 おはようございます。 クライアントへのメッセージ冒頭に、お世話になります、の代わりに使っても違和感がない挨拶なんて、他にあるのかな。こんにちは、や、こん

          大晦日のおはようございます。

          身の丈にあった走り方。

          左ききの道具店、前進しています。 9月に発売した2022年版の左ききの手帳も順調に動いており、おかげさまで今年も昨年の売上は越えられそうです。まだ4年目なのだから、そうでなくっちゃ困るのですが、本当にありがたい限り。もうすぐ年末ですが、気を抜かず駆け抜けていく所存です。がんばるぞっと。 さて、そんなわけで今年を振り返りつつ、久しぶりのnoteで思うことを書き残しておくことにします。 冒頭に、前進している、と書きましたが、つまり見てくれる人が増えているわけで。ほしい!とか、

          ふつうのコピーライター。

          先日、LANCHのウェブサイトをリニューアルした。大阪のスピッカートさんという素敵な会社にお願いしたので、想像以上に素敵になった。こちらです。 なんだか、すごくちゃんとした会社みたいだ。もちろん、普段から真面目にしているつもりなんだけど、クリエイティブに関して僕一人で担っているとは思えない規模に見えるという意味でね。デザインの力、感じるわ。 今回のリニューアルで一番時間をかけたのは、自分自身の仕事のスタンスの言語化だった。どんな姿勢で、どんなクライアントと、どんなゴールに

          ふつうのコピーライター。

          左ききの道具店、4年目になりました。

          昨日の8月13日「左ききの日」に、左ききの道具店は創業から満3年を迎え、無事に4年目を迎えました。商品をご愛顧いただいている左利きの方、SNSを楽しんでいただいているフォロワーの皆さま、本当にありがとうございます。 この日を記念して、ささやかなプレゼントキャンペーンも実施中ですので、よろしければぜひ〜!(なくなり次第終了です) さあ、そして4年目です。 直近でもいろいろと変化してきたし、これからもガンガンに変わっていくつもりなので、このあたりで最近の変化や取り組んでいく

          左ききの道具店、4年目になりました。