ストーリーを語ること

先日投稿した「noteでのポジショニング」(↓のリンク)を書き連ねながら、書き切れなかったことがありました。ストーリーを語ることの大切さです。

マーケティングの教科書で出てきた実例では同じような製品を売るときにとるべきポジションの戦略が述べられていました。

その際に必要なのは,その製品がどのような価値を提供するのかという視点です。

たとえば台所洗剤であれば,あぶらよごれに強い,手が荒れない,レンジ周りでしっかり落とせるのかなど。手荒れの課題へ訴求すれば,そのような課題を抱える人に手にとってもらえるということです。

これみていると,結局大事になってくるのはストーリーなんだなぁということが分かります。自分のサービスや製品に伝えたいメッセージがこめられているかどうか。

洗剤であろう何であろうと,あらゆる製品は基本的な課題を解決しています。しかし,その中でもしっかりと認知してもらうためには,ストーリーを語ることが必要なのだと思います。ストーリーを面白くする要素ってなんでしょう。

実務の中でのストーリー
先日,社内で役員の前でプレゼンする機会がありました。なんとか無事に終わり,そのフィードバックをいただき、論理性と感情に訴える内容だったとポジティブな評価を言っていただきました。自分でも少し力を入れたところが相手の感情的に訴え,共感を発動したようでした。

この経験を今度は所属する部に持ち帰り報告し,色々とご評価いただいたわけですが,その中でも,とあるメンバー言われた言葉が印象的でした。

その方は,仕事を大切する際大切なことはストーリーを伝えることだと考えています。そして、感情に訴える内容があることはストーリー作りにも共通することがありとても腑に落ちた,と言ってくださいました。

これらのフィードバックを得て、ビジネスにおけるストーリーの本質には,感情に訴える思いが込められているかどうかが大事ということに気がつきました。

振り返って自分のプレゼンで気持ちを込めたところは、チームワークや夢へのコミットでした。

技術開発系のプレゼンだったのですが、研究者同士の良いチームワークあるからこそ成し遂げることをお話ししました。加えて,この技術が解決する課題と解決することで持ちうる夢を語りました。

全面的にそんなエモーショナルな話で構成としていたわけではないですが(それだとうっとおしいですよね),要所で一言メッセージとして入れました。その一言があることでただロジカルでシステマティックな話ではなく,ストーリーとして受け入れていただけたのかなと考えています。
この点は意識的に普段からの話方も工夫したいと思うわけです。

ビジネスのストーリーにおいても,いいこれまで宣伝文句として自分の中で素通りしていたメッセージやストーリーにも実は作り手の思いがあるのかもしれません。

そこに気がつけると、見聞きするものの解像度が自然と上がりますね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?