手書き

TBSドラマ『アンナチュラル』ちょっとおもしろすぎるでしょう。

脚本、野木亜紀子さん(『逃げ恥』の人)。しかも今回は原作物じゃないというのがまた期待値を高めてくれる。絶妙な社会風刺感と、問題提案を重たくなり過ぎないコメディタッチでまとめあげている。(コメディや笑いの中に哲学や深い問題を設置するというやり方はぼくは大好きです。)

石原さとみと市川実日子のハイテンポな掛け合いは絶妙であるし、妙にリアルな雰囲気を醸造している。全体的にドラマのテンポがよすぎる。間延びがない。脚本のプロットも素敵だし。石原さとみかわいいし。松重豊さんは相変わらずの安定感。テレビドラマ界における2018年の一番がもう出てしまった感あります(こんな評論めいたことを言いたいわけじゃないのだけど、なんというか本当に良いのです)。

『アンナチュラル』おもしろいよ。と、教えてくれた友人に感謝。

前座が長くなりました。

本日のテーマは手書きです。

手書き、手縫い、手染め、手弁当、手作り、手仕事、手作業、お手製、手間暇。手がつくとなんだかほっこり感でるよね。

人間はさ、手が付いていると気付いた時にほっこりしたのかな?(おぉお!俺、手ついてんじゃん!他の奴らは足4本なのに!手ーついてる!めちゃ便利やん!!)

他の動物にはない部位だからからなのかなんなのか、手作りと言われると、その向こうにとたんに人間を感じるものです。

洋服や小物などについて「これは職人がひとつひとつ手作業で作っているんです。」という言葉がセールス文句になったのはいつからなんだろうか。きっとその昔は「これは機械で作っているんです。」がセールス文句だった時代もあるでしょうね。

手で書くという事に限定して語るならば、ぼくは紙に書くことと、今このようにして行っているタイピングとを分けて考えていますきっと。(たぶんそういう人多いんじゃないかな?なんとなく手で書きたい時がないですか?)

一時期、それこそiphoneやipadなんかが出回り出した頃、あぁもう紙とかいらんのでは?という風に考えてみたことがある。もう全部デバイスに打ち込んでおいたらええやん。たしかにそうなのである。しかし、実際にはそうはできない。カレンダーや手帳に〇をつけてみたり、手書きで予定を管理したりしている。ふと気づいたことを白いノートに書いてみたりしている。ペンを持って一文字一文字、書く。または言葉の代わりにイラストを描く。手を動かすと、手が考えるのではあるまいか。

たまに手書きの手紙をもらう。やはり実際に手を動かして書いてくれたということと、その人の書く文字のカタチや隙間からその人を感じることができてとても嬉しい。らしさをいただいた時というのは嬉しいものです。

なんだか非常にとっ散らかったけれど、お手製の文章ですのでお許しくだされ。手書きの手紙というのは握手の際に差し出す手のようなものかもしれないね。



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