フラペチーノの食べ方問題

スターバックスのフラペチーノを飲むとき、上に乗ったホイップクリームだけをまずスプーンで食す。そしてそれから下のフラペチーノにストローを刺して、吸い始める。友人が「うわ、デブ!!」と言う。なぜだ。「うわ、下品!!」ならまだわかる。謝る。でも「デブ」はおかしいだろう。だってクリームだけ最初に食べても、結局、君がグシャグシャにストローで混ぜながら飲んでるそれと、摂取カロリーは変わらないもの。むしろぼくが飲んでる抹茶クリームフラペチーノより、君が飲んでるダークモカチップクリームフラペチーノのほうがカロリー高そうじゃないか。字面的に。てか、フラペチーノって「飲むもの」なのか「食べるもの」なのかハッキリしなくて、動詞の選び方が難しいなあ。

そんなことを大学1年の秋に思ったのを覚えている。たしか原宿の屋上にある、あのやけに豪華なスターバックスの店舗でのことだった。今、振り返ると、そのぼくのふるまいが「デブ」だったのだと、よくわかる。

今日はひさしぶりにスターバックスに行った。レジの店員さんが一目惚れするくらい可愛かったけど、光沢あるリボンのようなものでふわふわに髪を結んで、ポニーテールにしていて、「ダメだ、このリボンのふんわり加減は、危険な特徴だ。お姫様願望があるタイプだ」とか無意識に考えていた。自分がまた少し嫌になった。

チャイティーは甘くて、おいしかった。


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