失敗から学びを得て前に進むには

紀元前に起きたローマとカルタゴの戦いを中心に現代でも活かせる学びを考考察してます。以下は参考図書です。

失敗を学びに変え、次に活かす。誰もが耳にタコができるほどこのような言葉を聞いたことがあると思います。

しかしコレ、自分はホントに実践できているのだろうかと思う事があります。

ローマとカルタゴの大戦であるポエニ戦争開戦当初、カルタゴは圧倒的な海軍力を誇っていたにも関わらず負け続けます。

その史実を知り、なぜ失敗から学ぶことが出来ないのかを考えたくなりました。

周りに失敗を学びに変えながらどんどん進化したり、次々と新しいこと実践している人はいますか?

幸運にも私の身の回りにはそのような人たちが結構いて、すごい!と思うようなことを実践されている人がいます。

そのような人を見るたびにとても刺激になり、学びになります。そしてたいていそういう人たちはすごく忙しいけど、仕事が良くできます。

そんな人たちの行動や自分の経験を踏まえ、なぜ失敗を活かすことが出来ないのかを考えたとき、私は内的な要因と外的な要因があると思っています。

内的な要因は、これまでの経験、過去の成功体験が邪魔する場合。失敗してもそれを認めない、あるいはそもそも気づかない、気づこうとしないなど。

外的な要因には自分はおかしいと思っているけど、組織的な圧力により失敗や最悪の場合それをさらに隠蔽させられ、改善の芽を摘まれてしまう場合。

内的な要因について、なかなかどうして人の性格は変わらないのものです。でも、ちょっとでも改善したい、成長したいと思うなら、まずは日々の内省習慣をつけることが大切と思います。

私は今年から日々日記のようなカタチで、手帳に一言内省をつけています。会議の自分の発信に対して他の人がどうリアクションしたか、誰のどんな発信に皆が合意したか、など。

これによってこの組織が何に関心をもっているのかに気づけるようになってきています。またこれをやると、今度はこうしてみよう!なんて思えて日々が楽しくなります。そんな感じで、だんたん失敗から学ぶというのが自分なりに見えてきている感覚があります。

まずは「気づけるようになること」から始めて、そしてそれを疑問を持ち、その上で改善策を考えてやってみる。ここからがスタートかなと思います。

外的な要因については、違和感を発信する事がスタートかなと思います。発信し、周りを巻き込み、そして共に考えてもらえるようにすること。おかしい、と思っているなら、それに甘んじることなく率先したリーダーシップが必要と思います。

私は今グローバル企業におり、日本人ではない人達と関わることが少なくはありません。そんな中、文化の違いなのか日本人だとうまくいくところが海外の人だと業務が硬直してしまうことがあります。それでもやっていかざるを得ない。メールしてもだめ、チャットしてもダメ。。
なぜ?なぜ?なぜ?

失敗の連続で、周りとも相談しました。そして、その中で、ふと、そもそもに立ち返りました。

そもそも人間関係が出来てないのにお願いしたところで、「誰?この人?」にならないかなぁと思ったのです。自分だったらそうなります。

そこで、ミーティングを何度か持ち、自分と相手の共通点についても話したりしました。私は元来ご機嫌な人間なので、だんだん一緒に仕事ができて楽しいと思えてきますし、すると相手も自分も話してくれたり。ようやく、後日、仕事が進み始めてとりあえずホッとしました。。

失敗に対して周りの支援を得ながら仮説を立てて改善する。結局は内的要因による失敗を学び変えるときと同じスキームかもしれませんが、内省によってヒントを得ることが大切だと思います。

ローマとカルタゴの話を読みながらそんなことを考えていました。

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