第84回桜花賞
◎6枠11番・ライトバック(坂井瑠星騎手)
現在行われている阪神競馬場・芝外回りコースでは、鋭い末脚を発揮出来るタイプに有利となる。
それにより、興奮度が高まる展開が増えてきた。
今年の桜も、その形が見れるかもしれないと、心躍る時間を過ごしている。
本命に指名した理由。
新潟競馬場でのメイクデビュー戦で、強烈なインパクトを残した牝馬は、桜花賞戦線で、注目していく価値が高いからだ。
2023年8月13日、芝外回り1800m。
そのレースで、鋭い末脚を披露し、差し切り勝ち。
上がり3ハロン32秒8でのハイレベルな内容。
この時点で、「2024年の桜花賞馬は決まり!!」という感情が芽生えたほどだった。
ところが、次走のアルテミスステークス(東京競馬場)では、末脚不発に終わり、「それ4」の無念。
今後に向けて、不安に転じてしまう立場となった。
阪神ジュベナイルフィリーズで、鬱憤晴らしを目指すと思われたが、新進気鋭である茶木太樹調教師は、3ヶ月半の休養を選択。
気性と馬体の成長を促す決断を行ったのだ。
その成果が試された3走目。
京都競馬場でのエルフィンステークス。
牝馬クラシック路線に向けて、重要なステップレースの一つ。
鞍上に、坂井瑠星騎手を迎え、桜の舞台への想いを体現しようと参戦。
直線に入り、いつもの様に末脚を繰り出す自分の走り。
馬群の中に入っていき、そこから抜け出せた先に、夢の時間へのパスポートが用意されていた。
このレースは、リステッドレース。
重賞制覇に次ぐ価値があり、賞金面でも、有利に働いていく。
制した意味が、日を経つ毎に、大きくなっていき、その結果、華やかな舞台に立てる名誉を授かった。
ライバルは数多い。それは、紛れもない事実。
だが、末脚比べでは、決して劣らない自信があるだろう。
胸張って、仁川の芝を駆け抜けてくれるはずだ。
ゴール後、祝福の拍手を捧げたい。
現地観戦しながら、叶えたいと思っている。
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