見出し画像

Gunosy 福島さんの『センスのいらない経営』を読んで「判断」と「意思決定」の違いを学んだ

先日、Gunosy福島さんの『センスのいらない経営』が発売された。

Gunosyという会社がすきなのでさっそく読んでみた。

↑のツイートに書いた通り、エンジニア的な思考や発想、データとの向き合い方を経営にどうやって活かしてきたか?が本書の主旨。

福島さんのテクノロジーに対するスタンスについて、長ページを割いて書かれており、Gunosyファンには必読の内容となっている。


「判断」と「意思決定」の違い

「判断」と「意思決定」の違いに関する解説が個人的に刺さったので、詳しく紹介する。

※ 本書を読んだ私の解釈表現なので、細かいニュアンスは本書と異なっている可能性あり。


判断

判断材料が出揃っていれば、どっちを選べばよいかが即分かるものが判断。

判断基準が明確であれば、悩む余地はないはずなので、時間をかけてはダメ。寝かさない。

悩むようであれば、それは判断基準がないことを意味する。なのでもっと考えろ。


正しい判断より速い判断

正しい判断=ビジネス的な成功につながった判断なので、そもそも事後的にしか分からない。
であれば、「速い判断を優先する」というルールを運用すべき。


意思決定


決められないことを決めること。

決められないこと
1. 判断材料が存在しない状況での決断
2. 判断材料が足りないけど、材料が揃うまで待てない状況での決断


分からないことを分かるためには、やってみるしかない。

が、綱渡りのような状況を想像するのはナンセンス。リスクは数理的にコントロールすべき。

例:ニュース配信のアルゴリズム変更を全ユーザー適用するのではなく、特定ユーザーに限定して失敗時のリスクを限定する。


大きな果実を得るためには、最初に飛び込むことも重要。意思決定は戦略的に行え。


本書は、他にも福島さん節が満載で、Gunosyのようなテクノロジーカンパニーにご興味ある方はぜひ読んでみるとよいでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?