探求

「探求」には”求めている”という字のごとく、なにか発見に向かって探している、冒険に出ているという感じがあり、

「探究」には”研究”というニュアンスを少し感じる。なにかを調べ探し、よく見ている。そんな様だ。

ちなみにこれらはなにかの辞書の定義ではなく、私の勝手な言葉の印象論なのでなんの参考にもなりませぬ。

撮影をしながら、どこかに出かけながら、本を読みながら、絵を見ながら、他人の意見に耳を傾けながら、景色を見ながら、新しい人と出会いながら、あなたの顔を見ながら、音を聞きながら、声のトーンを聞きながら、目の奥の輝きを覗きながら、スマフォをスクロールしながら、新しいお店に入りながら、新しい洋服に袖を通しながら、いつもの道を歩きながら、足裏の感覚を感じながら、日々鏡を見ながら、光を感じながら、季節を感じながら、ニュースを見ながら、

およそ世界経験のほとんどが探求である(私にとっては)。

それはなんなん?なぜ?どうして?あぁそうか。そうかもしれない。全くわからんな。どうでもいいな。あぁそうか。そういえば!なんとなく。感覚的に。

経験を経て、なにかの知覚を得て、そうしてまた歩みを進める。
思考を進める。なにかがわかりたい。わかりたいと同時にわかるはずもない。

試してみたい。試してみることは怖いけれど、見てみたい。

見知らぬ洞窟。知らない感触。立ったことのない視点・地点。かわしたことのないキャッチボール。経験したことのない色・音・ニオイ・景色。出会い。声。空気。

冒険の旅路の話しもできることなら話したい。ここまで見た風景を。あなたの道の風景はどうでした?「私の道は…」


日々を言葉にしながら、思いや其の実(じつ)を言葉にしてみながら

探求はつづく。


お読みいただきありがとうございます!